こちらの作品は見放題対象です登録して視聴ポイントとおトクなクーポンをゲット!今すぐ無料トライアル福耳愛する人に想いを残したまま、この世を去ってしまったら…。憧れのマドンナを見守り、熱い想いを告げたいという一心で、この世を去った後に“福耳”をもつ29歳のフリーター男にとり憑いた一人…見放題映画邦画ファンタジーコメディ2003年日本お気に入りに登録作品情報シェアXFacebookLINEURLをコピー冒頭3分無料
全話福耳110分 見放題 2日間 330 pt 〜29才の里中高志(宮藤官九郎)は、フリーター。前に入院した先の看護士だった信長けい珪(高野志穂)に一目惚れ。彼女を追いかけ半分ストーカー状態で追いかけ、浅草にある高齢者向けマンション・東京パティオ内にあるレストラン「タイムマシン」で働くことになった。バイト初日、高志は入口で奇妙なジイさん(田中邦衛)に話しかけられる。だが、その老人・藤原富士郎は既に亡くなっているという。不審に思った彼が鏡を覗くと、自分の姿の代わりに、またしても富士郎が現れた!富士郎は、生前好きだった神崎千鳥(司葉子)への想いをあきらめる事ができず、高志にとり憑き、彼の体を使って想いを遂げようというのだ。 独身を通してきた元女優の千鳥は、ここのマドンナ的存在。彼女を狙う元活動弁士の緑川(坂上二郎)や元うなぎ屋の小林(谷 啓)がいて、富士郎は心配で死んでも死にきれないというのだ。他にも小林の妻・敦子(弓 恵子)、元高級官僚でオカマのマスター・井上五郎(宝田明)、五郎の追っかけ良子(横山通乃)、海軍出身で軍服マニアの藤掛(多々良純)、ここの長老でまったく喋ろうとしない99才の茜(千石規子)など、ここには個性的な高齢者たちばかり。 富士郎にとり憑かれた高志は、なんとか霊を追い払おうとするがうまくいかない。だが、富士郎に珪への想いを見破られた高志は、年の功ゆえ知識と経験が豊富な富士郎に助けられ、とうとう自分の体に同居するのを許すことにした。そんな高志を、気に入らないのは緑川と小林。高志は千鳥にダンスを申し込み、何やらデートも。次第に千鳥もその気になってきて…。そんな気配に全然気が付かない高志に、富士郎は借金をたしなめ、株取引のイロハを教える。富士郎はかつて金融関係の仕事をしてきたやり手だったのだ。 珪との関係もうまくいき始め、高志は富士郎へのお礼に、ついに千鳥をホテルへと誘う…。 一方、富士郎は、高志にベンチャー事業を起さないかと持ちかける。やりたいことがないわけではないが、高志は一旦断る。先のことをシミュレートして、やる前からあきらめてしまうという高志に「生きていくってことは見えないものを信じる勇気が必要」と諭す富士郎。 翌日、鏡を覗いても富士郎は現れなかった…。
作品紹介愛する人に想いを残したまま、この世を去ってしまったら…。憧れのマドンナを見守り、熱い想いを告げたいという一心で、この世を去った後に“福耳”をもつ29歳のフリーター男にとり憑いた一人のジイさん。この若い男高志も、別の女性を想って働くことになった矢先に、そんな老人の幽霊にとり憑かれるという災難に遭う!それぞれの恋のゆくえは!? そして一人の男の身体に同居する,世代も考え方も違う二つの人格はどうやって共存するのか!? 舞台は浅草にあるシニア向けマンション・東京パティオ。第二の人生を生き生きと過ごす型破りなお年寄りたちの中にポンと放りこまれた、ひとりのフリーター男。その場限りの人生を過ごしてきた彼、高志が、もう一つの人格にとり憑かれるという奇想天外な経験を通じて、自分らしい生き方、そして本当の恋を見つけ出す。人生でやり残したことをしてみたり、恋をしたりする老人たちを見て、元気づけられ、新しい一歩を踏み出す勇気を得る高志。その姿を通して、死をも乗り越える“想い”と“出会い”をユーモラスに、ファンタジックに描いていく。 監督は本作が劇場用映画初監督となる瀧川治水。テレビ版「リング」や「アナザヘヴン eclipse」 などホラー、ファンタジー作品で頭角をあらわしてきた実力派。脚本は、今村昌平監督の『うなぎ』『赤い橋の下のぬるい水』の冨川元文。年をとってもなお、恋愛をすることの幸福さを生き生きと描き出している。また撮影に『Shall we ダンス?』『陰陽師』の栢野直樹、視覚効果に、『ホワイトアウト』『クロスファイア』の松本肇などの精鋭スタッフが集結し、今までの日本映画にないファンタスティックな映像感覚あふれる大人のコメディが誕生した。 出演陣も強力。『GO』や『ピンポン』などの脚本で日本映画界に新風を吹き込んだ劇団・大人計画のクドカンこと宮藤官九郎が、初の主演映画に挑戦。映画『13階段』に引き続き、演技者としてのあふれる才能を発揮。ジイさんにとり憑かれ『ファイト・クラブ』のエドワード・ノートンさながらに“自分で自分を殴る演技”は必見! 彼にとり憑く幽霊役に、「北の国から」の黒板五郎役や映画『学校』『みんなのいえ』で存在感のある演技を見せてきた田中邦衛。この二人が鏡を隔てて同じ動きをするユーモラスなシーンは息もピッタリで、重要なみどころのひとつ。 二人のマドンナに、朝の連続テレビ小説「さくら」のヒロイン高野志穂と、昭和の巨匠達と数々の名画を作り上げ、今もなお美しい司葉子。高野は「さくら」出演後、初の映画となる作品。二枚目スターとして活躍し、故伊丹十三監督作品の常連・宝田明が麗しい女装姿を披露し、千石規子、多々良純、坂上二郎、谷啓、弓恵子、横山通乃など日本映画の至宝である名優たちが、滋味あふれる、素晴らしい演技を見せている。