東京・赤坂に、客に愛され続ける芸者がいる。花柳界の生ける伝説・赤坂育子、79歳。若手が舌を巻く色気のある舞踊、座敷を盛り上げる巧みな話術で、数々の大物たちをとりこにしてきた。細やかな気遣い、艶やかな芸は、たった1つの流儀に貫かれると育子は言う。それは“日々を、どう積み重ねるか”ということ。平成最後の「春の大宴会」で新作の余興に挑んだ育子。この道62年、芸に人生をささげた育子の生きざまに迫る。