「ぼくの手はすっかり焼け、皮がなくなって、赤い肉が出ていた」「一面に血が流れていて、その中に、母のすっかり変わった顔がありました」。手記を残した37人をNHKでは継続的に取材してきた。今回再び彼らを訪ねると、見えてきたのは、70年たっても癒やされることのない原爆の傷痕だった。被爆したことを周囲に話せず、ひっそりと生きている男性。家族のひと言に深く傷ついている女性。被爆者の70年の人生に耳を傾ける。