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本編

お役者文七捕物暦 蜘蛛の巣屋敷

お役者文七捕物暦 蜘蛛の巣屋敷

  • 98分 
  • 2日間 330 pt 〜

夜の闇に包まれた江戸の町の静寂を破り、一つ目の奇怪な覆面をした武士の一団が一人の女を追いかけている。そこに現れたのは町人マゲに着流しのやくざ姿の文七である。文七は事もあろうに覆面集団に金をたかり、横なぎの一刀をもらった。翌日、文七は与力の池田大助を訪ね昨夜の話をするが、大助は狂言だと受け付けない。文七は自力でこの謎を解明する決心をした。文七が斬られた晩、勝田藩江戸藩邸では、和泉守の娘、輝姫が不気味な土蜘蛛の精に操を奪われるという大事件が起こった。享保元年、土蜘蛛党の一揆があり、捕らえられた首謀者他13名が処刑された事件から、勝田藩には不思議な事故が相次ぎ、勝田家の屋敷は蜘蛛の巣屋敷と呼ばれるようになった。蜘蛛の巣屋敷に蜘蛛の精の出現、和泉守に相談を受けた大岡越前守もハタと当惑してしまった。文七は今をときめく山村座播磨屋敷歌六の息子なので、得意の変装であん摩に化け侍屋敷を探り一味の根城を突き止めたのであった。文七は大助や捕吏の一団を伴って駆けつけたが、そこはもぬけの殻だった。しかも犯人と目されていた土蜘蛛党の血を引く大日上人の絞殺死体があった。文七は一計を案じ、輝姫の妹、振姫の輿入れを発表した。その輿入れの晩、黒い妖雲が立ったと見る間に、それが土蜘蛛の精となり振姫の胸に覆いかぶさった。「どっこい待ちな」文七の威勢の良い声が響いた。果たしてその蜘蛛の精の正体は・・・