100分de名著

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100分de名著

一度は読みたいと思いながらも、途中で挫折してしまった古今東西の“名著”。この番組では難解な1冊の名著を、25分×4回、つまり100分で読み解いていく。

[お試し] フランクル“夜と霧” 第1回 絶望の中で見つけた希望再生

[お試し] フランクル“夜と霧” 第1回 絶望の中で見つけた希望

『100分de名著』の動画一覧

本編

法華経 第2回「真の自己に目覚めよ」

法華経 第2回「真の自己に目覚めよ」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

法華経成立当時は釈迦が神格化され、釈迦の骨をおさめた塔「ストゥーパ」を拝む信仰が隆盛を極めていた。しかし法華経では釈迦はあくまで悟りを得たひとりの人間なのだから、偶像を信仰するのではなく釈迦が説いた「法」や「経典」の方をこそ重視せよと説く。そして成仏とは決して特別なことではなく「真の自己に目覚めること」だと説く。さまざまなたとえをもって語られる「真の自己に目覚めること」の大事さを解き明かす。
法華経 第3回「“永遠のブッダ”が示すもの」

法華経 第3回「“永遠のブッダ”が示すもの」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

これまでの常識的な価値観をゆさぶる神話的表現の数々。その上で明かされるのは、釈迦が四十数年前にブッダガヤで成仏したのではなく気の遠くなるようなはるかな過去にすでに成仏していたという驚がくすべき事実だった。そこに込められているのは、さまざまな形で説かれてきた無数の仏たちを一つに統合し、釈迦という存在の中に位置づけようという意図。第3回は法華経に説かれた「永遠のブッダ」が示す奥深い意味を明らかにする。
法華経 第4回「“人間の尊厳”への讃歌」(最終回)

法華経 第4回「“人間の尊厳”への讃歌」(最終回)

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

どんな暴力や迫害にあおうとも、ひたすら他者に内在する仏性を尊重し礼拝し続ける常不軽菩薩。経文などを全く読めずともやがて悟りを得ていくという姿には、法華経の修行の根幹が凝縮している。すべての人間に秘められた可能性を信じ尊ぶ行為こそが、自らの可能性を開いていく鍵を握っているのだ。第4回は、歴史小説「等伯」を書いた直木賞作家の安部龍太郎さんとともに法華経を読み解き、理想の人間の生き方に迫っていく。
神谷美恵子“生きがいについて” 第1回「生きがいとは何か」

神谷美恵子“生きがいについて” 第1回「生きがいとは何か」

  • 24分 NHK見放題
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神谷美恵子がとりわけこだわったのは、「生きがい」が決して言語化できない何かであり、考える対象ではなく「感じられる何か」であるということ。神谷が生きがいをとらえようとするさまざまな言葉から浮かびあがるのは、生きがいが、他者のものとは安易に比較できない「固有のもの」であるということだった。第1回は、神谷美恵子が探求し続けた「生きがい」の多面的な意味を、さまざまなエピソードを通して明らかにしていく。
神谷美恵子“生きがいについて” 第2回「無名なものたちに照らされて」

神谷美恵子“生きがいについて” 第2回「無名なものたちに照らされて」

  • 24分 NHK見放題
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国立のハンセン病療養施設「長島愛生園」に精神科医として調査に入った神谷美恵子。神谷は、これまで使ってきた学術的方法を放棄しハンセン病患者たちのただ中に入っていこうとした。その結果、患者たちから照らし出されるように「生きがいの深い意味」を知らされていく。第2回は、本当の意味で人間に寄り添っていくとはどういうことか、また、無名な人たちに照らし出される「生きがいの深い意味」を明らかにしていく。
神谷美恵子“生きがいについて” 第3回「生きがいを奪い去るもの」

神谷美恵子“生きがいについて” 第3回「生きがいを奪い去るもの」

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私たちは、「生きがいを奪い去るもの」を決して避けては通れない。そんな時、私たちはどうしたよいのか? ハンセン病患者たちが教えてくれるのは、暗闇の中にいる人間こそがむしろ「光」を強く感じるという事実だ。わが身に降りかかってくる困難を避けるのではなく、その意味を掘っていくことこそ「生きがい」を深めていく営為なのである。第3回は、試練に向き合ったときにはじめて気づかされる「生の深み」を学んでいく。
神谷美恵子“生きがいについて” 第4回「人間の根底を支えるもの」(最終回)

