基子(小林聡美)が行き遅れるのを心配する母・梅子(白石加代子)は、カルチャーセンターで娘を早く嫁に行かせるための講座を受けていた。講師の花柳(篠井英介)が唱える「女は才能か、おっぱい」という説に共感した梅子は、基子にとんでもない「嫁入り前の準備」を提案。基子は、絆(ともさかりえ)やゆか(市川実日子)に相談しようとするが、絆は新作の企画で、ゆかは料理の新メニュー開発で、忙しく相手になってもらえない。一方、絆は出版社から帰る途中、響一(金子貴俊)にプロポーズされてしまう。好きな人のためなら何でも一生懸命できるし、そのために生きたいという響一。もちろん、響一の人生を背負いたくない絆は、その申し出をアッサリ断わる。だが、響一から、死んだ姉・結を未だに気にして、こだわって生きていると逆にいわれた絆は、思わず考え込んでしまう。ある日の夕食、留守電に入っていた馬場ちゃん(小泉今日子)のメッセージがきっかけで、シンギング・ドッグという犬のことが下宿で話題になった。夏子(浅丘ルリ子)の話によると、シンギング・ドッグは人間に飼い慣らされずに野生の道を選んだ犬で、時々孤独な犬たちが連絡を取るために声を張り上げて鳴くのだという。基子は、世間の常識やしがらみに縛られている今の自分と比べて、ずっと自由に生きているシンギング・ドッグを羨ましく思ってしまう。

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