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本編

実録安藤組 襲撃篇

  • 95分 
  • 2日間 330 pt 〜

昭和33年5月25日、安藤興業の許に株の仲買いを行う丸栄商事社長先山が安藤昇に面会を求める。先山は、中江産業社長への借金取り立ての依頼にやって来たのであった。6月10日、とある料亭で東京の親分衆の会合が開かれる。そこには、安藤の兄貴分児島も出席。会合での話題は、亜細亜精糖他の株の買い占め問題についてであった。6月11日午後2時、安藤は子分の勝を従え、先山と銀座にある中江産業事務所を訪れる。中江に会い借金の取り立てを行うが、中江はやくざの出る幕ではないと追い返す。安藤は事務所へと戻り、安藤興業の幹部たちに召集を掛ける。そして、全員一致で中江を襲うことで同意する。しかし、殺すのではなく、傷を負わせるのだと安藤昇の命が下る。安藤興業赤坂支部長矢崎は、同幹部平田武を呼び出し、32口径ブローニング銃を手渡す。同午後7時、中江昭麿の銀座事務所に平田が忍び込む。平田は中江を確認すると肩目掛けて銃弾を見舞う。同じ頃、子分の勝を従えた安藤は、東京駅発特急こだまに乗り込んでいた。同午後7時20分、安藤興業社長室にいる須山、小山といった幹部が平田から中江襲撃完了の電話が入る。そして、平田には連絡があるまで身を隠すようにと指示が飛ぶ。同午後11時15分、熱海で電車を降りた安藤と勝は、とある旅館にいた。そこに矢崎が現れ、中江襲撃が終わったことを知らせる。そして、安藤、勝、そして矢崎は旅館を出る。12日午前5時45分、安藤、矢崎、勝の3人が酒を飲んでいるバーに新聞が投げ込まれる。その新聞には、昨夜の中江襲撃事件の報があった。安藤は警察の動きを窺いながら、行動することを決める。6月13日午前9時20分、銀座署捜査主任小沢警部は武装警官を従え、安藤興業の家宅捜査に乗り込む。もちろん、安藤の行方は分からなかった。6月14日、安藤は熱海を離れ、東京下北沢にいる情婦康子の許に身を隠すが、数日後には秘かにそのアパートを出る。6月19日、警視庁は安藤逮捕に全力を投入し、大捜査網を敷く。安藤との関係を持つ文子の小料理屋や安藤の妻絹子と子供がいる自宅を次々と家宅捜索に入るが成果はなかった。6月22日午後5時15分、盛り場を歩いていた須山が私服警官に逮捕され、愛人の圭子と共に逃亡していた平田が逮捕される。7月2日、安藤は友人の田所夫婦の家に潜んでいたが、矢崎からの急報により葉山の別荘へと逃亡する。7月12日、安藤と水木が葉山の別荘に潜んでいる頃、矢崎と小野田が逮捕される。7月15日、警察は安藤が葉山の別荘に隠れていることを知り、武装警官数十人が葉山に向かう。同午後3時20分、葉山の別荘に警官隊が雪崩れ込み、何ら抵抗も見せず安藤と水木は逮捕され、安藤昇の34日間におよぶ逃亡に終止符が打たれる。昭和33年12月25日、安藤昇以下幹部、実行犯に東京地裁の判決が下る…。

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