神谷美恵子“生きがいについて” 第4回「人間の根底を支えるもの」(最終回)

  • 24分 NHK見放題
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「生きがい」の問題を考えぬいていくとき、ひとはいつしか「宗教的なもの」に近づいていく。神谷は、困難に直面している人々と対話する中で、彼らが自分を超えたより大きなものに生かされていると感じており、自己をあるがままに大きな力にゆだねることで困難に立ち向かう力を得ていることに気づく。第4回は、神谷美恵子独自の「宗教観」を読み解くことで、「人間の根底を支えるものとは何か」を考えていく。
アルベール・カミュ“ペスト” 第1回「不条理の哲学」

アルベール・カミュ“ペスト” 第1回「不条理の哲学」

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

オラン市に突如発生したペスト。後手に回り続ける行政の対応、人々の相互不信、愛する人との過酷な別離…精神も肉体も牢(ろう)獄に閉じ込められたような状況の中で、それに照らし出されるように人間の尊厳が浮かび上がる。多くの人たちが現実逃避を繰り返す中で敢然と災厄に立ち向かっていく人々が現れるのだ。第1回は、やがて多くの人々を動かしていく医師リウーたちの姿を通して極限状況におかれた人間たちの可能性を考える。
アルベール・カミュ“ペスト” 第2回「神なき世界で生きる」

アルベール・カミュ“ペスト” 第2回「神なき世界で生きる」

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  • 3日間 110 pt 〜

神父パヌルーは「ペストは神の審判のしるし」と訴え人々に回心を迫る。その一方で、保健隊を結成し、あらん限りの力をふりしぼってペストとの絶望的な闘いを続ける医師リウーやその友人タルーたち。彼らを支えたのは、決して大げさなものではなく、人と人をつなぐ連帯の感情であり、自分の職務を果たすことへの責任感だった。第2回は、人々を絶望的な状況に立ち向かわせる「希望の源」は何なのかに迫っていく。
アルベール・カミュ“ペスト” 第3回「それぞれの闘い」

アルベール・カミュ“ペスト” 第3回「それぞれの闘い」

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  • 3日間 110 pt 〜

罪なき子どもの死に直面した神父パヌルーの心は大きく動揺。神を信じないという医師リウーは彼に対し「罪なき子どもが死ぬような世界を自分は愛せない。私はそれと闘い続ける」と宣言。それを受け、パヌルーはリウーたちと信条を超えて助け合うことを確認する。第3回は、それぞれの闘いを通して、人は「神」という存在なしに倫理を貫き人間の尊厳を守り続けることができるのか…というカミュの根源的な問いについて考える。
アルベール・カミュ“ペスト” 第4回「われ反抗す、ゆえにわれら在り」(最終回)

アルベール・カミュ“ペスト” 第4回「われ反抗す、ゆえにわれら在り」(最終回)

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

ペストが沈静化する中ついに友人タルーが発病。全てを静かに受け容(い)れて死んでいく。妻の訃報も届く。最後までリウーを打ちのめし続ける「不条理」。それでもなおリウーは後世のためにこれら全ての記録を自ら記し残していこうと決意する。第4回は、思想家の内田樹さんを交えて、彼の思想の根幹にあるキーワード「反抗」の深い意味を明らかにし、私たちを打ちのめし続ける「不条理」とどう向き合えばよいのかを探っていく。
河合隼雄スペシャル 第1回「こころの問題に寄りそう」

河合隼雄スペシャル 第1回「こころの問題に寄りそう」

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河合隼雄は「心の問題」を解決に導くには、相手を客観的に「観察」するのではなくその問題に主体的に関わり、その人の心に起きている現象をともに「経験」する必要があると言う。それは「なぜ」という問いを共にたどり、その人を揺り動かしている情動をおさめ、心のバランスを取り戻していく過程を共に歩んでいく長い道のりだという。第1回は、「ユング心理学入門」の前半を読み解き、心の問題とどう寄りそえばいいのかを考える。
河合隼雄スペシャル 第2回「人間の根源とイメージ」

