広島県北西部の里山を流れる小さな川に巨大な生きものが暮らしている。国の特別天然記念物、オオサンショウウオである。大きなものでは全長1.5mを超える世界最大の両生類だ。その暮らしぶりは多くの謎に包まれてきたが、長期間の観察の結果、里山の環境を巧みに利用して生きる姿が見えてきた。巨体を生かした豪快な狩り、メスを巡る激しい争い…。知られざる“清流の王者”オオサンショウウオに迫る。