サム、マイウェイ～恋の一発逆転!～

高校時代、テコンドー選手として全国に名を馳せたドンマン。ある事件が原因でプロ選手への道を断たれた彼は、今はダニ駆除会社で働く身。一方、ドンマンの幼なじみのエラはアナウンサーの夢を諦め、デパートの案内係として働きながら年下の恋人ムギを経済的に支えている。ある日、エラはデパートを偶然訪れた同級生のチャンスクから玉の輿結婚を自慢され、プライドを傷つけられる。そんなチャンスクは白衣姿のドンマンを見て勘違いし…。

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ムギに年上の恋人がいたことにエラはショックを受け、怒りを爆発させる。何もかもが思うようにいかないと嘆くエラを慰めるドンマン。彼はムギからもらったバッグを捨てろと言い放ち、彼女に新しいバッグと靴をプレゼントする。帰り道、ドンマンに頭を撫でられたエラは思いのほかドキドキして、不思議な気分に陥るのだった。チャンスクの結婚式の日がやってくる。出席したエラは友人たちに見下され、途中で帰宅しようとするのだが…。

チャンスクから急きょ披露宴の司会を頼まれてしまったエラ。豪華なドレスに惹かれ、香港の有名アナウンサーになりすました彼女は、スムーズな進行でたちまち男性ゲストの人気の的に。一方、ドンマンは母親の誕生日を祝うために実家に帰るが、父と口論になってしまう。家を飛び出した彼が向かった先は、テコンドー選手時代のコーチ、ジャンホのボクシングジムだった。そんな中、自分が侮辱されたと知ったエラは、思いがけない行動に出る…。

元カノ・ヘランからの連絡を無視するドンマン。エラは昼休みに訪ねてきたヘランにドンマンの近況を訊かれ、彼には近づくなと警告する。そんな中、エラはひょんなことからデパートの館内放送を任される。喜ぶ彼女を見たドンマンはテコンドーに懸けていた頃を思い出し、ジャンホのジムへ。だが、格闘技で金を稼げるかと尋ねるドンマンにジャンホは呆れ返る。気分爽快なエラは仲良しのソリも一緒にアパートの屋上で飲み会をするが…。

ソリは交際6年のジュマンに新品のバッグを贈るが、そんな彼女にジュマンはいら立ちを覚えていた。彼らとドンマン、エラの仲良し4人組が仕事に出かけようとするとジャンホがやって来て、ドンマンに格闘技のチケットを渡す。そんな中、館内放送の仕事に意欲を燃やすエラは予期せぬ挫折を味わい、ドンマンの前で思わず涙を見せてしまう。夜になり、格闘技の試合観戦に赴いたドンマンは、今でも自分を苦しめる過去の事件を思い出し…。

ジャンホのジムに急ぎ、格闘技選手になると宣言したドンマン。この決心を一刻も早くエラに伝えたくて帰宅すると、家の前にいたのはムビンと一緒のエラだった。ムビンからエラと正式に交際中だと聞かされたドンマンは何故か熱くなり、2人のデートを邪魔する始末。さらにドンマンは、アパートの屋上で格闘技には反対だと言い張るエラを思わず抱き寄せてしまうが…。一方、ジュマンとソリはそれぞれの心情に微妙なずれが生じ始めていた。

ドンマンが再びヘランの言いなりになるのではと心配するエラ。さらにエラは彼とタクスの動画を見て怒り狂い、ジャンホとドンマンに文句を並べる。エラは再びアナウンサーをめざし、履歴書を提出。ドンマンにはデパートの警備員の仕事を紹介しようとしていたが、デパートの万引き客を捕らえたことでトラブルになってしまい…。一方、残業中のジュマンに夜食を届けようとしたソリは、彼がインターンのイェジンと一緒にいるところを目撃する。

