春になったら

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春になったら

3ヶ月後に結婚する娘と3ヶ月後にこの世を去る父。 母を亡くし、反発しながらも支え合ってきた父娘が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していくか…

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#1~#11

全話#1~#11

  • 30日間 1,650 pt 〜

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3ヶ月後に結婚する娘とこの世を去る父 / 娘と伊豆へ!父の死ぬまでにやりたいことリスト / 父娘で遊園地へ!婚約者はお笑い賞レースに参戦 / 親友と48年ぶりに再会!学生時代の償い / 涙の大喧嘩再び!すれ違う父娘の想い / 娘へのサプライズ!父が下した決断 / ふたりで最後の家族旅行!芸人の一大決心 / “グラッチェ椎名”最後の実演販売!父の退社式 / タイムカプセル発掘大作戦!娘が大奮闘 / 結婚式前夜…娘から父へ贈る感謝の手紙 / 人生最大のサプライズ!父娘、旅立ちの時

本編

#1 3ヶ月後に結婚する娘とこの世を去る父

#1 3ヶ月後に結婚する娘とこの世を去る父

  • 57分 
  • 8日間 330 pt 〜

助産師の椎名瞳(奈緒)は6歳のときに母を亡くし、以来22年間、父・雅彦(木梨憲武)と反発し合いながらも支え合って暮らしてきた。助産師の仕事に誇りを持ち、日々幸せを感じている。一方の雅彦は、頑固で破天荒な自由人。瞳を心から愛し、敏腕実演販売士として働いてきた。 2024年の元旦、互いに報告があった2人は同時に発表することに。すると瞳は「3ヶ月後に結婚します」、雅彦は「3ヶ月後に死んじゃいます」と告白し、互いにがく然とする。雅彦は、瞳の恋人・川上一馬(濱田岳)が10歳年上の売れないお笑い芸人だと知り、結婚に猛反対。瞳も、ステージ4の膵臓がんだという雅彦の告白をうそだと決めつけ、反対されても絶対に結婚すると言い張る。 数日後、瞳は雅彦の言い分を確かめるべく、雅彦の主治医のもとを訪ねて…。
#2 娘と伊豆へ!父の死ぬまでにやりたいことリスト

#2 娘と伊豆へ!父の死ぬまでにやりたいことリスト

  • 46分 
  • 8日間 330 pt 〜

雅彦(木梨憲武)は、一馬(濱田岳)がバツイチの子持ちだと知り大激怒。瞳(奈緒)と人目もはばからず激しい言い争いを繰り広げる。怒りが爆発した瞳は雅彦のことなど構わず一度はキャンセルした結婚式を決行すると息巻くが、一方で、雅彦に祝福されて結婚したいという思いは捨てきれない。 そんな中、徐々に体に異変を感じ始めた雅彦は、瞳の“結婚までにやりたいことリスト”にならい、“死ぬまでにやりたいことリスト”を作る。そこには雅彦の最後の願いが詰まっていた。それを見た瞳は、なぜ雅彦がこうも簡単に死を受け入れるのか分からなくなってしまう。そこで、主治医である阿波野弘(光石研)を訪ね、雅彦の本当の気持ちを聞き出そうとするが…。 さらに、瞳は雅彦が生きることに理由を見出し治療を受ける気になるよう、ある作戦を考える。
#3 父娘で遊園地へ!婚約者はお笑い賞レースに参戦

#3 父娘で遊園地へ!婚約者はお笑い賞レースに参戦

  • 46分 
  • 8日間 330 pt 〜

瞳(奈緒)とともに伊豆を訪れた雅彦(木梨憲武)が、突然激しい痛みに襲われ倒れた。幸い持っていた痛み止めの薬で事なきを得るが、雅彦の急変にうろたえることしかできず、事の重大さを感じた瞳は“結婚までにやりたいことリスト”を訂正する。 そんな中、一馬(濱田岳)がお笑い賞レースに出場すると宣言。これまで予選落ちの一馬だったが、瞳は優勝して雅彦に結婚を認めてもらおうと言い出す。雅彦を怒らせ、生きることに執着させようとする作戦が失敗に終わったため、今度は一馬の実力を認めさせ安心してもらいたいと考えたのだ。 そして雅彦は、次の“死ぬまでにやりたいこと”を叶えるため、瞳を遊園地に誘う。実は、そこには父親としてのある特別な思いがあったのだが、当日、遊園地には一馬と息子の龍之介(石塚陸翔)も一緒にやって来て…。
#4 親友と48年ぶりに再会!学生時代の償い

