「生きがい」の問題を考えぬいていくとき、ひとはいつしか「宗教的なもの」に近づいていく。神谷は、困難に直面している人々と対話する中で、彼らが自分を超えたより大きなものに生かされていると感じており、自己をあるがままに大きな力にゆだねることで困難に立ち向かう力を得ていることに気づく。第4回は、神谷美恵子独自の「宗教観」を読み解くことで、「人間の根底を支えるものとは何か」を考えていく。