週刊誌の記者に万里子の顔写真を譲って欲しいといわれた基子は、その値段を聞いてア然となった。一枚なんと5万円。家に帰ってアルバムを調べると、写真は全部で13枚もある。すぐに65万と計算した基子は、思わずほくそえんだ。ところが、家で珍しく豪勢なしゃぶしゃぶを食べていた基子は、梅子がアルバムから万里子の写真を持ち出し、テレビ局に1万円で売っていたと知った。その代金が今食べている肉に変わったと告げられた基子は、怒り心頭。勢いで家出をした基子は、『ハピネス三茶』に転がり込んだ。夏子、絆(ともさかりえ)、ゆか(市川実日子)に事情を説明し、梅子を非難して空き部屋に入った基子。だが、絆と話すうち、基子は、自分がそれまで軽蔑していた梅子と同じことを考えていたと告白。そして、4万円も損をしたと思った自分のいやらしさをさらけ出し、悔恨の涙を流す。そんな基子を、絆は一生懸命に慰めた。翌日、『ハピネス三茶』に、夏子の教え子で、ゆかの父親の友達でもある雑誌編集長の間々田伝が、若い野口響一を連れて遊びにきた。響一は、間々田の娘の元カレ。間々田は、響一が娘にフラれたと知り、一緒に連れてきたのだ。響一の手には、間々田の娘にプレゼントするつもりだったらしい大きなバースデーケーキ。夏子は、失恋した若い頃の間々田にしてあげたように、響一を慰め励ました。そんな折、携帯のサービスで居場所を調べたという梅子が『ハピネス三茶』に乗り込んできた。家に戻るよう説得する梅子に対し、基子は、ここで生活すると言い張る。結局、根負けした梅子は、ゆかに娘の面倒を頼み、引き上げていった。まもなく、響一の傷心ぶりを見かねた絆が、散歩に連れ出した。絆は、前に進めない響一に自分と同じ痛みを感じたのだ。絆は聞かれるままに、双子の姉が死亡したことなどを素直に明かす。そんな絆に好感を抱いた響一は、その日が絆の誕生日だと知り、小さいながらも2人分のバースデーケーキをプレゼントして―。

このエルマークは、レコード会社・映像製作会社が提供するコンテンツを示す登録商標です。 RIAJ50085001