売れない俳優の木田ほづみは、白昼、金属バットで殴られ大怪我を負った。命に別状はなかったものの、当時の記憶が欠落し自分を襲った相手がどんな人物なのかも分からない。言いしれぬ恐怖感と焦燥感に駆られ仕事も手につかなくなったほづみは、自ら真相を突き止めようと6人の目撃者に会うことを決意するも、これといった情報を得ることは出来なかった。益々募る恐怖感と焦燥感に苛まれるほづみ。そんな彼を支えていたのは、恋人の亜希だった。だが、彼の心の苛立ちは彼女をしても止めることが出来なくなっていく。ある日、6人目の目撃者・双美がほづみの前に現れた。人の心の叫びを聞くことの出来る不思議な力を持つ彼女と会い、再び事件現場を訪れたほづみ。しかし、彼はそこに蹲ってしまう。「何が真相がなのか分からない」。そんな彼を亜希が優しく包み込む。最後に彼を救えるのは、彼女の愛だけなのかもしれない。

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