必殺からくり人・血風編

第3回 怒りが火を吹く紅い銃口

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  • 46分

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あらすじ

 5人組の盗賊に入られた両替商の伊勢屋(日下武史)が借金をかかえたまま倒産した。しかしこれは官軍に軍資金を用立てるために仕組んだもので、伊勢屋に命ぜられた番頭の源三(江幡高志)が直次郎(浜畑賢吉)の幼なじみの吉次(麦圭介)ら5人をうまくそそのかし、千両箱を運び出させたのだ。その上、伊勢屋は吉次らを一人ずつ殺しはじめた。直次郎は怒り、一方、土左衛門(山崎努)も味方のきたないやり方を腹にすえかねる。

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第1回~第11回

全話第1回~第11回

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魔窟に潜む紅い風 / 非道にたてつく紅い刃 / 怒りが火を吹く紅い銃口 / 大奥の天下に挑む紅い声 / 死へ走る兄弟の紅い情念 / 悲恋を葬る紅い涙 / 恨みに棹さす紅い精霊舟 / 帰らぬ愛に泣く紅い旅 / 小判が眼をむく紅い闇 / とらぬ狸の紅い舌 / 夜明けに散った紅い命
第1回~第5回

第1回~第5回

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魔窟に潜む紅い風 / 非道にたてつく紅い刃 / 怒りが火を吹く紅い銃口 / 大奥の天下に挑む紅い声 / 死へ走る兄弟の紅い情念
第6回~第11回

第6回~第11回

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悲恋を葬る紅い涙 / 恨みに棹さす紅い精霊舟 / 帰らぬ愛に泣く紅い旅 / 小判が眼をむく紅い闇 / とらぬ狸の紅い舌 / 夜明けに散った紅い命

本編

第1回 魔窟に潜む紅い風

第1回 魔窟に潜む紅い風

  • 46分 
  • 2日間 220 pt 〜

 薩摩藩士の脇坂(原口剛)の妻お国(宮本信子)は郷里で藩の上役に手ごめにされ、江戸屋敷の夫へ娘を預けたあとは死ぬ覚悟で品川宿まで来たが、幕府の検問が厳しくて通れない。白浜屋の女主人おりく(草笛光子)はお国のために遊び人の伝八(田口計)から通行手形を手に入れてやったが、幕軍隊士の諸岡(上野山功一)らは伝八とともにお国を犯し、殺してしまう。
第2回 非道にたてつく紅い刃

第2回 非道にたてつく紅い刃

  • 46分 
  • 2日間 220 pt 〜

 品川宿で働きはじめた直次郎(浜畑賢吉)の育ての親の女郎お梅(浅香光代)が幕軍浪士隊の藤木(浜田晃)らに殺され、苦労してためた金を奪われた。一方、身分を隠し、お梅の娘おさわ(有吉ひとみ)の夫になっている官軍密偵の黒田(田中弘史)も藤木らに捕まり、処刑された。直次郎は怒り、土左衛門(山崎努)もまた同志を殺した敵に殺意を抱く。
第3回 怒りが火を吹く紅い銃口

第3回 怒りが火を吹く紅い銃口

  • 46分 
  • 2日間 220 pt 〜

 5人組の盗賊に入られた両替商の伊勢屋(日下武史)が借金をかかえたまま倒産した。しかしこれは官軍に軍資金を用立てるために仕組んだもので、伊勢屋に命ぜられた番頭の源三(江幡高志)が直次郎(浜畑賢吉)の幼なじみの吉次(麦圭介)ら5人をうまくそそのかし、千両箱を運び出させたのだ。その上、伊勢屋は吉次らを一人ずつ殺しはじめた。直次郎は怒り、一方、土左衛門(山崎努)も味方のきたないやり方を腹にすえかねる。
第4回 大奥の天下に挑む紅い声

第4回 大奥の天下に挑む紅い声

  • 46分 
  • 2日間 220 pt 〜

 江戸城大奥で染井(中原早苗)と相良(宇佐美千絵)が相次いで将軍の子を産んだ。染井は自分の子を世継ぎにするため呉服問屋の井筒屋(岩田直二)を使って相良の子の命をねらったが、感づいた乳母おそで(島多佳子)が外へ連れ出し、道へ捨てた。この赤ん坊を直次郎(浜畑賢吉)が拾ったことから敵の手はからくり人たちの周辺にも伸びてくる。
第5回 死へ走る兄弟の紅い情念