#4 親友と48年ぶりに再会!学生時代の償い

  • 46分 
  • 8日間 330 pt 〜

「結婚のことは、待ってほしい」―。瞳(奈緒)は、今は雅彦(木梨憲武)のことだけを考えたいと、一馬(濱田岳)に正直な気持ちを伝える。しかし、偶然出会った阿波野(光石研)から自分の幸せも考えてほしいと諭されるが…。一方、ショックを受けながらも瞳との結婚をあきらめきれない一馬は、あることを決意する。 まずは雅彦の願いをかなえようと考えた瞳は、死ぬまでにやりたいことリストの『神(じん)に謝る』を実行するため、雅彦の同級生だった“神健一郎”を見つけ出す。長年抱えていた後ろめたい気持ちを払拭するべく、瞳に背中を押された雅彦は神(中井貴一)の元を訪ねる。 久しぶりに会った神は、雅彦だと分かった途端、顔をこわばらせる。さらに、「謝らなきゃいけないのは僕の方だよ」と言うが、雅彦には身に覚えがなく…。
#5 涙の大喧嘩再び!すれ違う父娘の想い

#5 涙の大喧嘩再び!すれ違う父娘の想い

  • 46分 
  • 8日間 330 pt 〜

再び岸(深澤辰哉)と会った雅彦(木梨憲武)は、自分の葬式を仕切ってほしいと頼む。岸は雅彦の頼みに戸惑いを隠せず、瞳(奈緒)も葬式のことなど想像したくないと怒りだすが、そんな2人をよそに最後は明るく見送られたいと話す雅彦。そして、阿波野(光石研)からすすめられた『人生ノート』を書き始めて…。 その頃、学習塾の講師として働き始めた一馬(濱田岳)は、正社員としての雇用が決まる。これで雅彦にも瞳との結婚を認めてもらえるはずだと喜ぶが、それはすなわち、芸人をやめるということ。話を聞いた瞳は、雅彦に娘の花嫁姿を見せたいという一馬の優しさを理解しつつも、結婚の保留を望む自分の気持ちを置き去りにされたことで、モヤモヤが募る。一方で、一馬の決断は龍之介(石塚陸翔)との親子関係にも暗い影を落とし―。
#6 娘へのサプライズ!父が下した決断

#6 娘へのサプライズ!父が下した決断

  • 46分 
  • 8日間 330 pt 〜

一馬(濱田岳)が芸人をやめ、龍之介(石塚陸翔)が家出する事態に責任を感じた瞳(奈緒)は、一馬との結婚をやめると宣言。 同じ頃、人生ノートを書き終えた雅彦(木梨憲武)は、やはり瞳と別れるのが寂しいと阿波野(光石研)に本音をこぼす。一方で、これ以上は隠し通せないと中井(矢柴俊博)と加賀屋(葵揚)に自分が末期の膵臓がんであることを告白。治療は受けないという雅彦の強い覚悟に2人は言葉を失う。 婚約を解消し、心おきなく雅彦のことに専念できると思っていた瞳だったが、心はどこか落ち着かない。雅彦もまた、結婚が破談になったと聞いても手放しで喜ぶ気にはなれず、もやもやした気持ちを抱えたまま日増しに強くなる痛みと闘っていた。 そんな中、瞳から結婚をやめたと報告を受けた岸(深澤辰哉)が椎名家を訪ねてきて…。
#7 ふたりで最後の家族旅行!芸人の一大決心

#7 ふたりで最後の家族旅行!芸人の一大決心

  • 46分 
  • 8日間 330 pt 〜

雅彦(木梨憲武)がサプライズで開いた退院祝いを機に、一馬(濱田岳)との関係を修復した瞳(奈緒)。雅彦も、一馬や龍之介(石塚陸翔)の隣で幸せそうに笑う娘の姿に、もう2人の結婚に反対はしないと決める。一方で、病魔は容赦なく雅彦の体をむしばみ、できないことが増えていくことへの悔しさと不安を募らせる。そんな思いを払拭するかのように、瞳が“結婚までにやりたいことリスト”に書き足した願いを叶えるべくキャンプに行こうと提案する。瞳は、雅彦の体調が心配で躊躇するが、まき(筒井真理子)から雅彦が楽しみにしていると聞いて覚悟を決める。さらに、節子(小林聡美)のアドバイスを受け以前から行きたかったエステや料理教室に行くが、何をしていても頭に浮かぶのは雅彦のことばかり。 その頃、一馬はあることを決意して…。
#8 “グラッチェ椎名”最後の実演販売!父の退社式

