紀元前224年。斉、楚、燕、韓、趙、魏の六国の併合をもくろむ秦王は、将軍・王翦(おうせん)に60万の兵を与え楚国に侵攻させる。楚国の大将軍・項燕(こうえん)は10万の兵で必死の抵抗を続けたが、ついに進退窮まり、「たとえ楚国の人間が三家族しかいなくなっても必ず秦の国を滅ぼす」と誓った後、自害する。この戦によって勢いづいた秦国は、紀元前221年、ついに天下を統一。秦王・エイ政(えいせい)は中国初の皇帝となり、自らを始皇帝と称した。 ある日、静かな沛県豊邑(はいけん ほうゆう)の中陽里に不審な男が現れる。劉邦を頭とする侠客たちはその男を捕まえるが、小役人の蕭何(しょうか)は、その男が始皇帝の巡幸に先立ち、様子を探りに来た朝廷の役人であることに気づく。 同じころ、彭城郊外を巡幸中、政務に追われる始皇帝の馬車の上をタカが旋回し、章邯(しょうかん)がそれを見事に矢で射抜く。 一方、秦の都・咸陽(かんよう)では、項燕の息子・項伯(こうはく)と項梁(こうりょう)が秦国打倒の団結を図るため、六国の人々と会合を開いていた。しかし、他国の人間が信用できない項羽は苛立ちを感じていた。

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