全米でわずか4館の公開でのスタートにもかかわらずTOP10入りを果たす大ヒットを記録し、ゴールデングローブ賞獲得まで駆け上がった本作は、『ルーム』でアカデミー賞(R)作品賞にノミネートされ、『ムーンライト』で同賞を獲得した注目の映画スタジオ「A24」が贈る話題作。
NYに暮らすビリーと家族は、ガンで余命3ヶ月と宣告された祖母ナイナイに最後に会うために中国へ帰郷する。家族は、病のことを本人に悟られないように、集まる口実として、いとこの結婚式をでっちあげる。ちゃんと真実を伝えるべきだと訴えるビリーと、悲しませたくないと反対する家族。葛藤の中で過ごす数日間、うまくいかない人生に悩んでいたビリーは、明るく愛情深いナイナイから生きる力を受け取っていく。ついに訪れた帰国の朝、彼女たちが辿り着いた答えとは?
ビリー役の主演オークワフィナが第77回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。祖母を想うビリーの姿は、世界中で共感と感動を呼び、「自分ならどうする?」と観客の胸を熱くする。自身も中国系アメリカ人である新進気鋭の女性監督ルル・ワンの実体験から生まれた感動の物語。