出勤直前、基子は、クリーニング屋で受け取ったはずの会社の制服がないことに気付いた。前夜、酔っ払って帰った際、勢いでどこかに捨ててきてしまったことを思い出した基子は、すぐさま下宿のゴミ箱を確かめる。だが、清掃車はすでにゴミを運び去った後。出勤するタイミングを逸した基子は、入社して以来初めてズル休みを決意し、風邪をひいたフリをして会社に連絡した。絆は、編集者と対立し押し切られたことから、漫画家廃業をゆか(市川実日子)らに宣言し下宿を飛び出した。絆は、ファミレスでバイトを始めるが、慣れぬ仕事に右往左往。ところが、そこに偶然響一が現れて、絆に再び猛アタック。いくらたしなめてもダメだと察した絆は、店内で両方の鼻の穴に指を突っ込んで響一を牽制する。しかし、これが店長に見つかり絆はあっさりクビになってしまった。一方、夏子(浅丘ルリ子)は、京都の大学から招聘の話が舞い込んだことから、思い悩んでいた。この話を受ければ、学生時代からずっと住み続けてきた『ハピネス三茶』を去らねばならない。夏子は、やってきた間々田(高橋克実)にこの招聘話を明かすが、結論はなかなか出そうになかった。まもなく、下宿でのんびりと一日を過ごそうとしていた基子の元に、生沢冴子という女刑事が訪ねてきた。目的はもちろん逃走中の万里子に関する情報収集で、基子は何も知らない旨を話す。だが、話題は、いつのまにか捜査のことから外れ、信金OLと女刑事の仕事のことになってしまった。犯人について調べるのが面白いという生沢に対し、基子は単調で面白みのないOL生活を愚痴る。見かねた生沢は、バッグに忍ばせている自分で作った小さなクマのヌイグルミを引っ張り出して熱弁。仕事をしながらでも自分を解放できる"何か"がきっといつか見つかるはず、と基子を励まして帰っていった。そんな中、絆は、生沢のヌイグルミの目を付け直してあげたのが呼び水になり、拾ったベストを猛烈な勢いで刺繍とビーズで飾り始めていた。元々、手芸が得意な絆は、アッという間に地味なベストを見事なネコの模様入りに変身させる。ところが、このベストが、基子が捨てたたはずの会社の制服の一部で―。

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