国子監は花ざかり~ロマンスは最高学府で~

第6話

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あらすじ

晏雲之の助け舟で無事上元(じょうげん)節での舞台を乗り切った桑祈。しかし桑祈は卓文遠から、晏雲之が琴(きん)を弾いたのは、ベン京一の美女・蘇解語(そかいご)に聴かせるためだと言われてしまう。そんな中、会場内に刺客が出現。警護に当たっていた厳三郎が刺客を追い、騒ぎを目撃した桑祈も捕まえようと追いかける。ようやく刺客を追い詰めた桑祈と厳三郎だったが、刺客が投げた刃(やいば)が彼女を襲う。駆けつけた晏雲之は桑祈を助けるが、そこに蘇解語が現れて…。

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本編

第1話再生
第1話
  • 41分 字幕 
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辺境で育った桑祈(そうき)は、亡き兄の希望をかなえるためにベン京(べんけい)にやって来た。暴走する馬車を止め、その前に立ちすくむ太傅(たいふ)の娘・宋佳音(そうかいん)を助けるが、彼女も馬車の主も礼ひとつ言わない。その後、慶豊楼(けいほうろう)で幼なじみの卓文遠(たくぶんえん)と再会した桑祈は、そこで店の者に罰を与えようとする宋佳音に再び出くわす。桑祈は止めに入るが、ひょんなことから彼女と賭けをするはめに。宋佳音は、馬車に乗っていた晏雲之(あんうんし)に巾着を受け取らせたら観衆の前で謝ると言うが…。
第2話

第2話

  • 39分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

晏雲之から「巾着を受け取る」と言われた桑祈だったが、持っていたはずの巾着が見つからず、せっかくのチャンスを失ってしまう。しかしそれは、晏雲之が隙を見て巾着を盗み、仕組んだ罠(わな)だった。晏雲之は侍衛の白時(はくし)を使って巾着を返そうとするが、白時は誤って閻エン(えんえん)の席に置いてしまう。桑祈から愛の告白を受けたと勘違いした閻エンは恋文を送って密会に誘うが、桑祈は決闘を申し込まれたと勘違い。2つの誤解は思いもよらぬ大騒動に発展して…!?
第3話

第3話

  • 41分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

皆の前で騎射に挑戦した閻エンは、突然暴れ出した馬から落下して大ピンチに。桑祈はとっさに閻エンを救い、彼に感謝される。そんな中、晏雲之は厳三郎(げんさんろう)に頼まれて、京兆(けいちょう)府が扱う殺人事件の捜査を手伝っていた。この殺人事件には桑祈の兄・桑羽(そうう)が亡くなった状況と重なる部分があり、現場で見つけた怪しい粉を調べることで、彼の死の真相に近づけるかもしれないと考える。その夜、晏雲之と厳三郎の前に仮面を着けた怪しい賊が現れて…。
第4話

第4話

  • 40分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

失礼な態度をとったお詫びとして、晏雲之に料理を振る舞うことにした桑祈。桑祈と晏雲之の会話を耳にした宋落天(そうらくてん)は、その料理は姉である宋佳音との賭けに勝つための作戦だと考える。厨房(ちゅうぼう)で調理を始める桑祈だったが、晏雲之は食べる義務はないと拒否。その上、厨房にいた鶏に晏雲之が怯えたため、2人はいったんその場を離れることに。宋落天はその隙に、魏展鴻(ぎてんこう)を使って料理に下し薬を混ぜさせる。そうとは知らない桑祈は、料理を口にしてしまい…。
第5話

第5話

  • 40分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

保冷室に閉じ込められた桑祈と晏雲之は、身を寄せ合って助けが来るのを待つ。寒さで衰弱していく中、兄との花火の思い出を語る桑祈に、晏雲之は “小白(しょうはく)”に会わせると約束。白時の助けによってようやく保冷室を脱出した晏雲之は、桑祈が食べた毒と京兆府から入手した別の事件の毒が同じであることを知る。大みそかの夜、卓文遠と屋敷の外に打ち上がる花火を見た桑祈。実はその花火は、晏雲之が彼女のために打ち上げたもので…。
第6話

第6話

  • 41分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

晏雲之の助け舟で無事上元(じょうげん)節での舞台を乗り切った桑祈。しかし桑祈は卓文遠から、晏雲之が琴(きん)を弾いたのは、ベン京一の美女・蘇解語(そかいご)に聴かせるためだと言われてしまう。そんな中、会場内に刺客が出現。警護に当たっていた厳三郎が刺客を追い、騒ぎを目撃した桑祈も捕まえようと追いかける。ようやく刺客を追い詰めた桑祈と厳三郎だったが、刺客が投げた刃(やいば)が彼女を襲う。駆けつけた晏雲之は桑祈を助けるが、そこに蘇解語が現れて…。
第7話

