「歌舞伎町には絶対に入るな」。幼い頃、新宿でマージャン店を営む母親にそう言われた私(ディレクター)が、東京五輪を前に再開発が進む歌舞伎町に潜入。そこで出会ったのは、街をさまよい俳句を詠む人々、虎のお面をつけた新聞配達人、日雇い労働者の芝居集団など個性的な人々。実は母親も、波乱万丈の人生を送っていた。変化の波にさらされるラストトーキョー・歌舞伎町を記録、「失ってはいけないもの」を探る旅。(後編)