いまなお絶えない医療事故。名古屋大学病院の医師・長尾能雅(49)は、医療事故の原因を徹底的に解明し、再発を防止するための策を練る、日本の“医療安全”のパイオニアだ。時に診療科の壁を取っ払い、時に反発する医師たちを説き伏せながら道を切り開いてきた。「逃げない、隠さない、ごまかさない」。院内で次々に上がってくるトラブルの報告! 患者の悲劇を減らし、医療をよりよいものにするために。長尾の信念に迫る。