ホワイトリリー

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ホワイトリリー

  • 80分 
  • 3日間 550 pt 〜

柔らかな手つきでろくろをまわす陶芸家志望のはるか。閑静な住宅街で陶芸教室を開く有名陶芸家・登紀子の住み込み弟子として、身の回りの世話も任されている。登紀子は雑誌の取材やテレビ出演などで多忙な日々を送り、最近は陶芸教室もはるかに任せきりだ。  登紀子とはるかは師弟を超えた特別な関係にあった。毎夜、別の男を連れ帰ってくる登紀子が寝室で、事を終えると、彼女は全裸ではるかの部屋にやってきて「今日も不完全燃焼だったからお願いね」と告げる。もとより、はるかに異存はない。登紀子が行為にふけっている最中の声を壁越しに耳をすませながら、はるかは自らを慰めていたのだから。欲求不満を解消すると登紀子は晴れやかな顔で寝室に帰っていく。  ある日、有名陶芸家の息子・二階堂悟が登紀子の新弟子としてやって来た。登紀子は彼の指を握っては「陶芸家向きの指よ」と、すっかり気に入っている様子だ。アトリエへ通って来る予定が、登紀子は強引に住み込ませることを決める。その翌朝、いつもは立つこともないキッチンで登紀子が悟のために朝食を作っていることに、はるかは複雑な感情を抱く。昨晩、悟と過ごした夜がいかに充実していたか、とうとうと語り出す登紀子。はるかの手前だけに制しようとする悟だが、登紀子は一笑に付す「この子は私の全部を受け入れてくれるから」。 はるかと登紀子の二人の秘密に踏み込んできた悟の登場によって、それぞれの愛が暴走をはじめる。

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