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大河ドラマ 徳川家康

家康が幾多の辛苦をなめながらも戦国乱世に終止符を打ち、天下泰平の偉業を成し遂げるまでを描きます。滝田栄演じる若々しい家康は、人間味あふれる新たな家康像を打ち出しました。

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2011年07月03日 配信開始

各話一覧

並び順

第 1回 竹千代誕生

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第 1回 竹千代誕生

216ポイント 3日間 01:29:00

今川、武田、北条、織田という大名に囲まれた三河の二つの小国・岡崎と刈谷。国の安泰のため、岡崎の松平広忠と刈谷の水野忠政の娘・於大(おだい)が政略結婚します。広忠は側女・お久を愛しており、初めは新妻を拒んでいましたが、黙って耐える無垢な於大にやがて心を開きます。広忠が織田に奪われていた安祥城奪回の出陣を急ぐ中で、於大は懐妊。そして竹千代、後の徳川家康が誕生します。

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第 2回 離別

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第 2回 離別

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於大の父・水野忠政が亡くなり、兄の信元は織田の随臣になると宣言。今川派である於大の夫・松平広忠の立場は苦しく、於大との離別を決意し、監禁します。実母・華陽院は於大をひそかに訪ねて今生の別れを告げ、夫・広忠の愛こそ救いだと慰めますが、於大は最愛のわが子・竹千代とは会えないものとあきらめます。実家に帰される朝、見送る家臣たちの中に、お久に抱きかかえられた竹千代がいました。

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第 3回 人質略奪

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第 3回 人質略奪

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松平広忠は父祖の本城・安祥城の奪回を焦って兵を進め惨敗。広忠は衰弱が目立ち、重臣たちは竹千代の成長に期待をつなぎますが、駿府の今川義元は広忠に対して、助けてやる代わりに竹千代を人質によこせと言います。幼い竹千代は祖母・華陽院と父・広忠に別れを告げて駿府へ出発。送り届けるのは、於大の後に広忠の正室となった田原御前の兄・戸田宣光ですが、宣光は竹千代を今川ではなく敵方の織田へ送ろうと企てていました。

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第 4回 忍従無限

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第 4回 忍従無限

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松平広忠が刺殺され、今川義元が岡崎を占拠。今川は「織田攻めの先陣を切り、安祥城を奪回して織田信秀の長子・信広を捕らえよ」と迫り、竹千代を人質に取っている織田方の進退はきわまります。その竹千代は、幽閉の身ながら度量の広い大らかな少年に育ち、うつけ者の織田信長とは不思議と気が合いました。竹千代と安祥城を攻略して捕らえた信広を人質交換しても、竹千代は岡崎には帰れず、今川の駿府に移される運命でした。

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第 5回 人質交換

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第 5回 人質交換

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織田信秀は、安祥城で捕らえられた織田家の長子・信広と竹千代の人質交換を承知しました。しかし、信長は竹千代を今川方に渡すのは、トラを野に放つも同然だから、いっそ兄の信広を見殺しにした方が織田家のためになると考えていました。そのことで、信長は刈谷の北、熊村に住む神仕えの土豪・竹之内波太郎に相談に行きます。波太郎は、幼い竹千代を織田に送るよう画策した人物で、信長の考えとは別のことを進言しました。

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第 6回 試練の時

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第 6回 試練の時

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駿府に来て4年、12歳になった竹千代は、ひそかに将来を期待する今川の軍師、臨済寺の雪斎長老に大将学を学び、時折訪れる風来坊の随風にも鍛えられ、たくましく育ちます。旧岡崎衆から竹千代と所領の返還を迫られる今川義元は、姪(めい)の瀬名姫(別名 鶴姫)を竹千代に嫁がせ、上洛への緒戦、岡崎衆に織田攻めの先陣を切らせようとします。いやとは言えない立場の竹千代に祖母・華陽院と師・雪斎の死という不幸が襲います。

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第 7回 初陣

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第 7回 初陣

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竹千代は元服して松平元信と改名し、義元の姪(めい)・瀬名姫と結婚。一方、美濃の斎藤道三が討たれます。前後を敵に挟まれた信長は濃姫を遠ざけ、側室3人をおいて女狂いの噂を流させます。その秋、瀬名姫との間に娘を得た元信は、義元から岡崎への墓参を許されますが、その翌日、信長が今川の大高城を攻めたため、織田方の寺部城攻めの先陣を命じられます。元信は妻子を捨てる覚悟で初陣に臨みます。

