後楽園ホールでのデビュー戦の日を迎えた。リングにあがる一歩は激しい緊張で体が強張っている。名前を呼ばれても、リングの中央で直立に南、東、北、西と丁寧にお辞儀をする一歩に鷹村たちからのやじにも近い声援が飛ぶ。南席最後部に宮田の姿。1round目のゴングと共に一気に責める小田と激しい打ち合いになる一歩。2round目には小田のダウンを奪った一歩に対し、起死回生の小田のパンチは一歩の左瞼をかすめた。出血する一歩にレフェリーが近づき出血がひどければドクターストップで、TKOになる事を告げる。運命の3round目傷口が開く前に相手を倒すしかない一歩は左目をかばう為にサウスポーにかまえる。激しい小田の攻撃に応戦し、一歩の傷口から流血があり、緊張の中一歩の右ジャブが小田をヒット、連打の後左ストレートが炸裂した。鮮血の中二人に割って入るレフェリーの判断は…。会場の皆息をのむ中マットに沈む小田。一歩のデビュー戦初勝利の瞬間だった。

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