夏の夜。地球に接近する山羊座α流星群を家族で見るのが楽しみだった。次の年の夏も、また次の年の夏にも、流星群を見ることが、妹、鈴夏との約束だった……。
今年もまた、山羊座α流星群が近づいてきていた。今日の夜を鈴夏、ひかりはとても楽しみにしている。そして、鈴夏のクラスメイト、佐倉裕美と先輩の石和多恵もまた、真夏の夜の一大パノラマを心待ちにしていた。そして多恵は岬の展望台で観測会をすることを提案する。しかし、なぜか健次と七海は流星群の観測には関心がない――。
そのころ、ひかりが物置から古びた望遠鏡を持ち出してきた。しかし三角の台座の部分を支えるネジが取れてしまっており、壊れて仕えない状態だった。「これを直して流星群を見よう」ひかりは、健次に持ちかけるが「バイクの修理があるから……」と言って立ち去ってしまう。
幼い頃、毎年流星群を見ようと約束していた健次と鈴夏の間に、七海が入ってきた。健次は妹の自分よりも七海お姉ちゃんと一緒に流星群を見たいと思っている。そう感じた鈴夏は望遠鏡のネジを外して持ち出していってしまう。それ以降、鈴夏と健次の幼い時の約束は果たされていない。
鈴夏の手に握られていた1本のネジ。ひかりたちに説得されて健次の前に差し出すとき、彼らの目の前には、キレイに整備・調整された望遠鏡が置かれていた……。

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