巨大などす黒い雲に覆い隠された福島の現状。本当のことが知りたい、その一心で集まった17人は危い旅路についた。果たして彼らが見た福島の未来とは、どんな姿だったのだろうか。韓国のテレビプロデューサー兼ドキュメンタリー作家・李洪起(イ・ホンギ)監督が、2011年3月に発生した福島第一原発事故によって普通の生活を奪われた人々を追ったドキュメンタリー。同原発の周辺地域で暮らす人々をはじめ、全国から集った17人の市民とともに、1986年に原子力事故が起きた旧ソ連のチェルノブイリ原子力発電所を訪問。現在も解体作業が続く制御室の様子を捉え、放射能が引き起こした被害を映し出す。毎朝目覚めるとすぐ放射能測定器に手が伸びる。線量をしっかりチェックしないと一日が始まらない。孫が大きくなってからのことを考え涙ぐむお祖母ちゃん、そしてお腹の赤ちゃんをあきらめたくないと泣き出す妊婦。がらりと変わってしまった日常と引き換えに、いつしか忘れ去られつつある福島原発事故。この作品は、迫り来る未来の福島を過去のチェルノブイリに見に行く17人の平凡な市民に同行取材した。チェルノブイリ原発事故以来取材が禁じられていた制御室に世界で初めて潜入し、長期にわたり心身ともに蝕む放射能被害の恐ろしさを暴いたドキュメンタリー。

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