近頃、江戸の街では殺人事件が相次ぎ、人々の噂になっていた。発見される遺体には、必ず人の生き血がすすられていたことから"血抜き殺し"と街で呼ばれ、町人の間で恐れられていた。 そんな物騒な事件で緊張が高まる江戸の街で、またしても殺人事件が発生する。今回の犠牲者は、清吉たちの住む長屋の住人・新佐が作った傘を手にした男だった。男は昨晩、からくり職人である新佐と秘密工房に入り、極秘で彼に制作依頼していたからくり人形を確認した帰りに、西方寺の境内で殺されたのだ。 倹約令の対象であるからくり人形を依頼したため、男は殺害されたと考えた新佐。彼は、からくり人形を制作した自分もすぐに殺されると考えてパニックに陥り、世間に事実が発覚する前にどうにかしようと、秘密工房へ急ぐ。 一方、銀次郎はこれまでの殺人現場が品川近辺に集中していたのに対し、今回に限り西方寺とかけ離れた場所であることに疑念を抱くのだった。

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