第5回 死へ走る兄弟の紅い情念

  • 46分 
  • 2日間 220 pt 〜

 幕軍浪士の佐久紺次郎(中島久之)は恋人お香(大崎紀子)を米人士官から奪い返そうとして失敗し、処刑の日までの3日間、道にさらされることになった。紺次郎はおりく(草笛光子)のかつてのいいなずけ洋三(中野誠也)の弟だ。やがてその洋三が現れ、弟の死を見とどける覚悟で道に腰をおろした。おりくは昔の罪ほろぼしのために紺次郎を救出しようと決意する。
第6回 悲恋を葬る紅い涙

第6回 悲恋を葬る紅い涙

  • 46分 
  • 2日間 220 pt 〜

 芸者お栄(鮎川いずみ)は亭主である太鼓持ちの彦六(春風亭柳朝)が借りてきてくれた高価なかんざしを失った。新品を買って返そうにも30両の金はとてもそろわない。そのころ幕府海軍の宇佐美(剣持伴紀)らが30両で兵を募集しているとの話。彦六はさっそくこれに応募し、一方、そうとは知らないお栄も女衒(ぜげん)の清吉(島米八)の話に乗り、身を売って金をつくろうと決意する。
第7回 恨みに棹さす紅い精霊舟

第7回 恨みに棹さす紅い精霊舟

  • 46分 
  • 2日間 220 pt 〜

 飯盛女おいね(吉田日出子)は客の源二郎(樋浦勉)に口説かれて嫁になることに決め、おりく(草笛光子)の許しを得て白浜屋を去った。が、実は源二郎とその後見人の吾兵衛(浜村純)らは、お尋ね者に国外逃亡をそそのかして大金をとってはアメリカ人に売りとばしていた悪党一味だった。おりくらはおいねを救出しようと一味の郷里だという精霊(しょうろ)村への道をさぐる。
第8回 帰らぬ愛に泣く紅い旅

第8回 帰らぬ愛に泣く紅い旅

  • 46分 
  • 2日間 220 pt 〜

 恋人の妻木左近(冨川徹夫)が戦死したと聞いたおはつ(大谷直子)は絶望して、女衒(ぜげん)の浄吉(綿引洪)に誘われるままに品川宿の女郎になった。が、左近は重傷を負って戦場から帰ってきた。おはつはよろこび、女郎の足を洗おうとするが、浄吉は許さない。おりく(草笛光子)らは2人の恋人を会わせてやろうと手をつくす。
第9回 小判が眼をむく紅い闇

第9回 小判が眼をむく紅い闇

  • 46分 
  • 2日間 220 pt 〜

 回船問屋・湊屋善右衛門(柳川清)の弟の儀兵衛(菅貫太郎)はニセの官軍隊士を使って兄を殺させ、店と隠し金の3千両を横どりして新しい主人におさまった。さらに儀兵衛は町で出会った美しい娘おさよ(八城夏子)を金ずくで愛人にしたが、悪事を知られたと見ると、番頭の伊助(唐沢民賢)に命じて殺害させた。おさよと夫婦になることを夢見ていた、あんまの武(石山律雄)は恨みをはらしてほしいとおりく(草笛光子)に頼む。
第10回 とらぬ狸の紅い舌

第10回 とらぬ狸の紅い舌

  • 45分 
  • 2日間 220 pt 〜

 田地田畑を売り払った造り酒屋の息子・栄吉(平泉征)は、幕府軍と官軍の戦火を避けようとする人々でごったがえす品川宿にやって来た。  通常では買えない金額で品川の土地を買い占めて大もうけをしようとした栄吉は、悪徳商人・土地ころがし屋の源太(高峰圭二)にまんまとだまされ官軍の密偵・塚原(青木義朗)に殺害される。一方、土左衛門(山崎努)は密偵仲間の塚原と合い旧交をあたためるが、塚原が品川宿の町民に江戸を焼き払うとおどし町の有力者から多額の金を要求している事実をつきとめる…………。
第11回 夜明けに散った紅い命

第11回 夜明けに散った紅い命

  • 45分 
  • 2日間 220 pt 〜

 ついに官軍の天下となり、同軍品川警備隊長の的場(新田昌玄)は厳しい幕府残党狩りを始めた。幕府側の人間を密告した者には1人につき2両の賞金が出る。直次郎(浜畑賢吉)は仲間の仙吉(木村元)に誘われ、金もうけのために的場の手先となったが、やがて“からくり人”であることを見破られて殺された。おりく(草笛光子)は組織を解散する決意をかため、土左衛門(山崎努)と新之助(ピーター)は最後に直次郎の敵討ちをしようと的場のいる陣所に乗り込む。