プライベート・パーツ

ベストセラーになった自叙伝をもとに、過激なラジオDJの、意外にも穏やかな生活を描いたコメディドラマである。ハワード・スターンは自分が嫌いで不器用、そして、いわゆる伝統的なアナウンサーのしゃべりの能力もないにもかかわらずDJになることを夢見る、さえないニューヨークの少年だった。そのハワード・スターンを自身が主演で演じる。大学では全くモテず、全て振られたがそんな苦いロマンスも美しいソーシャルワーカーのアリソン(メアリー・マコーマック)と出会い結婚して終止符を打つ。スターンの初期のラジオ・ステーションでのキャリアは、パッとしなかった。退屈から、彼は、彼の人生をショーの目玉にした。それには、彼のセックスへのこだわりや、バスルームジョークなど、そして、一緒にやりたいと言う仲間と出会う、それがニュースレポータのロビン・クイヴァースとプロデューサーのフレッド・ノリスである。あまりのふざけた態度をひどく嫌ったワシントンD.C.の放送局をくびになった後、ニューヨークのNBCでの職を手に入れる。 ここでも、スターンは頻繁にエグゼクティブ達、とくにスターンのチームを完全に無視したケニー・ラシュトン(ポール・ジアマッティ)と衝突した。 家庭においては、彼の結婚について細部まで話してしまうスターンの癖が問題を引き起こし、最終的には、ラジオのオンエアーでアリソンの流産をジョークにして家庭崩壊してしまう。