ソリはジュマンの携帯電話を見て、週末にイェジンと仕事で外出することを知る。だが、彼は一緒の相手が男性だと嘘をつき…。一方、アマチュア戦に出場したドンマン。エラもムビンとのデートを切り上げて試合会場に急ぐが、彼はあっさりKO負けしてしまう。怪我したドンマンを前に、泣きじゃくるエラ。そこにやってきたヘランを、ドンマンは冷たく追い返す。そんな中、エラのもとにアナウンサー試験の書類選考結果が送られてきた。

1人でジュマンの甥の誕生日パーティーに参加したソリは、彼の家族にこき使われる。その頃、ジュマンは会社でイェジンのミスをフォローしていた。一方、ドンマンに対するヘランの強引な態度にいら立つエラは、彼の弁解も聞かず、ムビンに会いに行ってしまう。ジムに行ったドンマンは試合のことを思い出し、自分がタクスらに騙されたことに怒りが爆発。タスクを訪ねるや、彼を打ちのめす。そんな中、ムビンと一緒にいたエラは腹痛に襲われ…。

エラとムビンのキスを目撃して、ドンマンの嫉妬心が爆発。だが、何故腹を立てたかエラに尋ねられても、素直に好きだと言うことができない。呆れたエラは、ムビンと正式に付き合うことを彼に宣言する。それ以来、彼らの行動が気になってジャンホの店の仕事も手につかないドンマン。エラとムビンがドライブインシアターにいると知るや、ジャンホの軽トラごとシアターに押し掛け…。そんな騒動の後、ヘランがドンマンの帰りを待っていた。

ムビンにサプライズを仕掛けようとパーティー会場に向かったものの、そこで思わぬ事実を知ったエラ。ムビンが自分に近づいた理由を聞いて激しく憤り、彼からもらった靴も放り出し裸足で街に飛び出す。そんなエラをドンマンは優しく慰めるが、エラは抱きしめられるとドキドキすると彼に告白。さらに初恋の思い出をさりげなく語るが、ドンマンは自分のこととは気づかない。一方、ソリはジュマンとイェジンがキスしたことにショックを受け…。

自分がジュマンの恋人であることをイェジンに話そうとしたソリ。だが、逆にイェジンからジュマンが好きだと告白され、何も言えなくなってしまう。一方、ドンマンの格闘技の試合が気になって仕方ないタクスは自ら熱愛騒動をでっちあげ、注意を引こうとしていた。ドンマンの試合当日、エラは彼からの励ましを得て、アナウンサーの面接試験に向かうものの、面接官の心ないひと言に傷ついてしまう。そんな中、試合時間が迫ってくるが…。

デビュー戦で勝利したドンマンは、観客たちが見守る中でエラの席へ直行。彼女の手を引いてバックステージに連れて行くと、エラしか見えなかったと、ときめく気持を告白する。一方、仕事を終えたソリとジュマンはバス停の前で酔っぱらったイェジンと遭遇し、彼女を介抱する羽目に。そんな中、ドンマンは振り込まれたファイトマネーで母に小遣いを送り、エラにも純金の指輪をプレゼント。エラは意気揚々とアナウンサー試験に向かうが…。

テコンドーのイベントで地方に出かけたドンマンに会うため、会場を訪れたエラ。MCの女性が酔いつぶれたため、急きょ代役として進行役を務めることに。エラは観客を盛り上げ、その後、酒も飲んですっかりいい気分。翌日のためにホテルに宿を取ったはいいが、自分の部屋に虫がいたと言ってドンマンがエラの部屋に逃げこんできた。1つのベッドで寝ることになった2人は眠れない夜を過ごすが、翌朝、そこにエラの父親が現れ2人は慌てる。

二日目もイベントのMCとして張り切るエラは、父も見守る中、リハーサルに余念がない。ところがそこにヘランが現れ、MCの座を奪ってしまう。エラのストーカーだったギョングまでもがやってきて、エラは困惑し…。一方、ソリとジュマンは2人の考え方に微妙な食い違いが出てきたことを感じていた。さらに、ジュマンが自分に嘘をついてイェジンに会いに行ったことを知ったソリ。イェジンを待ち伏せして、彼女に怒りをぶつけるが…。