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第 8回 桶狭間

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第 8回 桶狭間

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元信は元康と改め、寺部城攻めで初陣を飾ります。義元が次々に織田方の拠点攻撃を命じますが、元康は機略で難局を切り抜けました。これを見て、信長は怒るどころか喜び、於大に「今川の上洛は阻止するが、その先陣を務める竹千代を敵にはしない、自分を敵にして戦うことは避けよ」と伝えさせます。永禄3年5月、義元はついに上洛を図りますが、桶狭間で信長の奇襲により落命。急変する事態に、元康は家来に岡崎帰還を命じます。

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第 9回 岡崎入城

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第 9回 岡崎入城

216ポイント 3日間 44:00

元康(後の家康)は於大の助けで岡崎に到着。岡崎城にいた今川勢が逃げたため、無血で居城を奪還します。義元の子・氏真(うじざね)から駿府へ帰れと命令が届きますが、元康は地盤固めに専念。信長からは和睦の使者も訪れます。怒った氏真は、駿府にいる松平諸将の家族を虐殺。元康は信長と和睦した後、氏真の従兄(いとこ)・鵜殿長照(うどのながてる)の城を落とし、その一族と駿府に残した妻子の交換に成功します。

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第10回 三河一向一揆

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第10回 三河一向一揆

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今川の支配を脱した元康は、岡崎衆としての独立を機に名を家康と改め、三河統一を狙います。一方信長は、娘を家康の息子に嫁がせ、わが子に甲斐・武田の娘を迎え、東国の安泰を図った上で京を目指そうとしていました。そんな折、岡崎領内に一向一揆が起こります。領民の多くが一向宗の門徒で、家中は殿と仏のどちらを選ぶかで大騒動。家臣の中から謀反者も出ます。武力で抑えようとする家康に、母・於大は仏の道を説くのでした。

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第11回 興亡の城

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第11回 興亡の城

216ポイント 3日間 44:00

松平家康は三河を統一して徳川家康と改名。信長は美濃の斎藤を落とし、娘の徳姫を家康の長子・信康に嫁がせ、自分の長子に武田の娘を迎えて万全を図ったうえで、足利義昭を擁して上洛します。家康は、初恋の人であった亀姫(今は吉良御前)が守る今川の遺領・曳馬野(ひくまの)城攻めを余儀なくされ、吉良御前は自害します。家康は曳馬野城を浜松城と改めて本城とし、岡崎城主には信康を据えました。

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第12回 人生の岐路

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第12回 人生の岐路

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足利義昭を擁する信長は「天下布武」を宣言。障害となる越前朝倉の攻略に家康の協力を求めます。心の底では信長を嫌う義昭は武田に通じて、信長らの背後を浅井勢に攻めさせようと画策。しかし、これを察知した家康と秀吉の進言で信長は事なきを得て、朝倉・浅井勢を破りました。上洛を狙う信玄は、越後の上杉謙信を牽制(けんせい)しながら織田・徳川攻略を企みます。元亀3年(1572)、家康はついに三方ケ原に出陣します。

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第13回 三方ヶ原合戦

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第13回 三方ヶ原合戦

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諸将とともに大軍を率いた信玄は、次々に家康の出城や砦を落とし、浜松城は裸同然になりました。家康は、わずかな織田の援軍を合わせた1万弱の兵で三方ヶ原に鶴翼の陣を張り武田を迎え撃ちますが、惨敗します。家康は、武田に包囲された野田城の応援に駆けつけますが、時遅く落城は目前。その前夜、信玄は本陣で倒れます。しかし、これを察知した家康は、大井川を越えて武田に反撃を開始します。

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第14回 父と子

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第14回 父と子

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武田勢は上洛を中止、吉田城攻撃に出ます。家康は逆襲して駿府城に迫りますが、すぐ吉田城にとって返し、領内の各地に姿を現して健在を誇示し、武田方の反応を見ます。岡崎では、子の信康を折に触れて戒め、信玄の戦法に敗れた苦い経験を語って築城を教えます。一方、織田を憎む築山御前は、わが身と子の信康を守るために武田と密約を交わします。信康の側室あやめも武田のまわし者。家康の足元を揺るがす陰謀が渦巻いていました。

