アルスラーン、ダリューン、ナルサス、エラムの4人は、ナルサスの屋敷を離れ、洞窟に居を移していた。機をうかがう一行が思いを馳せるのは、遠く離れたパルス王国の都のこと。
先の会戦において大敗を喫したのち、王都は敵国の大群に包囲されていた。その圧倒的な優位を背景に、敵国の聖職者は、捕虜となったパルスの将軍に対して残忍な辱めを行おうとする。非道な行いを目の当たりにしながらも、なすすべもない王国民たち。あたりに捕虜の悲壮な叫びが響き渡る。そして、はるか遠方より放たれた一筋の矢が、空を切り裂いた。
矢の射手は、琵琶を携えた謎の男。その名はギーヴ。
王妃に王宮へと招かれたギーヴは、みずからを「旅の楽士」であると名乗るのだが……。

このエルマークは、レコード会社・映像製作会社が提供するコンテンツを示す登録商標です。 RIAJ50085001