『純ちゃんの応援歌』の動画一覧

本編

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昭和22年6月、純子(山口智子)の一家は、疎開先の和歌山県美山村の父の親友・雜賀久助(桂枝雀)の家で暮らし、満州からまだ帰らぬ父を待っていた。村の運動会で、絶対に賞品の米一斗をとるのだと、大いに張り切る純子は、つや(白川由美)の息子の正太夫(笑福亭鶴瓶)とペアを組んで、二人三脚に出場。運動会も盛り上がり、弟の昭(岩芝公治)たちの騎馬戦をみんなが見守る中、車に乗ったGHQらしいふたりの男が来て…。
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GHQを名乗る男は、ジョージ北川(細川俊之)と速水秀平(高嶋政宏)。純子(山口智子)は二等賞品の米一斗をねらい、障害物競争に出場。純子は、“制服を来た人”のクジをひき、秀平の手を取って引っ張り出す。秀平は、純子を抱いたまま一位でゴールイン。ミシンが二台あっても仕方ないと思っていた矢先、もも(藤山直美)が来て、米と交換する。そんなある日、大原(赤塚真人)という男が、父の消息を伝えにやってきて…。
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大原(赤塚真人)は引き揚げ者で、まだ帰らない父・陽一郎の消息を純子(山口智子)たちに聞かせた。別れた時は元気だった、と言うが、大原は純子との別れ際に、陽一郎たちの班は集団自決をして、助かったのは三人だけだと言う。ショックのあまり純子は気を失い、久助(桂枝雀)に抱きとめられ、大原の話は母たちには言わないことにしよう、と心に決める。その夜、北川(細川俊之)の指導でフォークダンス大会が開かれるが…。
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純子(山口智子)はその夜、一睡もできなかった。大原の話が耳にこびりついて離れなかったのだ。一方、興園寺家では、つや(白川由美)が正太夫(笑福亭鶴瓶)に純子への気持ちを聞く。久助(桂枝雀)が、何やらひどく迷っている純子に声をかけると、純子は、父の事を母(伊藤榮子)に隠しているのが辛くて、とボロボロ涙を流す。そんな純子に久助は、父のグローブを見せ、父との思い出を語ると、純子は皆に話す決意をして…。
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つや(白川由美)が北川(細川俊之)を連れて、純子(山口智子)のところへやってきた。純子に店で働いてもらえないか、と頼みに来たのである。もも(藤山直美)のところで手伝っている純子だったが、引き受けることにする。北川はつやをドライブに誘い、一方、正太夫(笑福亭鶴瓶)は、純子を興園寺家に連れてくる。蔵から出てきた純子が、北川を探しにやってきた秀平(高嶋政宏)とばったり。秀平は、自分の素性を話し出し…。
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純子(山口智子)は、つや(白川由美)の店に初出勤、純子は正太夫(笑福亭鶴瓶)の弟・清彦(生瀬勝久)に山仕事のことを教わり、正太夫は愚兄賢弟とこぼす。小学校の校庭で、純子と昭(岩芝公治)がキャッチボール。まわりで見ている子どもたちに、一緒にやろうと、純子は声をかけ、手作りのグローブとボールで三角ベースを行う事になった。その夜、家で純子たちが皆のグローブを作っていると、秀平(高嶋政宏)がやってきて…。
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秀平(高嶋政宏)は純子(山口智子)に、自分はGHQではなく材木の話は詐欺だと明かす。秀平は、北川(細川俊之)が詐欺だということは明かさず、つや(白川由美)が断るように話してくれないかと頼む。純子はつやに断るように進言するが、商売の話に口を挟むな、と一蹴されてしまう。純子は正太夫(笑福亭鶴瓶)に頼んで、山を案内してもらうが、伐採した木の下敷きになる。その夜、北川に会いに興園寺家に忍び込んだ純子は…。
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純子(山口智子)は北川(細川俊之)に、黙って出て行ってくれ、と頼む。純子が、秀平(高嶋政宏)は北川のことが好きで、警察に捕まってほしくないから頼んだ、と言うと、北川は黙って出て行く決意をして、秀平につかみかかる。朝、純子が興園寺家に出勤してくると、逃げ出そうとする北川と鉢合わせる。同時に、本物のGHQが木材の調達に興園寺家を訪ねてきて、北川は興園寺家の代理人と名乗って仲介し、GHQと去って行く。
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秀平(高嶋政宏)は一人で興園寺家に残っていた。純子(山口智子)がどうするつもりなのかと問いただすと、秀平はつや(白川由美)に全てを打ち明ける。するとつやは、だまされたことを認めず出て行こうとする秀平を引き止め、今まで泊まった宿泊代を払えないなら家でただ働きをしろ、と命じる。純子が役場へお使いに行くと、友達の静尾(押谷かおり)が秀平に関心をもって純子にいろいろと聞いてくるのが、純子には面白くなく…。
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純子(山口智子)は静尾(押谷かおり)に手伝ってもらって、秀平(高嶋政宏)が探している場所を役場で探すが見つからない。子どもたちは、GHQが持ってきてくれる、というグローブをあてにして、皆素手で野球をしている。村に疎開に来た法律家の清原(浜村純)は、闇の物には手を付けない、と言いながら腹をすかしている。GHQから日曜日に約束の野球道具を持って来ると電話があり、純子と子どもたちは、朝から待ち構える。
