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本編

女犯十手裏仕置

女犯十手裏仕置

  • 77分 
  • 2日間 330 pt 〜

白昼、神社の境内に響く悲鳴、男は女に狛犬を抱かせ、着物の裾をからげ、白い尻をムキ出しにするや背後から挑む、ついでに懐から財布を引っ張り出す。「人の体をいいようにした上に金までとは・・・」犯罪者の前歴を額に刻み込まれた男、犬七。女犯、脅しと極めつけの無頼の徒が、訳あって新米同心・田上玄之介の手下となる。ある日、材木商「菱喜」に家尻切り(泥棒)が入った。その検証に立ち会う玄之介と犬七。世間の見えない玄之介の為、何かと気を配る犬七である。数日後、大江戸の夜空を焦がし火の手が上った。「赤馬だ!」火事は吉原の遊女屋敷軒を消失させた。火事のおかげで、その普請を請け負って俄然活気づく「菱喜」の様子を、それとなく見張っていた犬七の前に、店の中から褒賞者の証である紫房の十手を持つ、同心・加茂精三郎が現れる。早々、犬七と玄之介の二人は捜索を始める。そんな折り、犬七の元へ吉原の火事はつけ火であるとタレ込みが入った。仮宅営業の遊女屋へ調べに出かけた玄之介は、そこで酒に酔い潰れてしまう。目覚めてみると全裸で斬り殺された遊女の死体が転がっていた。駆けつける犬七に必死の玄之介。犬七はこの事件の背後に、キナ臭いものを嗅ぎつけ調べを始める。勿論、その方法は相当に手荒い、犬七の本領発揮である。女を犯し、十手を足しに暴力をふるう。核心に迫る犬七。何でもありの”極悪”(ワル)野郎にも、許せぬ道理があった。そして、遂に怒りが爆発する時が来た・・・・。