恋とオンチの方程式

小さい頃、アイドルになりたかった山吹みどりは香川県でバスガイドをしていた。ある日、音響機器メーカー“ナマズダイナミクス”の御曹司・栗田拓人が亡き父であり元社長の故郷・香川県でコンサートをするためにやってきた。また、ひょんなことから幼なじみだった小川カズユキと再会し、忘れていた悪夢を思い出す。みどりは想像を絶するオンチで幼い頃に東京で受けたオーディションで、みんなに笑われたことがトラウマとなっていた。数日後、拓人の母である現社長の栗田徹子がやってきて、みどりのミスを激しく責め、みんなの前で歌わせようとする。思わずみどりは逃げ出すが、気になって追いかけてきた拓人と恋に落ちる。しかし、日本一の絶対音感を誇る徹子による嫁の条件は、「歌って、踊れて、拍手される」こと。みどりは、オンチを克服して、「宇宙一の幸せ」をつかみとることができるのか!?