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本編

第1話

第1話

  • 59分 
  • 7日間 330 pt 〜

自宅でピアノ教室を開いている梅田美奈(尾野真千子)のもとに、新しい生徒が母親とともにやってくる。だが、子どもの様子から音楽が好きではないと察した美奈は、「無理にやらせても上達しない」と、子どもの興味を引く特段の努力もせずあっさりとレッスンを終了。期待を裏切られた思いの母親は、「有名指揮者の娘だって聞いたから来たのに!」との捨て台詞を美奈に浴びせ、怒りもあらわに子どもを連れ帰ってしまう。
第2話

第2話

  • 45分 
  • 7日間 330 pt 〜

育児放棄された男の子の親になると決め、梅田美奈(尾野真千子)と梅田信次(江口洋介)が特別養子縁組の申請をしてから3カ月、二人は堂本真知(余貴美子)からの電話を落ち着かない気持ちで待っていた。今日は二人が里親として適格かどうかの判定が下される運命の日なのだ。
第3話

第3話

  • 45分 
  • 7日間 330 pt 〜

特別養子縁組に向けた里親認定の許可が正式に下り、梅田美奈(尾野真千子)と梅田信次(江口洋介)が男の子(横山歩)を家に迎える日がやってくる。といっても、まだ二人が親として認められたわけではない。一緒に家庭生活を送る中で、適切な親子関係が築かれたと裁判所が判断して初めて、戸籍上正式な親子になるための手続きが取られるのだ。 「これからの方がもっと大変」。堂本真知(余貴美子)の言葉を思い出し、気持ちを引き締める美奈。しかし、過食や偏食といった里親の愛情を図る子どもの"試し行動"は、ほぼ100パーセントの確率で現れると改めて聞かされ、つい不安が顔に出てしまう。
第4話

第4話

  • 45分 
  • 7日間 330 pt 〜

ハジメ(横山歩)による壮絶な“試し行動”が終わったのもつかの間、今度は第二の試練“赤ちゃん返り”が梅田美奈(尾野真千子)を襲う。昼夜を問わず、ハジメは美奈に抱きつき片時も離れようとしない。堂本真知(余貴美子)によれば、“赤ちゃん返り”は実の親に甘えられなかった反動の現れで、解決法はハジメが満たされるまで本当の赤ちゃんのように扱う以外にないという。 美奈は、5歳児を抱っこしたりおんぶしたり、時にはおっぱいをねだられても辛抱強く付き合う。しかし、ピアノ教室はおろか一人でトイレに行くこともできず、次第に疲労が蓄積。持病の痔も悪化し、夫の信次(江口洋介)とはつい無駄な衝突を起こしてしまう。
第5話

第5話

  • 45分 
  • 7日間 330 pt 〜

ハジメ(横山歩)に親と認められ、梅田美奈(尾野真千子)と夫の信次(江口洋介)にとって本格的な子育てがいよいよ始まる。 堂本真知(余貴美子)の助言に従い、「ハジメにどんな人間になって欲しいのか」を考える二人。信次はハジメが笑わないことを気にかけ、「笑顔を絶やさない人になってほしい」と大らかな目標を掲げる。一方の美奈は、ピアノ教室でさまざまな子どもを見てきたせいか、挨拶から食べ物の好き嫌い、箸の持ち方など細かいところまで、つい多くを望んでしまう。その結果、美奈は知らず知らずのうちに、ハジメに「ダメ」と「◯◯しなさい」を繰り返すようになっていく。
第6話

第6話

  • 45分 
  • 7日間 330 pt 〜

ハジメ(横山歩)が幼稚園に入る日がやってくる。梅田美奈(尾野真千子)は準備に大忙し。夫の信次(江口洋介)が「うめだはじめ」と書かれた名札を見ながらしみじみ感涙を流そうとも、付き合ってばかりはいられない。ハジメは普通の幼稚園生活になじめるのか? ハジメが養子であることを知らせるべきか? 何より、自分たちはまだ6カ月の試験養育期間中なのだ。堂本真知(余貴美子)はこのまま何事もなければ特別養子縁組が確定するだろうと言うが、美奈の心配は尽きない。 そんな中、不破春代(坂井真紀)の娘の明日香(平澤宏々路)が梅田家に家出してくる。
第7話

第7話

  • 45分 
  • 7日間 330 pt 〜

梅田家に突然現れた黒川月子(富田靖子)は、美奈(尾野真千子)や信次(江口洋介)に断りもなく、いきなりハジメ(横山歩)を連れて帰ろうとする。美奈は混乱しつつも驚くハジメをかばいながら正々堂々と抗議。堂本真知(余貴美子)も手続き上の問題があるとして、月子の身勝手な振る舞いを押し留める。しかし、月子はハジメの出生届を提示すると、虐待の理由も告げずに速やかな引き取りを要求する…!
第8話

第8話

  • 45分 
  • 7日間 330 pt 〜

ハジメがいなくなった梅田家では、美奈(尾野真千子)と信次(江口洋介)の会話も消え、ただ時間だけがむなしく流れていく。自分たちの子どもを作ればいいという春代(坂井真紀)や巧(速水もこみち)の慰めは、美奈たちにとってなんの意味も持たない。むしろ、感情を逆なでされた信次は、春代や巧、そして母親に対する不満を爆発させてしまう。
最終話

最終話

  • 45分 
  • 7日間 330 pt 〜

梅田美奈(尾野真千子)と信次(江口洋介)の二人は、自分たち夫婦の方がハジメ(横山歩)を養育するのに適していると、家庭裁判所に監護者指定を申し立てる。堂本真知(余貴美子)から「勝つ確率はゼロに近い」と言われても、二人の気持ちは変わらない。ハジメと再び暮らせるようになるまで何があってもあきらめない、そう二人は決めたのだ。 それからの二人は、自分たちの愛をすべての人に伝えようとの思いで、周囲の人々と向き合っていく。信次は母親に、美奈は父親に、これまでのわだかまりを捨て初めて愛の言葉を伝える。また、美奈はハジメを生んでくれた黒川泉(志田未来)にも思いを込めて手紙を書くのだが…。

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