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第15回 陰謀

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第15回 陰謀

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天正元年(1573)、信康は初陣の足助城攻めに出立、武田に内通する築山御前らはほくそ笑みます。足助城の兵があまり抵抗せずに退くと、血気にはやる信康は深追いするはず、その間に岡崎へ武田勢を引き入れるという武田との密約があったのです。一方、武田に城を奪われていた作手城主・奥平美作守(みまさかのかみ)は家康に密使を送り、所領の保障と家康の娘・亀姫を長男の嫁に迎えることを条件に徳川方につくと言ってきます。

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第16回 無情の風

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第16回 無情の風

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家康は長篠城を落とし、城を奥平父子に与えて浜松へ。信康が武節城を落として岡崎へ戻ると、徳姫に娘が誕生していました。築山御前は徳川の勝利で目算がはずれて焦ります。家康の娘・亀姫と奥平九八郎との縁談が整い、お万の方には家康の第三子も産まれます。同じ頃、武田陣では奥平反逆の責めを負い、人質のおふうと九八郎の弟が処刑されました。それを聞いた家康は、男子誕生を喜ぶ気になれず、犠牲者を思い悲しみに沈みます。

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第17回 無血の勝利

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第17回 無血の勝利

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浜松の家康は武田の再攻撃に備え、村々の米を城内の蔵に集めさせます。信長は攻めあぐんでいた浅井の小谷城をようやく落とし、浅井長政は自刃。その奥方で信長の妹・お市と3人の姫は無事救出されました。信長は旧浅井城を秀吉に与えて岐阜に戻ります。ついに武田が侵攻を開始し、大軍が浜松へ向かいました。岡崎の築山御前は再度、密書を勝頼に送り、手引きをするから長篠攻めの別動隊を岡崎へ向けるように、と誘いますが…。

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第18回 謀叛発覚

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第18回 謀叛発覚

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天正2年(1574)春、武田が遠江(とおとうみ)の高天神城を包囲。家康は信康に出陣を命じる一方、信長に支援を請います。高天神は元今川領で武田に寝返る恐れがありました。家康は織田の大軍を見せて武田の動きを抑えようと考えたのです。岡崎では築山御前と大賀弥四郎らの陰謀が発覚します。徳姫から真相を聞いた信康は、逆上して姫の小侍従を手討ちにします。家康は大賀を処刑しますが、築山御前は哀れで切れませんでした。

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第19回 長篠の戦

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第19回 長篠の戦

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岡崎への無血入城に失敗した勝頼は、矛先を長篠に転じました。守るは奥平九八郎と手勢500。1万5000の武田勢に包囲され、本丸に立てこもって援軍を待ちます。ついに信長が、3500挺の鉄砲隊を含む2万の兵を率いて岡崎へ到着し、家康との連合軍4万が出発。天正3年5月21日、長篠で決戦の火ぶたが切られました。この戦いで、日本最強を誇る武田の騎馬隊は、三段構えの鉄砲隊に粉砕され、退路まで断たれて惨敗します。

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第20回 難題

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第20回 難題

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長篠の戦(いくさ)で武田を破り勢い上がる信長は、家督を嫡子・信忠にゆずり、自らは近江の安土に新城の建築を進めます。天下を睨(にら)んだすばやい行動でした。岡崎の信康には第二子の姫が産まれますが、また女かと怒った信康は乱暴を働き、家康を暗然とさせます。その風評は安土にも伝わり、家康の勢力を抑えようとする信長は、信康の乱行と築山御前の武田内通を理由に二人を成敗せよという難題を、家康に突きつけます。

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第21回 信康追放

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第21回 信康追放

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家康は信康の所業を責め、岡崎城から追放して謹慎を命じ、築山御殿にも竹矢来が組まれます。城内では、徳姫の信長への告げ口をなじる声が高まりました。家康は徳姫を守る代わりに、築山御前も切らせません。しかし、長子・信康の切腹は逃れようもないと覚悟します。雨の夜、信康が忍んできて「命は惜しくない。ただ謀反の疑いを晴らしたい」と哀訴。家康は心中ひそかに彼の逃走を望みますが果たせず、病に伏すほどに苦悩します。