第7話

  • 42分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

桑祈を山奥の別院に案内した卓文遠は、彼女に浅酒を紹介。桑祈はそこで、浅酒の首に文身(ぶんしん)があるのを目撃する。その夜、1人で帰ることになった桑祈は、刺客からの襲撃に遭って絶体絶命のピンチに。しかしそのとき、武芸の達人が空から舞い降りて桑祈を救い、名乗らずに姿を消した。翌日、太尉(たいい)府で休養する桑祈のもとを訪れた晏雲之。刺客について晏雲之に尋ねられた桑祈は、刺客には文身があり、浅酒にも同じ紋様の文身があったと話す。
第8話

第8話

  • 39分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

国子監の帰りに蘇解語と偶然会った桑祈は、彼女を食事に誘う。女子同士の話は弾むが、なぜか話題は晏雲之のことばかり。蘇解語から晏雲之への想いを聞いた桑祈は、「あなたにはふさわしくない」と彼の悪い点を並べ立て、思い直させようとする。語り終えた2人が部屋を出ると、そこには隣の部屋ですべてを聞いていた晏雲之の姿が。気分を害した晏雲之は、皮肉な態度で桑祈を追い返すが、夜更けに1人、思い起こすのは…。
第9話

第9話

  • 42分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

慶豊楼で晏雲之と卓文遠がいる部屋に通された桑祈たち。桑祈は白衣の達人の姿絵を描いて特徴を伝えるが、皆に絵の出来を笑われてしまう。晏雲之は桑祈に、慶豊楼に来る前にまず詳しい者に尋ねるべきだと助言し…。一方で卓文遠は、浅酒が自分の妾(めかけ)であると桑祈が誤解していることに不満を募らせる。皆が慶豊楼を去った後、卓文遠と浅酒はある計画について話す。そんな中、達人を見つけたと閻エンが太尉府に駆け込んで来て…。
第10話

第10話

  • 39分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

晏鶴行(あんかくこう)に弟子入りするため、晏雲之の肌着を取って来るという課題に挑む桑祈。わざと晏雲之の衣を汚して湯あみをさせ、隙を見て肌着を奪おうとするが、上手くいかず彼に見つかってしまう。そんなことをしている間に閻エンが課題を突破し、弟子入りが決定。雑用係を命じられた桑祈は翌日、山荘を抜け出して山を下り、荷物を取りに屋敷へ戻る。屋敷に来ていた卓文遠は、晏雲之が滞在する山荘に桑祈が戻ることを知ると、彼女の後をついて行き…。
第11話

第11話

  • 40分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

晏雲之(あんうんし)が自分を陰ながら助けてくれていたことを知った桑祈(そうき)は、彼の行方を捜す。しかし、卓文遠(たくぶんえん)に呼び出され、洞穴がある岩場へと向かうことに。桑祈は雨が降りそうだとすぐに帰ろうとするが、彼女と2人きりになりたい卓文遠は引き止める。そうしているうちに岩が崩れ始め、近くで彼らの様子を見ていた晏雲之がとっさに桑祈と洞穴に飛び込んだ。2人はそのまま中に閉じ込められてしまい、卓文遠は岩を壊すための道具を求めて山荘に戻るが…。
第12話

第12話

  • 41分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

卓貴妃(たくきひ)から即刻参内するよう命を受けた卓文遠。今山荘を離れたら桑祈が晏雲之に奪われてしまうと渋る卓文遠だったが、仕方なく山を下りる。一方、桑祈は剣の修行の成果を晏雲之との手合わせで見せることに。するとそこに黒装束の刺客が突然現れ、2人に襲いかかる。晏雲之はとっさに刺客と剣を交えるが、その正体は、桑祈の腕試しをするために変装した晏鶴行(あんかくこう)だった。晏鶴行だと気づいていない桑祈は、晏雲之を連れて岩陰に隠れて…。
第13話

第13話

  • 40分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

誕辰(たんしん)祝いの宴(うたげ)に晏雲之や桑祈をはじめ、親しい知人らを招いた蘇解語(そかいご)。宴に出席した宋佳音(そうかいん)は祝いの品として龍香墨(りゅうこうぼく)を彼女に贈るが、龍香墨の木箱が包まれていた紙に赤い粉が付着しているのを晏雲之が目撃する。一方、桑祈は蓮翩(れんへん)と一緒に作った草原の光景の刺繍(ししゅう)を贈る。そんな中、高価な琴(きん)を贈った晏雲之。その場からは「求婚も同然」という言葉がささやかれ、宋佳音は怒って席を立つ。桑祈も思わず席を離れるが…。
第14話

