健次と七海の貸しと借り。どちらか先に100の貸しを与えたときに、借りたほうが何でも言うことを聞く。そんな取り決めがふたりの間で交わされていた。それは幼いときからのふたりの固い約束だった――。
健次の学校の先輩。石和多恵がこの日も変わらぬジャージ姿で健次の前に姿を現わす。
「放課後少しだけ手伝ってほしいことがあるの」
そう言うと、健次と約束を取り交わしていった。
「何の手伝いだろう?」
「?」印が健次と七海の頭をよぎる。
そして放課後。健次は多恵が指定する場所へと向かうと、そこには佐倉裕美がいた。そして神妙な面持ちで健次に話し出す。
「友坂先輩にお話したいことがありまして……」
翌日、いよいよ校外学習への出発のときを迎えた。
参加するのは、健次に七海、鈴夏にひかりに端野、多恵、裕美、さらには美空の姿もそこにはあった。
校外学習先で同じ班となった彼らは、ビーチバレーにカレーづくりと楽しいひとときを過ごしていく。そして、裕美は健次との約束どおりに、ひと夏の思い出を健次との間に交わしていく――。

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