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第22回 落花有情

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第22回 落花有情

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家康は築山御前の裏切りは自分の責任と考え、浜松に御前の仮屋を作り、狂乱と見せかけて天寿を全うさせるつもりでした。ところが、御前は浜松に移される途中で家臣に刺殺されます。御前を弔った家康のもとに、今度は安土から信康処分の催促。家康同様、家臣たちも信康の脱出延命を願いますが、信康は「父のためにならぬ、身の潔白を示す」と自ら腹を切りました。行年21歳。家康はひとり居間に退いて号泣します。

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第23回 安土への道

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第23回 安土への道

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家康は武田の高天神城奪回を進め、これを察知した勝頼は遠江(とおとうみ)へ先制攻撃をかけました。1年以上の死闘の末、高天神城は徳川の手に落ち、1年後に武田は壊滅。信長は駿河を家康に与え、安土城に招きます。家康の家臣は安土行きに反対しますが、家康は「天下人の信長が自分の扱い方を試すつもりだから、智力を尽くして駆け引きに当たる。」と言って出かけます。安土城で家康一行を丁重に接待したのは明智光秀でした。

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第24回 本能寺の変

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第24回 本能寺の変

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信長の豪勢なもてなしを受けた家康一行は、安土、京、大坂を見物し、5月21日に堺に着きます。家康は堺で、熊の若宮こと竹之内波太郎が改名した納屋蕉庵(しょうあん)と再会。蕉庵は、光秀の動きから京に不穏の兆しありと告げます。同じ日、信長は中国攻めの準備で京の本能寺に入りました。蕉庵の予言通り、光秀は丹波の亀山城に兵を集め、6月2日早暁、本能寺を急襲。信長は濃姫とともに壮絶な死を遂げました。

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第25回 伊賀越え

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第25回 伊賀越え

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「信長討たる」の報に、家康は伊賀を越えて三河へ戻ります。道案内を買って出た蕉庵(しょうあん)に命運を賭し、待ち受ける無頼の徒や明智の追及をかわし、無事、三河へ到着。敵中突破で家康が取った優しい態度は、暴徒と化した百姓たちを変えました。「優しい人を殺して、ひどい人が天下を取ったら、また泣かねばならねえ」という彼らの言葉で、家康の心に「民衆の声を聞け」という雪斎禅師の戒めがよみがえります。

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第26回 次に吹く風

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第26回 次に吹く風

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家康は織田の跡目争いに関与せず、北条との和睦を図ります。光秀を破った秀吉は、坂本、安土を下し、清洲城で重臣会議に臨みました。秀吉は筆頭家老の柴田勝家を抑え、信長の長男・信忠の遺児・三法師を後継者に推し、怒った勝家と信長の三男・信孝らは家康と連合。秀吉は、まず京で信長の大葬儀を営んで威勢を示した後、信孝を攻め、勝家を破ります。天下を狙う知略の秀吉が、やがて家康に無理難題をつきつけるのは必定でした。

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第27回 小牧 長久手の戦

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第27回 小牧 長久手の戦

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秀吉は織田信雄(のぶかつ)に弟・信孝を攻めさせ、切腹まで命じたため、信雄は家康に同盟と救援を求めます。秀吉の勝家討伐を祝った家康ですが、秀吉はいつ信雄を討てと言い出しかねません。家康は、信雄を守るために秀吉と戦うことを決意。小牧山に布陣して犬山城の秀吉と対峙(たいじ)します。秀吉は岡崎を奇襲させますが、逆に長久手で惨敗。両者は、家康の子・於義丸(おぎまる)を秀吉の養子とすることを条件に講和します。

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第28回 数正出奔

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第28回 数正出奔

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秀吉は、養子にする於義丸(おぎまる)に父の家康を同道させ、大坂城で臣下の礼を取らせる魂胆でした。しかし、病気を理由に重臣の石川数正が代行します。天正13年(1585)、秀吉は内大臣に昇進。家康のもとには第二の難問が届きます。秀吉は佐治日向守に嫁いでいた実妹の朝日姫を離別させ、家康の正室に迎えよと言うのでした。日向守は憤死し、朝日姫は天下のためにと再縁を承諾。断り続けた家康も天命と受け入れますが…。

