身の危険を感じた劉邦(りゅうほう)は、そのまま酒宴の席に戻らずに逃げ出した。劉邦が逃げたという知らせが項羽(こうう)のもとに届くと、范増(はんぞう)はすぐに英布(えいふ)に追いかけるよう命じる。張良(ちょうりょう)は項羽と范増に劉邦からの贈り物を差し出し、劉邦が抜け出した理由について、諸侯がより多くの利益を得るために劉邦の命を狙っているからだと説明する。張良の話を聞いた項羽は、劉邦を殺す前に諸侯を殺すべきだと言うが、劉邦を殺さなかったことを范増に責められると、劉邦は殺す前にもっともてあそんでやると返答する。 英布に追われて逃げる劉邦だったが馬が力尽きて倒れてしまう。英布がすぐ近くまで迫った時、盧綰が騎兵を引き連れ現れ劉邦を救出する。ハ上(はじょう)へ戻った劉邦は曹無傷(そうむしょう)を問いただし、曹無傷は仲間から一斉に剣で突かれて殺される。 項羽が諸侯とともに咸陽へ入った。范増は、子嬰(しえい)を改めて項羽に降伏させ、項羽を同盟の盟主という新たな立場に推して、秦国の処理に関する主導権を握らせる。しかし、それをいいことに自分たちの利益しか考えない諸侯は咸陽の町で略奪を始める。項羽は子嬰を自害させ、数々の宮殿すべてに火を放ち、燃やし尽くすよう命令した。炎をあげて宮殿が燃える様子を見た張良は、これで項羽は劉邦に負けたと言う。

このエルマークは、レコード会社・映像製作会社が提供するコンテンツを示す登録商標です。 RIAJ50085001