愛と銃弾

愛と銃弾

才気みなぎる鬼才エンタテイナ―、マネッティ・ブラザーズが放つ、ノワール、アクション、ロマンス、そしてミュージカル?

悪いのは男か女か
太陽は輝き、マフィアが笑う
紺碧のナポリ湾で、飛び交う銃弾に愛は勝てる?

ローマ出身のマネッティ・ブラザーズは、前作『僕はナポリタン』に続き、再びナポリを映画の舞台に選んだ。兄のマルコによれば、ナポリは、「演劇、音楽映画、建築に関する限り、文化の首都」なのだ。前作以上にナポリ音楽への愛着が感じられる。ノワールとミュージカルの意外なジャンルの融合が生まれたのも、ナポリ音楽へのリスペクトあってのことだろう。チーロを演じたナポリ出身のジャンパオロ・モレッリによれば、本作は、カンツォーネの織り交ぜられたナポリの大衆音楽へのオマージュであり、歌詞がストーリーを動かす点が他のミュージカルとは異なる。本作は、第73回ヴェネツィア国際映画祭のオープニング作『ラ・ラ・ランド』へのマネッティ・ブラザーズ流の返歌ともいえよう。
映画『ゴモラ』にヒットによって定着した、ナポリの暗い灰色のイメージを反転させることも監督の狙いのひとつである。たとえば『ゴモラ』の舞台となったスカンピーア地区の集合住宅を、アメリカ人観光客が訪れる場面、麻薬密売人の巣窟と化したこの地区が、コロッセーオやエッフェル塔に匹敵する観光地としてアイロニカルに描かれているのだ。
ボスの妻で、シネフィルのマリアが語る通り、本作には様々な映画への言及がある。『007は2度死ぬ』(67)、デヴィッド・フィンチャーの『パニック・ルーム』(02)、さらにはブルース・リーのカンフー映画。音楽と台詞が完璧に調和したミュージカルとして監督が意識したのは、1978年のアメリカ映画『グリース』である。
劇中でファティマが唄う曲「L’amore ritrovato(愛は再び)」は、映画『フラッシュダンス』(83)の主題歌「What a Feeling」にイタリア語の歌詞をつけたもの。血だらけの死者たちが砂浜で踊る場面は、マイケル・ジャクソンのアルバム『スリラー』(82)のMVが監督の念頭にあったという。ロザリオを演じたライツ(本職は歌手)の渋い演技と歌が光る。

配信開始日:2019年08月23日

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愛と銃弾

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愛と銃弾

432ポイント

愛と銃弾
視聴期間: 2日間 432ポイント
視聴時間:02:19:45

ヴェスヴィオ火山を望み、太陽もマフィアも元気な南イタリアの大都市ナポリ。ハンサムなチーロは、相棒ロザリオとともに「タイガー」と呼ばれるクールな殺し屋二人組の片割れ。水産市場を仕切る「魚王」ヴィンチェンツォとその抜け目ない夫人マリアに雇われている。そして、ヒロインのファティマは夢に焦がれる若くチャーミングな看護師。
ある晩、ファティマは病院でとんでもない犯罪に巻き込まれてしまう。チーロは目撃者の彼女を消そうとする、がそのとき二人は気づく。ずっと若く純粋だったころ二人はかけがえのない恋人同士だったのだ。よみがえった恋はいっそう激しく燃え上がる。
チーロはファティマを守るため、裏社会から逃れることを決意する。ナポリの美しい街並みとナポリ湾を舞台に、容赦のない闘いが始まる…。

愛と銃弾の作品情報

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スタッフ・作品情報

監督・脚本・製作

マネッティ・ブラザーズ

脚本

ミケランジェロ・ラ・ネーヴェ

撮影

フランチェスカ・アミトラーノ

美術

ノエミ・マルキカ

衣装

ダニエラ・サレルニターノ

録音

ラヴィーニア・ブルケーリ

音楽

ピヴィオ&アルド・デ・スカルツィ

編集

フェデリコ・マリア・マネスキ

製作

カルロ・マッキテッラ

製作年

2017年

製作国

 イタリア

出演キャスト

ジャンパオロ・モレッリ

セレーナ・ロッシ

クラウディア・ジェリーニ

カルロ・ブッチロッソ

ライツ

(C) MODELEINE SRL ・ MANETTI bros. FILM SRL 2016