米国アカデミー賞特集 第91回・2018年度受賞&ノミネート作品一覧

米国アカデミー賞とは?

世界最大の映画の祭典・通称オスカー(Oscar)。
式典は第61回以来30年ぶりに司会者不在で行われ、合計約50名のプレゼンターによる発表形式をとった。
第91回を迎えたアカデミー賞は、黒人やヒスパニック系のいわゆる“白人以外の”人種やLGBTを扱った作品が多く取り上げられ、英語以外の言語の作品が外国語映画賞以外にも複数ノミネートされるなど、現代のアメリカ社会において進むべき道を指し示す希望の光を感じさせる回となった。


  • もはや説明不要・歴史に残る特大ヒットを記録したクイーンの伝記映画は、実は企画段階で紆余曲折あり完成までに8年(!)の歳月を要した。
    フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックは、振付師ではなくムーブメント・コーチに師事し小さな動きの癖から独特のパフォーマンス・スタイルまでを全て“完コピ”してみせて絶賛を浴び、世界中の映画賞を総なめに。
    一番の見どころであるクライマックスのライヴ・エイドはまるで本物のライヴ映像を観ているかのようなエモーショナルなシーンだが、一人一人の観客も歓声も全て合成による“作り物”。キャストとスタッフが一丸となって作り上げた、伝説のバンド・クイーンへの愛の結晶ともいうべき感動作。

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  • 最多9部門10ノミネート!18世紀初頭、英国王室に渦巻く女たちの愛憎劇を描いた“女性版大奥”を、ギリシャの鬼才 ヨルゴス・ランティモス監督がユーモアたっぷりに描いた意欲作。受賞は主演女優賞のみとなったが、大本命といわれたグレン・クローズをおさえての受賞スピーチは大きな話題となった。
    主要キャスト3人すべてがノミネートされた演技合戦を引き立たせる、魚眼レンズを使った撮影やデニム・キルティングなどの現代的な生地を使った衣装など、遊び心が散りばめられたディティールも見逃せない!
    ヨルゴス・ランティモス監督作はこちら

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    • ブラックパンサー
    • 作曲賞・美術賞・衣裳デザイン賞

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      ノミネート

      作品賞・音響編集賞・録音賞

    極秘の存在である文明発達都市・アフリカのワカンダを舞台に、国王に即位したティ・チャラが悪と戦うマーベルコミックの実写ヒーロー映画。
    この映画が画期的とされるのはマーベル・シネマティック・ユニバース18作目にして初の黒人ヒーロであるだけでなく、キャストやスタッフの大半も黒人が占め、さらには男女差のばらつきもない多様性に富んだ作品であること。さらに社会現象をも巻き起こした歴史的な大ヒットを記録したことで、ハリウッド映画史における記念碑的な作品となったことは間違いないだろう。
    “過去の歴史を取り入れることによって、未来への可能性を示したい”と、アフリカの伝統を取り入れてデザインされた鮮やかで美しい衣装にも注目。

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  • 1937年に公開された映画『スタア誕生』を、これが監督デビューとなるブラッドリー・クーパーがレディ・ガガを主演に迎え3度目のリメイク。
    人気ロックスターのジャクソンと恋に落ちる、スターを夢見るアリー。悲しいかないつの時代も普遍的なテーマである“酒と泪と男と女”物語が、ガガの書き下ろしの楽曲によって鮮やかによみがえる。劇中の歌は全て吹替なし、ブラッドリー・クーパーは地声よりも低いハスキーなしゃがれ声で見事な生歌を披露した。
    スーパーの駐車場で、ジャクソンのステージで、繰り返し歌われる『Shallow』。劇中の観客と同じように心を鷲掴みにされてしまう、心に残る名曲!
    スター誕生シリーズはこちら

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作品賞歴代受賞作品

歴代最多受賞作品『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』『タイタニック』『ベン・ハー』など一挙掲載!