100分de名著

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100分de名著

一度は読みたいと思いながらも、途中で挫折してしまった古今東西の“名著”。この番組では難解な1冊の名著を、25分×4回、つまり100分で読み解いていく。

[お試し] フランクル“夜と霧” 第1回 絶望の中で見つけた希望再生

[お試し] フランクル“夜と霧” 第1回 絶望の中で見つけた希望

『100分de名著』の動画一覧

本編

良寛 詩歌集 第4回「“老い”と“死”に向き合う」(最終回)

良寛 詩歌集 第4回「“老い”と“死”に向き合う」(最終回)

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

良寛は晩年、老いや病に苦しめられた。彼の漢詩や和歌には、その克明な状況すら描かれている。そこには、全てを言葉で表現し尽くすことで、「老い」や「病」「死」と対峙(じ)し、それを人生修行の場としようという良寛の強靭(じん)な精神がみえてくる。良寛の表現活動を通して、「老い」や「病」「死」との向き合い方を学ぶ。
100分de平和論

100分de平和論

  • 100分 NHK見放題
  • 3日間 220 pt 〜

2016年はリオでオリンピックが開催されるオリンピックイヤー。実は近代オリンピックの創始者クーベルタン男爵が「オリンピック開催中は戦争を休戦して大会に参加せよ」との理念を掲げたという事実は意外に知られていない。そこで「100分de名著」では、オリンピックイヤーにちなみ、さまざまな分野の専門家がスタジオに集まって「自分がおすすめする平和論」の名著を紹介し徹底的に討論する。
内村鑑三 代表的日本人 第1回「無私は天に通じる」

内村鑑三 代表的日本人 第1回「無私は天に通じる」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

「代表的日本人」の冒頭に登場する西郷隆盛。明治維新の立役者として知られるが、実は徹底して「待つ人」だった。真に必要に迫られなければ自ら動かない。しかし一度内心からの促しを感じたなら、ちゅうちょすることなく決断し動く。それこそが西郷という人物の神髄だった。それは、折にふれて「自己をはるかに超えた存在」と魂の会話を続け、そこに照らして自らの生き方を問い続けた「敬天愛人」という信条から発するものだった。
内村鑑三 代表的日本人 第2回「試練は人生からの問いである」

内村鑑三 代表的日本人 第2回「試練は人生からの問いである」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

「代表的日本人」には、試練を好機ととらえることで、偉大な改革を成し遂げた日本人が描かれている。米沢藩主・上杉鷹山と農民聖者・二宮尊徳だ。彼らはどんなすさんだ民の心にも誠意をもって向き合い、道徳的な力を引き出そうとした。その結果、途方もない公共事業を次々と成し遂げていった。第2回は、上杉鷹山と二宮尊徳の生き方を通して、試練を好機に変えていく「誠意」の大事さを学んでいく。
内村鑑三 代表的日本人 第3回「考えることと信ずること」

内村鑑三 代表的日本人 第3回「考えることと信ずること」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

「考えること」「信じること」というそれぞれの方法でゆるぎない信念を貫き通した儒学者・中江藤樹と仏教者・日蓮。中江藤樹は「道は永遠から生ず」との信念を生涯つらぬいた。一方、日蓮は「法華経」を生涯の座標軸に据え、いかなる権力の脅しにも屈せず、死罪、流罪をも精神の力ではねのけた。第3回は中江藤樹と日蓮の生き方から真摯(しんし)に考えぬき真摯に信じぬいたからこそ得られる「ゆるぎない座標軸」の大切さを学ぶ。
内村鑑三 代表的日本人 第4回「後世に何を遺すべきか」(最終回)

内村鑑三 代表的日本人 第4回「後世に何を遺すべきか」(最終回)

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

「人がどう生きたか」こそが人から人へと伝えられるものであり、それが魂のリレーとなっていく…「代表的日本人」は、講演「後世への最大遺物」と通じあっており、一緒に読み解いていくとその本質がわかっていく。内村にとって生きるとは「後世」に生まれる未知の他者が歩く道を準備することだった。逆に私たちは、何を受け継ごうかと考えて世界を見るとき、はじめて自身に準備されている「遺物」の豊かさに気づくことができる。
アドラー“人生の意味の心理学” 第1回「人生を変える“逆転の発想”」

アドラー“人生の意味の心理学” 第1回「人生を変える“逆転の発想”」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

客観的な世界などなくすべて色眼鏡を通してしかみることはできないという「認知論」。トラウマや過去に支配されているという「原因論」は誤りで、人間は目的を変え過去を意味づけ直すことで人生を変えることができるという「目的論」。「性格」を柔軟なものと捉え、いつでも選び直せると考える「ライフスタイル論」。アドラーの思想はいつでも「この瞬間」から人生を変えることができるというポジティブな人間観に貫かれている。
アドラー“人生の意味の心理学” 第2回「自分を苦しめているものの正体」

アドラー“人生の意味の心理学” 第2回「自分を苦しめているものの正体」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

私たちを悩ます「自分で自分を好きになれない」という劣等感。アドラーは、その状況が、「自分で自分を好きにならないよう」決心している結果だと分析する。その上で、劣等感を「客観的な事実」ではなく、他者との比較から生じる「主観的な解釈」だととらえて、その解釈自体を転換し、むしろ自分自身の成長のバネにしていくことを提唱するのだ。
アドラー“人生の意味の心理学” 第3回「対人関係を転換する」

アドラー“人生の意味の心理学” 第3回「対人関係を転換する」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