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第29回 三河の意地

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第29回 三河の意地

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家康を上洛させたいと意地になっている秀吉は、重臣人質の条件を引っ込め、婚儀の仲というだけの無条件和睦を申し入れてきました。一方、心ならずも嫁ぐ決意をした朝日姫の涙を見た秀吉は、家康の三男長松丸を養子に迎えるように勧め、母の大政所を慰めに行かせると約束します。家康と朝日姫の婚儀は浜松城で行われました。4か月後、秀吉から大政所訪問を伝える使者が来ます。家康は三河の意地を通せたとして上洛を決意します。

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第30回 両雄対面

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第30回 両雄対面

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天正14年(1586)、上洛した家康は秀吉の実弟・秀長の屋敷に落ち着きます。その夜、秀吉が忍びで訪れて、二人は義兄弟の杯を交わしました。家康はざっくばらんに天下を憂える秀吉の言葉に心を動かされ、秀吉の陣羽織がほしい、あなたに二度と戦はさせぬと告げます。すかさず秀吉は、それを諸侯列座の席で言ってくれと頼みます。大坂城での対面の場で家康は素直に大芝居を打ち、列座諸侯の間に感動の渦を巻き起こしました。

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第31回 妻ならぬ母

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第31回 妻ならぬ母

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九州を平定した秀吉は、家康に嫁がせた妹の朝日姫を聚楽第(じゅらくだい)に招き、そのまま京に留め置くつもりです。朝日姫は家康とは形だけの夫婦ながら、側室お愛の子・長松丸に母としての愛を注いでいました。家康は上洛を拒む朝日姫をなだめて京へ向かいますが、到着後朝日姫は発病、死の床で長松丸に一目会いたいと願います。一方、帰国した家康に、徳川とは同盟関係にある北条討伐の命が…。

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第32回 家康江戸入り

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第32回 家康江戸入り

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天正18年(1590)、秀吉は北条を降伏させ、家康に関八州への国替えを命じます。ライバルを東の未開地へ追いやる秀吉の思惑を逆手に取り、家康は寒村の江戸を居城と定め、着々と天下取りの準備にかかります。家康は、秀吉が天下統一した後は大陸へ出兵するはず、西に領地があれば先陣を任されると読み、東へ赴いたのです。天正19年夏、家康が恐れた通り、秀吉はでき愛する鶴松丸の死で、朝鮮出兵を決意します。

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第33回 戦雲動く

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第33回 戦雲動く

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文禄元年(1592)、秀吉が肥前に築城した名護屋城に到着したとき、朝鮮半島の戦局は一転していました。緒戦は優勢でしたが、長引くにつれて不利な報告ばかり。秀吉は甥(おい)の秀次に関白職を譲り、太閤(たいこう)となっていましたが、野望はおさまらず自ら先頭に立って全軍を指揮すると言い出します。老いの妄執か、秀吉は狂い始めていました。しかし、石田三成が朝鮮半島に渡り、続行不利という報告を持ち帰ります。

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第34回 渦中の人

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第34回 渦中の人

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文禄2年、明国使者が和議交渉のため訪れましたが、秀吉の無理な条件に応じるはずはなく、もしも再度出兵となれば家康の先陣は避けられません。交渉のさなか、淀君は秀吉の子・拾い(後の秀頼)を出産。関白・秀次は将来への疑心で荒れ、拾い擁立をはかる三成は秀次乱心の風評を秀吉に吹き込みます。内紛を避けようと蕉庵(しょうあん)は、娘の木の実を使い、北政所に太閤(たいこう)と関白の和解をさせようと図りますが…。

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第35回 太閤死す

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第35回 太閤死す

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文禄4年(1595)、謀反の罪で関白・秀次は自害、妻子は処刑。疑心暗鬼の秀吉は諸侯に秀頼への忠誠を誓わせ、淀君の妹・お江与を家康の子・秀忠に嫁がせます。慶長元年(1596)、和議交渉を重ねる明の使者による無礼な親書に激怒した秀吉は、翌年再び14万の大軍を朝鮮に派兵。しかし秀吉は「わしが寝込んだら撤兵してくれ」と家康に耳打ちし、病床に伏します。慶長3年、秀頼を家康と三成に託して秀吉は逝きました。

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第36回 分裂の芽

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第36回 分裂の芽

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家康は秀吉の死の瞬間から天下人を自覚し、「国をひとつにして泰平の世を開く」を自分の役目と考えて、大陸からの撤兵計画などを指揮します。一方、秀頼を擁して天下人を狙う三成も、博多に出向いて帰国した諸侯を迎えますが、気負いすぎて加藤清正らの反感を買います。三成が独走し家康と対立すれば、また国内が分裂すると懸念した蕉庵(しょうあん)らは、三成の身辺に博多の遊び女・お袖を送り込み、動きを探らせるのでした。

