ベター・コール・ソウル シーズン1

かつてアルバカーキで名を馳せた弁護士ソウル・グッドマンは、名前を変え、別人としてオマハのシナモンロール店で働いていた。自宅でテレビを見て過ごしていた夜、ソウルは部屋の奥から"あるもの"を取り出す…。
2002年、アルバカーキ。のちにソウルとなる三流弁護士のジミー・マッギルは、安い報酬の仕事で必死に生計を立てていた。そんな中、ジミーは役所の会計係ケトルマンの依頼を勝ち取ろうと、意外な作戦を実行する。

• 第02話 トゥコ
• 第03話 ナチョ
• 第04話 ヒーロー
• 第05話 羊飼いの少年
• 第06話 警官
• 第07話 ビンゴ
• 第08話 RICO法
• 第09話 ピメント
• 第10話 マルコ

ジミーの作戦はスケボー青年たちを巻き込み、最悪の事態へと発展。ギャングに拉致され、命を落としそうになるジミーだったが、思いがけない人物に救われる。その夜、電磁波の過敏症に悩む兄チャックを泥酔状態で訪れたジミー。病院の請求書を見たチャックは、昔の"悪い癖"が戻ったと直感し、愕然とする。チャックに事情を説明し、心を入れ替えて再び公選弁護の仕事に励むジミーのもとに、ギャングのナチョが現れる。

ナチョの計画を聞き、思わずケトルマン一家に警告するジミー。しかし次の日、一家は行方不明になってしまうのだった。容疑者として取り調べを受けるナチョは、自分がやっていないにも関わらず陥れられたと大激怒。ジミーを脅し、釈放を要求する。ジミーは裁判所の駐車場でマイクともめてしまい、警察へ連れていかれる。しかし、逮捕手続きの直前でマイクに助けられ、失踪事件に関するアドバイスまでもらうことに。

ケトルマン夫妻から"報酬"を受け取ったジミーは、宣伝用の看板を立てる。しかし、それがHHMの看板を完全に模倣したものだったため、すぐに撤去するよう言い渡されてしまう。撤去の様子を報道してもらっていたところ、作業員が宙吊りになってしまい…!?一方チャックはいつもの新聞の中に"アルバカーキ・ジャーナル"がないことが気になり、5ドルと引き換えに近所の家から取ってきてしまう。そして、ジミーの記事を目にするのだった。

ニュースの効果は絶大で、ジミーへの依頼は急増。遂に弁護士として軌道に乗り始めた。ある日、ジミーとキムが一緒にいたところ、ハワードから電話が入る。実は、警察に押し入られたチャックがパニック状態になり、病院に運ばれたのだ。駆けつけたジミーは、チャックを精神科へ入院させるよう医師から言われてしまう…。キムとの会話から、高齢者法をメインに扱おうと決めたジミーは、さっそく老人介護施設で営業を開始する。

マイクは、警察官である息子マティとその同僚が殺された事件で、フィラデルフィア警察から取り調べを受けることになってしまう。ジミーは、弁護士としてマイクに呼び出され、失踪事件の借りを返すように言われる。警察が知っている情報をどうにか盗み出したマイクは、息子の妻ステイシーのもとへと向かう。そこで、彼の警察時代の汚れた過去と、マティ殺しの事件に隠された悲しくも壮絶な真実が明らかになる。

新しい事務所を借りて事業拡大を考えるジミーは、キムを仕事のパートナーに誘う。そんな中、キムはHHMで担当していたケトルマン夫妻から怒りを買ってしまい、依頼を取り下げられてしまうのだった。一方、ケトルマン夫妻は、過去に渡した"報酬"の話を持ち出し、ジミーに再び弁護の依頼をする。困り果てたジミーは、マイクにある仕事を頼むことに。それは、ケトルマンが役所から横領した大金を盗んでくるというもので…?

高齢者向け住宅のサンドパイパー・クロッシングで依頼人と会っていたジミーは、入居者に渡されている明細を見て不審な点に気付く。ところが、情報を集めようとした矢先に施設から出入りを禁止されてしまうのだった。不利な状況になりながらも、どうにか不正の証拠を集めたジミーは、敏腕弁護士のチャックと力を合わせてサンドパイパーと闘う覚悟を決める。マイクは、傷を診てもらった獣医師に"仕事"を紹介してもらうことに。

サンドパイパーの案件は難航していた。チャックはハワードたちに助けを求めるようジミーを説得し、ジミーが寝ている間にある人物に電話する。ジミーとチャックはHHMでミーティングをするが、ハワードからの返事は「案件は引き受けるが、ジミーは雇えない」という酷いものだった。一方マイクは、獣医師から紹介された用心棒の仕事で、取引相手のナチョと顔を合わせる。ジミーはあることに気付き、チャックのもとを訪れる。

ジミーはハワードのもとを訪れ、サンドパイパーの資料とチャックの買い物リストを渡す。そしてシセロへと向かい、悪友のマルコと昔のように詐欺をして過ごすのだった。依頼人からのメッセージを聞いて帰ろうとするジミーに、マルコは最後にもう一仕事したいと懇願するが、そこには思いがけない理由があった。キムから大手法律事務所が自分に興味を持っていると聞き、大喜びするジミー。軽快な足取りで、挨拶へと向かっていたが…?