「夢を諦める方法なんて、知らない――」
『憧れの高校生』を追って、音楽芸能分野の名門・綾薙学園に入学した星谷悠太。1年間に渡る入科テストを無事クリアし、2年生から晴れてミュージカル学科生となったのだが……新学期早々、彼らに“新たなる試練”が……!2年生最初のカリキュラム。それは、鳳たち卒業生がメインキャストを務める≪卒業記念公演≫のサポートをすること。伝統の演目『Shadow&Lights』には、≪2年生育成枠≫と呼ばれる5役が存在し、毎年2年生の中から1チーム5名だけが、演者として舞台に上がることが出来る。それはミュージカル学科生として名誉であり、尊敬する元指導者との共演を果たすということでもあった。栄光への切符をかけ、星谷たち新ミュージカル学科生25名は、≪育成枠オーディション≫へ挑む!
青春ドタバタ・ミュージカルストーリー、再び幕が上がる、その瞬間。
≪アンシエント≫とは
卒業記念公演『Shadow&Lights』の本格的な稽古が始まる夏までに、共演者となりうる2年生のレベルを向上すべく指導にあたる特別コーチ。最終的には≪2年生育成枠≫の選考も行う。アンシエントを務めるのは、その年のメインキャストである卒業生が高等部1年次に、華桜会を務めていたOBと定められており、本年度のアンシエントは『月皇遥斗世代の華桜会4名』である。