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第37回 窮鳥猛鳥

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第37回 窮鳥猛鳥

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石田三成は、家康暗殺をはかって失敗。秀吉子飼いの仲間からも孤立して焦燥感をつのらせます。前田利家は病をおして伏見に家康を訪ね和解。秀吉の葬儀が終わり、7年ぶりに泰平の世が訪れたかに見えた慶長4年春、三成は、家康が大坂に利家を見舞うと知り、小西行長らと家康襲撃をもくろみます。三成が最後の頼みとする利家が死去し、加藤清正ら七将が三成討伐に動くと、三成はお袖の勧めで家康のもとに逃れました。

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第38回 機は熟す

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第38回 機は熟す

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三成は家康の大坂城入りを阻むため、城内に不穏な動きありといううわさを流しますが、家康は強引に入城。三成のたくらみに利用された諸侯は、家康に名指しされて困惑しますが、ねね(北政所)の取りなしで事態は収まり、家康は秀頼の傍らで政務を執ることになります。家康が、上洛を拒む上杉景勝を攻めて会津へ向かうと、予想通り三成は空になった大坂城に入ります。家康は三成や諸大名の去就を見極めていたのです。

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第39回 関ヶ原前夜

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第39回 関ヶ原前夜

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慶長5年(1600)、西軍の毛利輝元は秀頼を擁して諸将を集め、家康攻略を決定します。伏見城留守居の鳥居元忠に城の明け渡しを求めますが、元忠は拒否して討ち死。家康は直ちに会津からとって返しながら、江戸から西へは動きません。清洲に集結した東軍は不審に思いますが、家臣ではない諸将に指図はできぬという家康の配慮と知って、一気に岐阜城を攻め落とします。ついに家康は重い腰を上げ、関ヶ原決戦の時が迫りました。

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第40回 関ヶ原

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第40回 関ヶ原

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慶長5年(1600)9月15日朝、濃霧の関ヶ原で対決する東軍と西軍。天下分け目の戦いは、家康の東軍が戦端を開き、三成ら西軍が応じて激しい白兵戦となりました。しかし、正午近くになっても形勢は不明。西軍の小早川秀秋と毛利輝元は日和見を続けます。業を煮やした家康が小早川勢に鉄砲を撃ち込むと、小早川は一気に山を下りて寝返り、西軍は伊吹山へ敗走。わずか1日の戦いで、家康は「秀吉の亡霊」を打ち破ったのです。

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第41回 将軍家康

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第41回 将軍家康

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関ヶ原戦後、家康は慎重に大名の配置転換を進め、泰平の世への第一歩を踏み出しました。悩みの種は、64万石の大名となり豊臣家の莫大な黄金も受け継ぐ秀頼と、息子を溺愛(できあい)する淀君の扱いです。家康は秀吉との約束通り、孫の千姫を秀頼に嫁がせました。慶長8年(1603年)、家康は江戸幕府を開き、征夷大将軍となります。翌年、秀忠に待望の世継ぎが誕生し家康は大喜び。自身の幼名・竹千代を孫に名乗らせます。

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第42回 世界の風

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第42回 世界の風

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家康は、秀吉の7回忌を盛大に行った後、秀頼を右大臣に推す一方で、秀忠に将軍職を譲り隠居するつもりでした。伊豆や佐渡の金山の産出量も多く、国は富み、交易を求めて多くの外国船が来航するようになります。家康は世界を視野に入れていました。一方、淀君は、秀頼への厚遇には感謝しましたが、伏見城で秀忠に秀頼と諸大名の祝儀を受けさせようとする家康の思惑は、秀頼を秀忠の臣下にすることが狙いと見て、上洛を拒みます。

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第43回 連判状の夢

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第43回 連判状の夢

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秀忠が徳川家二代将軍となり、家康は大御所と呼ばれるようになりました。隠居といっても、家康の国づくりの夢は大きくふくらみます。泰平の世をより確かにするために、イギリス人・三浦按針(あんじん)から世界の知識や情報を吸収していました。大坂城では秀頼側近の大野修理(しゅり)と切支丹大名が手を結び、徳川のお家騒動を企んでいるとの報が入ります。

