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本編

組織暴力

組織暴力

  • 88分 
  • 2日間 330 pt 〜

矢東組と新興勢力赤松組の対立により、暴力事件が頻発。赤松組を関西の新生会がバックアップし、関東への勢力拡大を企んでいた。そして、密造拳銃の物量作戦にものを言わせ、計画は着々と進行するのであった。一方、劣勢の矢東組は、報復手段と縄張りを固守するため、大量の拳銃確保が急務だった。若頭・高杉哲夫は、拳銃ブローカー・河北の紹介で、横浜でナイトクラブを営む今西の許を訪れる。高杉は、密輸の偽装会社がハリソン商会であることをネタに売買を強要するが、その発覚を恐れた今西に逆に殺害されてしまう。矢東組は資金捻出等のため賭場を開帳するが、赤松組の妨害で、乱射事件にまで発展してしまう。事ここに至り、警視庁暴力課の浦上警部は、芦田、堀池刑事と共に事件の解決に乗り出す。拳銃ブローカー・河北、高杉の実弟・晋次、矢東、赤松両組員等の関係者を検挙するものの、内情の把握にまでは至らなかった。これを機に、新生会は関東支部設立の発会式を行う。これに対し矢東組は、新生会一派の壊滅のチャンスとばかり、その場にヒットマンを送り込むが、狙撃は失敗。これにより浦上警部は、さらなる撲滅作を推し進めていった。これにマスコミも加わり、組織暴力の実態を暴くとともに、世論の喚起を促す。浦上警部の容赦のない摘発はさらに進む。黒幕である大田黒は、両派の抗争が、各地の暴力組織の壊滅までに至ってはと懸念し、両派の即時解散を行わせる。そして、取締り当局と世論を誤魔化そうと目論むのであった。両派は解散となる。解散の憂き目にあった晋次は、兄の死の真相を探るため、単身関西へと飛ぶ。そして、新生会幹部・寺町から今西の犯行であることを探り出すや、河北と一緒に今西のいる横浜のナイトクラブへと殴り込む。河北と今西の死斗。二人は互いを撃ち合い、絶命する。そこへ浦上警部が駆けつける。晋次は、河北が教えてくれたハリソン商会のカラクリを浦上警部たちに教え、一緒に横浜港へと急ぐ。そこでは、フィリピンからの観光客船が横付けされ、またそこには、大田黒の姿もあった。乗船リストからハリソン商会のゴードンが運び屋であることが判明するが、ゴードンが外交官証明書を携帯しているため、その場ではどうすることもできない。税関パスの大型トラックが浦上警部たちの目の前を無情にも通り過ぎようとした時、晋次が荷台の荷物に飛びつき、スパナで鍵を一撃する。晋次は、ゴードンの兇弾に斃れるが、そのはずみで荷物の蓋が開き、夥しい数のRSC密造拳銃が流れ出す。ゴードンはその場で逮捕。その様子を見ていた大田黒は、何事もなかったように、自らの自動車でその場を立ち去るのであった。浦上警部は、晋次の死体を抱き上げながら、大田黒の遠ざかる自動車をいつまでも睨むのだった。

『組織暴力』シリーズ

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