名門といわれる私立の女子中高一貫校に通う中学2年生の一ノ瀬未希(志田未来)は、ファミレスでパートをしている母・加奈子(田中美佐子)、住宅販売会社に勤務する父・忠彦(生瀬勝久)、小学生の弟・健太(小清水一揮)の4人家族。忠彦は、自分たちの暮らしに満足し、加奈子は未希が名門私立校に入ってくれている事を喜ぶ、極々普通な夫婦であり、家族である。近所には、エレキギターショップを経営する、加奈子の弟夫婦・三井マコト(河本準一)ひな子(金子さやか)がおり、未希はそこにちょくちょく遊びに行っていた。放送部に所属する未希のことは、その自由で活発な言動や行動から、校長の中谷栄三(小野寺昭)や教頭の担任の遠藤香子(山口紗弥加)はそんな奔放な未希を、「私が教える事は勉強だけ」、と冷めた目で見ていた。加奈子が無理をして未希を今の学校に入れたのは、自分なりのこだわりもあった。高い学費の足しにするためパートを始めたのも、加奈子の見栄と打算が絡んでいた。娘の幸せな将来を夢見る加奈子は、未希にもその自覚を促すため、常々、"自分のしたことに責任を持ちなさい" と言い含めていた。未希はマコトの店で、塾仲間で別の男子校に通う中学3年生の桐野智志(三浦春馬)とよく会っていた。高級マンションに、母親・静香(室井滋)と二人暮らしの智志は、成績も優秀で経済的に何の不自由もない。静香は、シングルマザーながら会社を興し成功したことで、たびたびマスコミに登場する有名・女起業家であった。ある日の夕方、未希と智志が一緒にいる時、街の不良たちに絡まれる。追いかけられた未希と智志は、夜の公園に逃げ込む。そこで、お互いの話をするうち、未希は智志の中に横たわる孤独を感じとる。そして、二人は…………。2ヵ月後――。体育を休み、1年休学をしていた柳沢真由那(谷村美月)と共に自習をしていた時、未希は、保健体育の教科書に 「妊娠」 という文字を見つける。ドキリとする。未希が、生理が来ないことを心配し始めたのは、その時からだった。パソコンで 『妊娠』 の項目を検索する未希は、次第に焦りの色を濃くする。そして、誰にも状況を打ち明けられない未希は、どうしていいのか分からず――。

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