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第44回 騒動の根

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第44回 騒動の根

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慶長15年(1610)、この年70歳を迎えた家康の懸案は、秀頼の成長を見届け、大坂方に根強く残る徳川への疑念を晴らすことでした。翌年、家康は上洛して秀頼と対面し、上機嫌で駿府へ引き揚げましたが、待っていたのはまたしても騒動の火種。金山奉行の大久保長安(ながやす)が家康の六男・松平忠輝の将軍擁立を企てているというのです。その長安が急死し、金銀の不正隠匿や、忠輝擁立の連判状の存在が明るみに出ました。

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第45回 巨城の呼び声

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第45回 巨城の呼び声

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松平忠輝の将軍擁立をはかる連判状には、秀頼や切支丹大名の署名もありました。背後には、忠輝の養父・伊達政宗の影も。このような不穏な動きは大乱につながると見た家康は、熟慮の末、秀頼の家老・片桐且元(かつもと)を呼びつけ、天下泰平と豊臣家存続のため、秀頼と淀君を大坂城から出すように勧告。更に、切支丹の中心人物・高山右近の追放、忠輝の高田への移転、真田幸村の大坂城入城阻止など、戦乱を避ける手を打ちます。

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第46回 老いの決断

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第46回 老いの決断

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家康は、秀頼が大坂城から出ることを拒んで戦いになる場合を想定し、ひそかに秀頼と淀君救出の手はずを整える一方、秀吉をしのぶ豊国祭の中止を命じます。それは、祭を機に反乱をたくらむ不平分子や切支丹たちを秀頼がどう抑えるか試すためでした。しかし、大坂方に家康の真意は伝わらず、片桐且元(かつもと)の解決策も失敗し、淀君も主戦論に傾きます。数千の浪人や真田幸村らがろう城し、家康はついに大坂攻略を決断します。

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第47回 大坂冬の陣

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第47回 大坂冬の陣

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あくまでも和議を望む家康の意に反して、はやる東軍の諸将は我先にと大坂へ攻め入り、慶長19年(1614)12月、大坂冬の陣の火ぶたが切られました。城外で迎え撃とうとする秀頼の軍勢は、たちまち城内に押し戻され、ろう城戦へと移ります。開戦1か月後、東軍の大砲攻撃に戦意が衰えた西軍は、大坂城の堀の埋め立てと城構えの縮小を条件に和議に応じました。しかし、その後も浪人たちは城を去らず、不穏な動きは消えません。

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第48回 大坂夏の陣

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第48回 大坂夏の陣

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大坂城は本丸を残して丸裸同然になり、西軍の諸将は不満を募らせていました。戦に将来をかける浪人たちは再び騒ぎ出します。慶長20年(1615)4月、再出陣に備えて名古屋城に入った家康を、大坂方の中心人物・織田有楽斎(うらくさい)が訪ねていました。有楽斎は大坂方の必死の覚悟を伝え、心してかかるようにと直言します。家康が講じた秀頼、淀君、千姫の救出もされぬまま、ついに大坂夏の陣の砲火がとどろきました。

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第49回 落城

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第49回 落城

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兵力の差から敗戦を見通していた真田幸村は、家康の首を取って自らも死ぬ覚悟でした。幸村はさい配の巧みさで緒戦を有利に運び、一気に家康の本陣に迫ります。しかし、あと一歩というところで救援が駆けつけ、家康は九死に一生を得ました。幸村は壮絶な最期を遂げ、東軍は城内に攻め入ります。千姫は無事脱出しますが、淀君と秀頼は自刃し、城とともに果てました。秀頼母子を救えなかった家康の目に無念の涙が…。

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第50回 泰平への祈り(最終回)

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第50回 泰平への祈り(最終回)

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豊臣家滅亡後も争乱の種は尽きません。家康の六男で伊達政宗の婿・忠輝の存在です。政宗は天下取りの野望を抱き、忠輝に夢を託していました。家康はわが子への私情を断ち、大坂夏の陣への遅参や将軍家家臣の無礼討ちなどを名目に、忠輝に対して永久対面禁止と妻・五郎八姫との離別を命じます。翌元和2年(1616)、家康は病に伏しますが、最後まで世継ぎなどの指示を与え、泰平への悲願を貫いて、75年の生涯を閉じました。

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