お盆に入ったある日、絆(ともさかりえ)の元に、4年前に死んだ双子の姉・結の婚約者だった乾克由(柏原収史)がやってきた。乾の話から、結が乾や、仕事、実家を捨て、一人の貧しい男と駆け落ちを計画していたと知る。絆は、それまで何もかも自分より優秀だと思っていた結が、自分と同じように自由に生きることを願っていたのだ、と気付き感慨深い。そんな折、夏子(浅丘ルリ子)は、30年前に恋人と誓った約束を思い出していた。あの世へ旅立とうとしている恋人の「30年たったら迎えに行く」という言葉に、「はい」と答えてしまったこと――。夏子の身を心配するゆか(市川実日子)に、約束は約束だから仕方がないの、と、夏子は一人、天国からの訪問者を迎える。また、基子(小林聡美)の元に、馬場ちゃん(小泉今日子)から突然の電話が入る。「ハヤカワの声を聞いたら自分が一体誰なのか分かるような気がする」と、語る馬場ちゃんに、基子は気の利いた言葉一つ言えなかった。そして馬場ちゃんの話はいつの間にか、以前会社をサボって一緒に行っていた喫茶店のことになる。喫茶店を懐かしがる馬場ちゃんの声を聞いた基子は、それが馬場ちゃんの「会いたい」というサインだと思い、母親の梅子(白石加代子)との約束を断わって、喫茶店の店内でずっと待ち続けるが――。

このエルマークは、レコード会社・映像製作会社が提供するコンテンツを示す登録商標です。 RIAJ50085001