BUNGO―日本文学シネマ―

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BUNGO―日本文学シネマ―

誰もが知っている文豪たちの隠された短編小説の傑作を30分のドラマにすることによって、長編大作では味わえない短編の中にのみ隠された作家たちの素顔、真実がそこに。

『BUNGO―日本文学シネマ―』の動画一覧

本編

#1 黄金風景

#1 黄金風景

  • 27分 
  • 7日間 275 pt 〜

津軽の名家、津島邸。人の良い女中のお慶を自分の家来のように扱う、幼少期の「私」。青年になって、小説家を目指すも芽が出ず苦労している「私」は、ある日、お慶が結婚し幸せに暮らしていることを知らされる。なぜか素直に喜べない私は、お慶の訪問を拒み、昔と同様に意地悪く当たってしまうが…。若き日の屈折した「私」の心情を率直に描いた、太宰の初恋物語とも言える作品。
#2 檸檬

#2 檸檬

  • 25分 
  • 7日間 275 pt 〜

肺を病んだ「私」は得体の知れない不安に始終苛まれ、それまで関心を持っていた音楽や詩に興味を失い、当てもなくさまよい歩く。そんな折り、果物屋の前で「私」はふと足を止める。そこには珍しく、檸檬が並べてあった。肺病で熱を帯びた「私」の手にレモンが冷たい。 「私」はその檸檬を一つ買う。そして「私」は、自分を不安にさせる様々な物事が、爆弾に見立てたレモンによって爆破される様を思い浮かべ、一人興奮するのだった。書店の丸善が舞台になったといわれる、短編文学作品の中でも非常に評価の高い、名作中の名作。
#3 高瀬舟

#3 高瀬舟

  • 26分 
  • 7日間 275 pt 〜

京都の罪人を遠島に送るために高瀬川を下る舟に、弟を殺した喜助という男が乗せられた。護送役の同心である羽田庄兵衛は、喜助がいかにも晴れやかな顔をしている事を不審に思い、訳を尋ねると、喜助が事件の悲しい内幕を語り始める。明治の世相を見事に借景し、かつ安楽死や貧困問題も盛りこみ、現代にこそ同調できるテーマを百年以上前に見事に描いた名作。
#4 魔術

#4 魔術

  • 26分 
  • 7日間 275 pt 〜

ある時雨の降る晩、「私」はハッサン・カンという名高い婆羅門の秘法を学んだ、年の若い魔術家の家を訪ねる。いくつかの不可思議を体験して、「私」は魔術を教えてくれと頼む。すると、若い魔術師は、まず欲を捨てなければならない、と言う。一ヶ月ほど経って、「私」は友人たちの前で魔術を披露することになるのだが、「私」は、欲を全く捨てきれていないことを思い知らされるのだ…。実在の魔術師をモデルにしたと言われている芥川の怪作。
#5 富美子の足

#5 富美子の足

  • 25分 
  • 7日間 275 pt 〜

大正8年に書かれた短編小説。塚越老人は芸者富美子を妾にし、彼女の美しい足に接して悦びを感ずる。塚越はある時、美術学校の学生である宇之吉に、富美子をモデルにして絵を描くよう依頼する。宇之吉は絵を描き進めるうちに、富美子の足に幼い日の記憶を重ねていく・・・。病を得て臨終を迎えた時、塚越は「息を引き取るまで、ずっとお前の足で私の顔を踏んでいてくれ」と命じ、富美子の足の下で無限の歓喜のうちに死ぬ。
#6 グッド・バイ

#6 グッド・バイ

  • 26分 
  • 7日間 275 pt 〜

新聞連載の予定で書き始められ、死の前日までに十三回分で中絶した未完の絶筆「グッド・バイ」 。 十人の愛人を作って、どうにもこうにも首が回らなくなった田島は、いっそのこと全部いっぺんに別れて田舎から妻子を呼び寄せて静かに暮らそうと決意する。だが、そんな簡単に皆と一時にグッドバイとなるものか…。考えた結果、普段は男のようにあさましくしかも汚いが、実は絶世の美女・キヌ子に妻役を演じてもらい、それぞれの愛人のところを一緒に回るという作戦にのりだすのだが。

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