台湾では甲子園さながらの盛り上がりを見せる高校バスケットリーグ(HBL)で活躍した、実際の兄弟から着想を得た本作。世界中の映画祭で上映され、2020年の台北映画祭では観客賞を始め4部門を受賞。兄のショウユーを演じたのは、本作で第56回金馬奨の最優秀新人俳優賞を受賞し、Netflixで配信中のドラマ『悲しみより、もっと悲しい物語 The Series』でW主演を務めたファン・シャオシュン。弟のトンハオを演じたのは『追撃者~逆局~』でW主演に大抜擢されたチュウ・シュアンヤン。監督を務めたのは『光にふれる』で金馬奨の最優秀新人監督賞を受賞し、その後『共犯』でも日本に大きな衝撃を与えたチャン・ロンジー。次なる挑戦はスポーツ映画とする中で、今回はリアルを映すことよりも自身が感じた印象深い空気感や人々を投影することに集中した。主演二人の瑞々しい成長と揺るぎない兄弟愛を、疾走感溢れる試合シーンを通して描き出した青春エンターテインメントがついに日本上陸!