#8 “グラッチェ椎名”最後の実演販売!父の退社式

  • 46分 
  • 8日間 330 pt 〜

雅彦(木梨憲武)に認めてもらい晴れて結婚することになった瞳(奈緒)と一馬(濱田岳)は、結婚式の内容を大幅に変更し、雅彦のための式にしたいと黒沢(西垣匠)たちに相談する。 その頃雅彦は、日に日に増していく痛みに限界を感じついに引退を決意。最終日に自社初のオリジナル商品を実演販売することに。一方、自宅では吐血するなど病状が悪化し始め、不安に駆られる瞳は結婚式の招待状を手渡し、娘のウエディングドレス姿をその目で見ることを約束させる。 翌晩、雅彦はこの先瞳の支えになるであろう一馬をこっそり呼び出して…。 迎えた最後の実演販売当日、雅彦は痛みをこらえながら売り場に立ちいつものように声を張り上げる。そこへ、働く雅彦の姿を見届けようと、一馬やまき(筒井真理子)がやって来るが、なぜか瞳の姿はなく…。
#9 タイムカプセル発掘大作戦!娘が大奮闘

#9 タイムカプセル発掘大作戦!娘が大奮闘

  • 46分 
  • 8日間 330 pt 〜

自身の葬式のプランを相談するため岸(深澤辰哉)が働く葬儀場を訪ねた雅彦(木梨憲武)は、楽しい葬式で遺影も弔問客が笑ってしまうような写真がいいとリクエスト。岸は戸惑いながらも瞳(奈緒)が遺影を撮ることを提案する。 撮影会には岸と美奈子(見上愛)も駆けつけ、大学時代の写真部さながらの雰囲気に。雅彦は自分の知らなかった娘の姿に喜びを感じながら、底抜けの明るさで遺影とは思えないポーズを繰り出す。瞳は雅彦の願いを叶えたい一心で…。 雅彦は、“死ぬまでにやりたことリスト”のうちの1つ、12歳のときに埋めたタイムカプセルを掘り出したいと考えるが、体の痛みは慢性化し体力も落ちていることから諦めかけていた。そこで、瞳と一馬(濱田岳)が代わりに現地を見に行くと、小学校の前には工事用のフェンスが立ち並んでいて…。
#10 結婚式前夜…娘から父へ贈る感謝の手紙

#10 結婚式前夜…娘から父へ贈る感謝の手紙

  • 46分 
  • 8日間 330 pt 〜

亜弥(杏花)の陣痛が始まり、初めてお産をメインで任された瞳(奈緒)の緊張が高まる。亜弥の両親もやって来るが、母・早苗(中村優子)が娘の手をとり励ますなか、結婚にいまだ納得していない父・義昭(池田鉄洋)は、娘のことを心配しながらも素直になれず別室で待つことに。 何度もやってくる激しい痛みに疲労困憊の亜弥の姿を見た瞳は、助産師としてある言葉をかける。 その頃、入院中の雅彦(木梨憲武)は、病床で自分の葬式に呼んでほしい人のリストを作っていた。そして、病院にやって来た瞳に「家に帰ろうよ」と頼む。瞳もまた、雅彦のいない家に1人でいることがつらく、阿波野(光石研)の許可を得た2人は、残された時間を自宅で過ごすことになる。 自宅へ戻った雅彦だが、実はその胸にはある後悔が。それを知った瞳は…。
#11 人生最大のサプライズ!父娘、旅立ちの時

#11 人生最大のサプライズ!父娘、旅立ちの時

  • 45分 
  • 8日間 330 pt 〜

3月25日。瞳と一馬の結婚式当日、椎名家には朝からまき(筒井真理子)と阿波野(光石研)がやって来て、雅彦が新婦の父として瞳の隣に立てるよう、万全のサポート体制を整える。そんななか、瞳はなぜか雅彦の目をかいくぐるようにして、一足先に式の会場へ。慌ただしく出て行く瞳に、雅彦は一抹の寂しさを覚えながらも、妻・佳乃(森カンナ)の写真に「行ってくるからな」と伝え、まきと阿波野に支えられながら家の外へ。その後、雅彦が目にしたのは―。 瞳から愛する父へ贈る最後のプレゼント。瞳と一馬が心をこめて作り上げた一世一代の結婚式の行方は果たして。 父と娘、そしてその周囲を囲む全員でかけぬけた、笑顔と涙が凝縮された、かけがえのない3カ月。迎える春になったら、この親子は、みんなは、どんな日常を過ごしているだろうか―。