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純子(山口智子)は雜賀(桂枝雀)に、青年団対GHQの親善試合の審判を頼むが、雜賀は願を掛けているから野球には関われない、と断る。雜賀は、代わりに清原(浜村純)に頼め、と言う。純子が半信半疑で頼みに行くと、清原は二つ返事で引き受ける。清原はルール厳格で、GHQの選手が不服を申し立てるが、上官は、審判の言うことが正しい、と認める。劣勢の正太夫(笑福亭鶴瓶)は苦し紛れに、代打に秀平(高嶋政宏)を…。
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GHQからもらった野球道具をどう分けるかでもめる子どもたち。純子(山口智子)がとりなして、皆の共有にして、金太郎(新田勉)に預かってもらうことにする。昭(岩芝公治)は、家に帰っても、秀平(高嶋政宏)のホームランの話題で興奮。純子とあき(伊藤榮子)が、もも(藤山直美)の家で野菜を分けてもらって帰る途中、通りがかった金太郎が家に誰かが来てる、と言うので、お父ちゃんが帰ってきたのか、と慌てて帰ると…。
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父・陽一郎(川津祐介)が、身寄りの無い少年・林雄太(高岡俊広)を連れて帰ってきた。陽一郎は、雄太は命の恩人だ、と言う。純子(山口智子)たち家族は、昭(岩芝公治)と同じ年の雄太の存在に一瞬戸惑うが、それよりも父が無事に帰ってきた喜びが大きい。近所の人が集まっての宴の席で陽一郎は、出征前に雜賀(桂枝雀)と交換したミットを見せる。寝る時、昭は真っ先に陽一郎の隣を陣取るが、雄太は遠慮して縁側に布団を敷く。
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陽一郎(川津祐介)が、連れて帰ってきた雄太(高岡俊広)にばかりかまうので、昭(岩芝公治)は面白くない。純子(山口智子)が興園寺家の仕事から帰ってくると、あき(伊藤榮子)と陽一郎が、雄太のこれからのことについて話している。陽一郎は、伊那にいるという雄太の親戚を探してみようと考えているが、雄太は小野家を離れたくないようだ。雜賀(桂枝雀)が来て、久しぶりにキャッチボールをしよう、と言うが陽一郎は…。
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純子(山口智子)は昭(岩芝公治)に、雄太(高岡俊広)も野球に混ぜてやれ、と言う。陽一郎(川津祐介)も野球をやれと言い、初めての野球に戸惑う雄太だが、陽一郎は雄太の肩の良さを認め、2人で野球の練習をする。純子は、昭も一緒に練習してやってくれ、と言うが、陽一郎は自分の子の昭よりも、身寄りの無い雄太のことを気にしている。雄太が父のことを気安く「陽さん」と呼ぶのも気に入らない昭は雄太とけんかして…。
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出て行った雄太(高岡俊広)を純子(山口智子)たちが山の中で探していると、ハーモニカの音色が聞こえてくる。純子が近づくと、雄太のそばで速水(高嶋政宏)が聞いていた。和歌山まで行って結局戻ってきた速水は、駅で雄太に会って、一緒に小野家に顔を出そうとしていたところだった。家で速水が説明していると、昭(岩芝公治)が帰ってきて、雄太に泣いて謝る。速水は興園寺家で仕事することになり、昭は雄太を野球に誘う。
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陽一郎(川津祐介)は大阪で仕事を探しているが見つからない。正太夫(笑福亭鶴瓶)は、純子(山口智子)が大阪へ行ってしまうんじゃないかと、気が気じゃない。子どもたちが畑で遊んでいると、雄太(高岡俊広)と昭(岩芝公治)が勢いで苗を抜いてしまい、牛山もも(藤山直美)に叱られ、純子は罰として、雄太と昭に畑仕事をさせる。問い合わせていた雄太の本籍と親戚の所在がわかり、陽一郎は雄太を連れて伊那に行くことにする。
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大阪で就職の話があるという陽一郎(川津祐介)の代わりに、純子(山口智子)が雄太(高岡俊広)と一緒に伊那へ行く。速水(高嶋政宏)は、和歌山の寺を訪ね歩いていて、雄太にあいさつ出来なかったのが心残り。純子は道中、自分が満州にいた時の思い出を話したりする。純子と雄太が雄太の叔母・絹子(宮田圭子)を訪ねると、雄太は引き取れない、と追い返される。和歌山へ帰るバス停では、ラジオから甲子園の中継が聞こえ…。
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雄太(高岡俊広)はせん別までもらって別れたのに、戻るのは足取りが重い。純子(山口智子)はそんなこと気にするな、と笑い飛ばすが、あき(伊藤榮子)は本当の母親が日本に帰ってきていたら、と気にする。速水(高嶋政宏)が、楽しそうに雄太たちに野球を教えるのを見て、正太夫(笑福亭鶴瓶)は速水と純子の仲がいいのが気に入らない。陽一郎(川津祐介)は大阪で仕事を決めて帰ってきて、雄太を養子にしたい、と言い出すが…。
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倒れた陽一郎(川津祐介)は、就職を断ることを決意する。純子(山口智子)は陽一郎に、大阪に断りの手紙を届けるよう頼まれる。大阪に向かう汽車の中で純子は、家出してきた正太夫(笑福亭鶴瓶)と出くわす。正太夫は清彦(生瀬勝久)とのけんかに負けて荒れていた。純子と正太夫は汽車に乗るところを牛山もも(藤山直美)に見られていて、ももは正太夫を探す清彦に会ったことから、純子と正太夫が駆け落ちした、と勘違いして…。