愛はどうだ

• #1 理屈じゃねんだ!
• #2 軽々しく言うな!
• #3 娘はやらん!
• #4 何ビビってんだ
• #5 もう泣くな
• #6 父親って何なんだ
• #7 全部・・・好きです
• #8 お父さん、長い間お世話になりました
• #9 中途半端でプロポーズ
• #10 思いがけない事実
• #11 幸せになれ娘たち

三崎修一(緒形拳)は玩具会社の課長。妻を亡くしてから男手ひとつで3人の娘を育てあげた。長女・あやめ(清水美沙)は一家の母親役として、次女のかなえ(つみきみほ)、三女のさなえ(渋谷琴乃)から頼られている。そのため、恋人よりも家族を優先させなければならなかった。ある日、珍しくデートで遅くなったあやめは、些細な事で修一と喧嘩してしまい・・・。

あやめ(清水美沙)は恋人・本村喜一(伊原剛志)にプロポーズされたが、修一(緒形拳)になかなか切り出せず悩む。一方、派遣会社に勤めるかなえ(つみきみほ)も、妻子がいる派遣先の社長・倉本(冨家規政)と危ない雰囲気になっていた。ある日、大橋真澄(伊東ゆかり)に誘われた修一はホテルに飲みに行くが、そこでかなえと倉本を目撃し・・・。

かなえ(つみきみほ)は倉本(冨家規政)と別れる決心をした。修一(緒形拳)はかなえが不憫でならず、倉本のオフィスを訪ね、娘をもて遊ばれた怒りを激しくぶつける。そんな中、あやめ(清水美沙)の恋人・本村(伊原剛志)が、修一のもとに正式に挨拶しに来ることになった。約束の日、本村と会うのを避けたい修一は、真澄(伊東ゆかり)と食事に行ってしまう。

修一(緒形拳)は酒に酔い、部下・矢沢誠(福山雅治)に背負われ帰宅する。出迎えたかなえ(つみきみほ)に矢沢は一目惚れし、かなえの方もまんざらではない様子なのだった。一方、あやめ(清水美沙)は誕生日に本村(伊原剛志)を自宅に招く。パーティーの間は我慢して自分を抑えていた修一だったが、本村が帰った直後、我慢できずに彼を追いかけ・・・。

本村(伊原剛志)と喧嘩した修一(緒形拳)はあやめ(清水美沙)に引け目を感じていた。修一は本村の会社まで出向いて仲直りしようと試みるが、本村にその気持ちはない。一方、自分たちの関係をはっきりさせようとしたあやめは、本村のアパートを訪れるが、彼から「しばらく会わない」と言われてしまう。

本村(伊原剛志)への思いを断ち切れないあやめ(清水美沙)だったが、破綻は決定的になりつつあった。かなえ(つみきみほ)がこの一件を矢沢(福山雅治)に話すと、怒った矢沢は「本村の家に行く」と言いだした。かなえは姉のことを一緒に心配してくれる矢沢にあらためて好感を抱く。かなえは本村に婚約指輪を返そうとするが・・・。

かなえ(つみきみほ)が矢沢(福山雅治)とつきあっていることを知り、また悩みが増えた修一(緒形拳)。一方、修一の部下・坪倉洋子(羽野晶紀)は、修一を真剣に愛していた。しかし、修一からは拒否され、ショックを受ける。あやめ(清水美沙)はいつまでも煮え切らない本村(伊原剛志)と決着をつけようとし、婚約指輪を彼の部屋の郵便受けに返す。

本村(伊原剛志)と抱き合うあやめ(清水美沙)を見て、修一(緒形拳)は2人の仲を許す。修一から正式に許しを得たあやめと本村は、挙式の準備を始めることに。しかし、式場の都合で式が3日後になってしまった。おまけに三崎家で同居すると言い出す2人に、修一はうろたえる。その後、久しぶりに家族で遊園地に出かけ、あやめと2人きりで話していた修一は・・・。

あやめ(清水美沙)の結婚式の日。修一(緒形拳)は寂しさを紛らわせるため、同僚たちと家で大騒ぎする。かなえ(つみきみほ)やさなえ(渋谷琴乃)は休む間もなく働くのだった。一方、矢沢(福山雅治)もかなえにプロポーズしたが、殴られて断られてしまう。修一は話を聞いてほくそえむが、自分も真澄(伊東ゆかり)との仲が深刻になっており・・・。

真澄(伊東ゆかり)が家に来てから、さなえ(渋谷琴乃)の態度に変化が。ある夜、修一(緒形拳)に反抗し、化粧をして家を出た彼女は、姫子(渡辺えり)に出会い、悩みを打ち明ける。姫子と話すうち、さなえは父の再婚を許す気になるのだった。一方、かなえ(つみきみほ)は矢沢(福山雅治)とのことで、ある重大な悩みを抱えていた。

かなえ(つみきみほ)が妊娠したという事実を知った修一(緒形拳)は、やり場のない怒りをずっとため込む一方、彼女の体を心配していた。かなえはそんな父親を気づかって結婚式を取り止め、あやめ(清水美沙)は、三崎家で暮らすと言いだす。娘たちが自分を思っているのが痛いほど判る修一は、2人に出ていくよう告げるが・・・。