私たちは他者に認められたいという「承認欲求」を常にもっている。しかし、アドラーは「他者から承認を求めることを否定せよ」と説く。他者の期待を満たすために生きてしまったら、本当の自分を捨てて他者の人生を生きることになるからだ。「承認欲求」から解放される要はアドラーが提唱する「課題の分離」。それができたとき、対人関係は驚くほどシンプルになり、無駄な競争から解放され、各人が対等な関係を築けるという。
アドラー“人生の意味の心理学” 第4回「“自分”と“他者”を勇気づける」(最終回)

アドラー“人生の意味の心理学” 第4回「“自分”と“他者”を勇気づける」(最終回)

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

アドラーがゴールと考えた幸福とは何か? それは「共同体感覚」という概念に象徴される。「共同体感覚」は、他者を仲間と見なし、そこに「自分の居場所がある」と感じられること。そのためには「自己への執着」を「他者への関心」に切り替える必要があるという。その条件としてアドラーが挙げるのは「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」。それを実現するためにアドラーは、自己と他者を常に勇気づけていくよう呼びかける。
司馬遼太郎スペシャル 第1回「“戦国”から読み解く変革力」

司馬遼太郎スペシャル 第1回「“戦国”から読み解く変革力」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

「国盗り物語」では、織田信長、明智光秀、豊臣秀吉、徳川家康という傑出した才能が活躍する。その姿から司馬の「日本人観」や時代を動かす「変革力」を読み解いていく。 ※司馬遼太郎の「遼」の字は、本来、「しんにょうの点がふたつ」です。
司馬遼太郎スペシャル 第3回「“明治”という名の理想」

司馬遼太郎スペシャル 第3回「“明治”という名の理想」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

短期間のうちに国民国家の土台を築いた世界にも稀(まれ)な革命「明治維新」。そこに生まれた「明治国家」は江戸260年の精神遺産だったという司馬の歴史観を読み解く。 ※司馬遼太郎の「遼」の字は、本来、「しんにょうの点がふたつ」です。
歎異抄 第1回「人間の影を見つめて」

歎異抄 第1回「人間の影を見つめて」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

その革新性故に誤解が絶えなかった親鸞の思想。異議をとなえる門弟たちに、親鸞は「念仏が浄土に生まれる種なのか地獄へ落ちる所業なのか私は知らない」と冷徹にいい放つ。そこには、自分の都合で教えの意味をゆがめ、自身の中にある「影」の部分を見つめようとしない人々への嘆きがあった。親鸞は、死後に救われるかどうかといった利己的な目的ではなく、己の罪深さを徹底して見つめぬく中にこそ真の信仰が開かれると考えたのだ。
歎異抄 第2回「悪人こそが救われる!」

歎異抄 第2回「悪人こそが救われる!」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

「歎異抄」の中で最も有名な一節「善人なほもつて往生をとぐ。いはんや悪人をや」。そこには「仏の目からみれば全てが悪人であるのに、自分自身は善人であると思っている傲慢さはどうなのか」という親鸞の問いがある。また一般的な社会通念では決して救われない人々に対して、全く異なるものさしを提示することで社会の底辺に置かれている人々が救われる原理を追求したのだ。「他力」「悪人正機」の深い意味を読み解く。
歎異抄 第3回「迷いと救いの間(はざま)で」

歎異抄 第3回「迷いと救いの間(はざま)で」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

唯円は、常識的な社会通念から親鸞の教えをゆがめ自分の都合のよいように解釈する人々の異義に、一つ一つ反論していく。そこにあるのは、何をするにも自分を軸としてしか行動できない、全てに対して自分というフィルターを通してしか考えられない、かなしい人間のさが。「歎異抄」には、そうした「自己の偽物性」から抜け出し、迷いと救いの間で宙づりになりながらも、それをあるがままに受け止めていく生き方が示されている。
歎異抄 第4回「人間にとって宗教とは何か」(最終回)

歎異抄 第4回「人間にとって宗教とは何か」(最終回)

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

人間がもつ「光」と「闇」の間で苦悩し続けた親鸞を支えていたのが「弥陀(みだ)の五劫思惟(ごこうしゆい)の願をよくよく案ずれば、ひとへに、親鸞一人がためなり」との確信だった。あまりにも有名な親鸞のこの言葉を深く読み解いていくと、我が身一身でこの教えを引き受け、その切実さを生き切ろうという親鸞の実存的な決断がみえてくる。親鸞の信仰人としての生きざまを通して、「人間にとって宗教とは何か」を考えていく。
宮本武蔵“五輪書” 第1回「兵法の道はすべてに通じる」

宮本武蔵“五輪書” 第1回「兵法の道はすべてに通じる」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

兵法が剣術だけでなく世間のあらゆることに通じると説く「地の巻」。そこで展開された、大将と士卒を大工の棟りょうと弟子の関係にたとえて説くリーダー論は、一般社会にも適用できる。また、戦場におけるさまざまな武器の長所短所、物事の「拍子」(リズム、機)を知ることの重要性、道を学ぶ者が知るべき9か条の心得など現代の私たちにも通じるような心構えを論じている。「五輪書」から全てに通じる「兵法の道」の基本を学ぶ。
宮本武蔵“五輪書” 第2回「自己を磨く鍛錬の道」

宮本武蔵“五輪書” 第2回「自己を磨く鍛錬の道」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

入れる器に従って変化し、1滴にもなり大海ともなる「水」。そのイメージによって剣術の基礎を説く「水の巻」。隙のない自然体で、どんな状況下でも、緊張することなく心を静かにゆるがせ一瞬も滞らせず、状況全体と細部を「観・見」二つの目で偏りなくみる。まさに「水」にならって、身体と心を日常から鍛え上げていく方法を武蔵は克明に記述している。第2回は「自己鍛錬の方法」「専門の道を極める方法」を学んでいく。