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本編

宵闇真珠

宵闇真珠

  • 99分 字幕 
  • 3日間 440 pt 〜

水上家屋が迷宮のように立ち並ぶ、香港で最後の漁村、珠明村。16歳の美しい少女〈ホワイト・ガール〉は、太陽を浴びると痩せ細って死んでしまう奇病に侵されており、父親に守られように暮らしていた。昼間は肌を太陽にさらすことができず、いつもサングラスをかけて日傘をさして歩いている彼女を、村の人々は怪物でも見るように避けていた。彼女にとって数少ない友達は、いつか真珠が採れることを夢見て牡蠣の養殖をしている少年、フーツァイだけ。学校に行けば不良グループにからかわれ、彼女は孤独な毎日を過ごしていた。そんなある日、ホワイト・ガールは子供の頃に死んだと聞かされていた母親の荷物を見つける。それは母親が着ていたドレスと、ミスコンテストのオーディションで歌った時のカセットテープ。初めて母親の声を聞いたホワイト・ガールは、村を出る事を夢見た母親に想いを馳せ、母親が歌っていた歌をひとり口ずさんだ。一方、村を見下ろす丘の上に佇む廃屋に、どこからともなくやって来た青年、サカモトが住みつくようになる。廃屋にはカメラ・オブスクラを利用した望遠鏡のような設備があり、屋敷のなかに居ながらにして村の風景を見ることができた。カメラ・オブスクラが映し出した映像を通じてホワイト・ガールの存在を知ったサカモトは、ある月夜の晩、海辺の洞窟でひとりで歌っているホワイト・ガールに声をかける。ホワイト・ガールは、初めて自分のことを真っ直ぐに見つめてくれた青年に胸の高まりを感じた。ホワイト・ガールとサカモトが出会った頃、村の再開発の計画が、大企業と村長の間で密かに進められていた。その計画が実現すれば、香港の昔の面影を残す珠明村の姿は消えてしまう。村長一派は村の不良たちを操って土地の買収を進めていくなかで、サカモトが住む白い家に目を付けて手に入れようとする。思いがけず、村を揺るがす開発計画に巻き込まれていくサカモト。そんななか、ホワイト・ガールは母親の秘密を知る。そして、再会した二人は、丘の上の白い家で運命の一夜を過ごすことに…。

PV

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