第14話

  • 41分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

桑祈との時間を作ろうとするたびに卓文遠が現れ、やきもきする晏雲之。雨の降る日、桑祈と2人きりになるために馬車で屋敷まで送ろうと声をかけるが、彼女がほかの学生たちも呼んでしまい、せっかくの機会が失われてしまう。馬車の中で卓文遠と仲良く蜜漬けを食べる桑祈。その姿を目の当たりにした晏雲之は、卓文遠に露骨なライバル心を燃やし…。そんな中、宋落天(そうらくてん)に婚約者を奪われた閻エン(えんえん)は、婚儀が行われている宋(そう)家の屋敷を訪れる。
第15話

第15話

  • 40分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

国士監(こくしかん)の学生たちは農業実習に出かけることになった。彼らは旅行気分で大喜びするが、実際には厳しい労働が待っていた。晏雲之を意識しつつも、その想いを量りきれずにいる桑祈。その一方で、卓文遠と晏雲之は互いに桑祈への想いを隠さず熱い火花を散らす。表向きは実習だが、晏雲之が宋家の茶園に隣接する場所を選んだのには別の目的があった。夜分、ひそかに茶園を探る晏雲之と白時(はくし)。そこへ桑祈と卓文遠が現れて…。
第16話

第16話

  • 40分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

晏雲之は、京兆(けいちょう)府から厳三郎(げんさんろう)を呼んで宋太傅(そうたいふ)を捕らえる相談をしているところを卓文遠に聞かれてしまう。翌日、証拠の植物を押収して宋太傅を追及しようとしたとき、1人の農民がその植物は魏(ぎ)家の畑の物だと証言。さらに裏付けとなる契約書も見つかり、魏展鴻(ぎてんこう)の父親は投獄される。晏雲之は引き続き、厳三郎と捜査を続ける。そんな中、晏雲之は桑祈を川辺に呼び出し、彼女に想いを伝えた。互いの気持ちを確かめ合った2人は口づけを交わすが…。
第17話

第17話

  • 42分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

朝廷主催の特別講演の講師として宋太傅が招かれることになった。茶園の一件以来、宋太傅に不信感を抱いている桑祈たちは、一計を案じていたずらを仕掛けることに。卓文遠はやめるよう忠告するが…。講演の当日、奸臣を見分けると言われる木の枝を宋太傅の頭上に落とした桑祈と閻エン。辱めを受けて激怒した宋太傅は、晏雲之に教師として責任を取るよう詰め寄る。報告を受けた皇帝は事態の収拾のため、晏雲之の司業(しぎょう)の職を免ずると言い渡し…。
第18話

第18話

  • 39分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

桑祈は、魏家が茶園で毒草を育てていたのは宋家の指示に違いないと考えるが、兄の桑羽(そうう)が宋家に恨まれるような点は思い当たらない。魏展鴻が流刑となったことで落ち込んだ宋落天は、酒を飲んで桑祈に絡み、かつて料理に下し薬を盛るよう魏展鴻に命じたことを打ち明けてわびる。しかし、魏展鴻が実際に盛ったのは命に関わる西昭(せいしょう)の毒だ。宋落天の話を聞いた桑祈は、魏家と西昭のつながりに思い至り、茶園の一件自体が罠(わな)だったことに気づく。
第19話

第19話

  • 39分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

小試験で手を抜くことで司業なしでは学力が落ちると思わせ、晏雲之を復職させようと皆に提案する閻エン。卓文遠にも協力するよう促すが、晏雲之がいなくても困らないと拒否されてしまう。学生たちは小試験で適当な回答を提出し、さらに署名活動も行った。こうした彼らの行動が功を奏し、皇帝は晏雲之の司業復職に同意。しかし、宋太傅が異議を唱えたことで、今年の試験の合格者数が過去を超えれば復職させるという条件を出す。
第20話

第20話

  • 42分 字幕 
  • 7日間 275 pt 〜

ついに試験当日を迎えた桑祈は、晏雲之に見送られながら会場へ。無事試験が終わり、学生たちが晴れやかな顔で会場を後にする中、桑祈は身も心も抜け殻のようになっていた。もう受験勉強も国子監に通う必要もないのに、一抹の寂しさが拭えない。晏雲之と博士(はくし)らは学生たちを慶豊楼(けいほうろう)に連れて行き、試験の苦労をねぎらう。そこで晏雲之は桑祈との仲を公にし、皆から祝福されて幸せな雰囲気に包まれるが、卓文遠だけは静かに不満を募らせていた。

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