河合隼雄スペシャル 第2回「人間の根源とイメージ」

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  • 3日間 110 pt 〜

河合隼雄は、ユングが提唱した心の最も深い層にあるとされる「普遍的無意識」に注目。それは人類に共通する基層。そこには「元型」と呼ばれる基本的な型のようなものがあり、それによって「影」「アニマ」「太母」といったイメージが、今の自分の心の状態を映し出すように生まれてくる。そこに表現された不均衡こそが「心の病」をもたらすのだ。夢の中に現れるこれらイメージをどのようにうまく統合し自己実現していくかを考える。
河合隼雄スペシャル 第3回「昔話と神話の深層」

河合隼雄スペシャル 第3回「昔話と神話の深層」

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「浦島太郎」「うぐいすの里」など日本人に古くから親しまれてきた昔話の中に、西欧近代の自我意識とは異なる日本人独特の意識が現われていることを解明した「昔話と日本人の心」。世界の神話との比較の中で「古事記」「日本書紀」を読み解き「中空構造」という現代の私たちも逃れない深層構造があることを明らかにした「神話と日本人の心」。第3回は、昔話や神話からみえてくる、日本人の心の深層構造や生きる知恵を学んでいく。
河合隼雄スペシャル 第4回「“私”とは何か」(最終回)

河合隼雄スペシャル 第4回「“私”とは何か」(最終回)

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

仏教を研究することで、日本における「私」のあり方を明らかにしていった河合隼雄。西欧とは異なり、日本での「私」は、自他が浸透し合った流動的な存在なのである。それは、心の治療を行う上でも新しい地平を開く新たな視点だった。第4回は「私とは何か?」という人間にとって最も根源的な問いに仏教と臨床心理学の双方から新たな光を当てるとともに、「人間は他者とどう関わっていけばよいのか」を学んでいく。
第1回「星の王子さま」 サン=テグジュペリ

第1回「星の王子さま」 サン=テグジュペリ

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永遠のベストセラー「星の王子さま」。何気なく読みすごすと素敵(すてき)なファンタジーで終わってしまうが、言葉の一つひとつを丁寧に読み解くと、「生き方」「友情」「愛」「死」といった哲学的なテーマが鮮やかに浮かび上がってくる。小説読みの達人ヤマザキさんに、文学から生き方を学ぶことの大切さを教えてもらう。
第2回「ソロモンの指環 動物行動学入門」 コンラート・ローレンツ

第2回「ソロモンの指環 動物行動学入門」 コンラート・ローレンツ

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

「ソロモンの指環」とは神話に出てくる動物の言葉を理解する力を与えてくれる魔法の指環。ローレンツは、動物行動学をこの指環にたとえて動物たちが何を意図して日々暮らしているかを解き明かす。プレゼント攻勢で相手の気を引こうとするコクマルガラスの恋愛事情、急所を差し出すことで敵の攻撃衝動を抑制するオオカミの本能など。瀬名さんに「ソロモンの指環」を通して動物たちの声に耳をすますとっておきの方法を教えてもらう。
第3回「走れメロス」 太宰治

第3回「走れメロス」 太宰治

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  • 3日間 110 pt 〜

教科書にも載っている名作文学「走れメロス」。友情をテーマにしたちょっとクサい物語と思うなかれ。実は、この物語の真の主人公は「王様」だというのが批評家・若松英輔さん。人殺しをものともしなかった王様だけが物語を通して心を大きく変えていくのだ。若松さんにならって、登場人物たちを自分の内面にある「働き」ととらえると、文学の面白さがまるで変わってくるという。「走れメロス」の知られざる魅力に迫る。
第4回「百人一首」(最終回)

第4回「百人一首」(最終回)

  • 24分 NHK見放題
  • 3日間 110 pt 〜

珠玉の和歌を編んだベスト・アルバムともいえる「百人一首」。私たちとは関係ない古い歌と思うなかれ。これらの歌を現代の視点からとらえてみると、あら不思議。歌の一つひとつが、私たちの感情を映し出してくれる「鏡」になる。古典に精通した木之下裕一さんならではの、「古典と友達になる方法」を伝授してもらう。

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