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本編

木枯し紋次郎

木枯し紋次郎

  • 91分 
  • 2日間 330 pt 〜

上州無宿紋次郎は日野宿の貸元で十手預かりの井筒屋仙松を殺害した罪により召し捕られ、三宅島へと流される。島の生活は余りにも苦しく、余りにも悲惨であった。飢えを凌ぐ道は、島の人の情に縋り、仕事を与えて貰うことだけだった。この島に紋次郎が来ることになったのは、兄貴分の左文治が、お夕を手込めにしようとした井筒屋仙松を斬ったことを紋次郎に告げ、病床の母を一人残して行かねばならぬ身を嘆いたからだ。紋次郎は左文治の身代わりに自首することを心にきめ、左文治は母の死に水を取ったら、本当の下手人だと名乗り出ることを誓う。さて、流人たちの中で、房州漁師の捨吉、武州無宿の清五郎、江戸の掏摸源太、吉原の遊女お花の4人は、島抜けを計画しており、清五郎はしきりに紋次郎を誘った。だが、紋次郎はこの誘いを断り続けていた。というのも、左文治との誓いがあったからだ。半年ぶりに流人船が島に着き、紋次郎は新入りの渡世人亀蔵の口から数ヶ月前に左文治の母が亡くなったことを聞かされる。一転、紋次郎は清五郎の誘いを受けることを決意する。その夜、三宅島の火山が大爆発を起こす。この騒乱に乗じて、船着場の船を奪って、5人は脱走する。見事、島抜けには成功するが、船の中は妙にトゲトゲしい空気が漂い始める。というのも、島抜けの秘密を知る者が多すぎるからだった。源太とお花が、捨吉のドスに倒れる。睨み合う3人であったが、船が暴風雨に襲われ、転覆してしまう。翌朝、3人は伊豆の浜辺に打ち上げられていた。捨吉は清五郎を斬り殺す。その捨吉を紋次郎が叩き斬るのであった。隠し持っていた一分銀を元手に、網代一家の賭場で勝負を挑み、旅支度を調えた紋次郎は日野へと向かう。だが、網代一家の中に紋次郎の島抜けに気づいた者が居り、一家は紋次郎の後を追った。また、網代一家と左文治一家とは最近義兄弟の縁を結んだこともあり、左文治一家への急報も飛ばされる。今は十手預かりの貸元となっていた左文治は、手下たちに紋次郎を待ち伏せし、網代一家と共に挟み討ちにしようとする。だが、紋次郎は、その輩たちを斬り捨てると、左文治一家へと乗り込むのだった。そして、紋次郎の長脇差が左文治の胸へと突き立てられる。数日後、中山道熊谷に紋次郎の姿があった…。

『木枯し紋次郎』シリーズ