ドンマンからキスをされ、つきあおうと言われたエラ。2人は海辺で幸せな時間を過ごしてソウルに戻るが、翌朝なんとアパートの上階にヘランが引っ越してくる。ヘランは2人が付き合い始めたと知ってもまったく動じず、エラに挑戦的な態度をとる。そんな中、格闘技大会の計量日を迎えたドンマン。タクスの策略で、彼は同じジムの仲間だったドゥホと対戦することになってしまう。一方、エラはリングアナウンサーの仕事に興味を抱いて…。

格闘技の試合で判定勝ちしたドンマンだが、相手からKO負けの方がマシだったと言われてしまう。ドンマンに説教するジャンホに歯向かい、彼を擁護するエラ。その夜、ドンマンは何度もエラにキスをして互いの気持を確かめ合う。その頃、ジュマンは交通事故を起こしたイェジンに呼び出されたことで、思いがけない事態に巻き込まれていた。翌朝、エラとドンマンはソリに叩き起こされる。ジュマンが無断外泊したことを聞いたエラは激怒し…。

エラと一緒にイェジンのマンションに向かったソリは、出てきたジュマンに別れを宣言。エラは初めてソリと友達になった幼い頃を思い出しながら、彼女を励ます。一方、タクスが記者会見を開き、卑怯な嘘をついてドンマンに勝負を挑む。ドンマンはトレーニングを積んでタクスと対戦することを決意するのだった。そんな中、ドンマンの父親が出張でやってきた。ドンマンは自分が格闘技選手になったことを打ち明けるが、意外にも父は応援し…。

ドンマンから愛の告白をされ、互いの気持を改めて確認したエラとドンマン。エラはドンマンの試合出場に猛反対するが、10年間も苦しんでいた彼はもう逃げたくないと言い張るのだった。一方、ジュマンとソリの母親が偶然、同じ時期にアパートを訪れ、2人が別れたことを知ってしまう。さらに、娘から大家のボクヒを紹介されたソリの母は仰天し、ドンマンの母親に電話をかけるが…。そんな中、ジャンホのジムに意外な人物が現れる。

ドンマンと酒を飲みながら、試合出場反対をぶりっ子言葉で語るエラ。一方のドンマンも真似して応戦し、周囲は呆れ顔に。そこにジュマンが現れ、ソリと別れた失意の想いを打ち明けるが…。さらにジュマンはソリに頼まれ、自分の部屋にある彼女の荷物を整理するものの、涙があふれて立ち直れない。一方、エラとドンマンの父がボクヒに会うためにアパートにやってくる。何も知らないエラとドンマンはボクヒのもとに食べ物を届けるが…。

リングアナウンサーの最終面接を受けるエラはそこでヘランと鉢合わせ。だが、運命の女神はエラに微笑みかける。試合前夜、心配が募るエラと彼女への想いあふれるドンマンは離れられず、ついに共に夜を過ごす。一方、イェジンに呼び出されたソリはジュマンに関する意外な話を聞かされる。その夜、会社の飲み会でジュマンはソリを庇って火傷を負ってしまい…。そんな中、いよいよドンマンとタクスが宿命の対決を果たす日がやってくる。

試合後、聴力を失ったドンマン。検査の結果、一時的なものと判明するも、エラは医師から別の症状を聞かされて愕然とする。ひたすらベッドで過ごすドンマンを看病するエラ。折しも彼女は格闘技番組のMCに抜擢される。一方、ジュマンは仕事中にもソリとの日々を思い出して涙にくれていた。ジュマンの母も今になってソリの素晴らしさに気づき、彼女に優しい言葉をかけるが…。そんな中、ドンマンのドキュメンタリー番組が放送されることに。

サバ鍋を持ってボクヒの部屋を訪れたエラだったが、ボクヒの異常な反応に驚いてしまう。ドンマンは、自分だけでなく父や妹のためにも格闘技を続けたいという意志を固めていた。そんな彼の気持を変えられず、エラは別れを宣言。思い直すようドンマンが懇願しても、エラの決意は固かった。一方のジュマンも、会社を辞めて梅酒の販売を開始したソリに未練たらたらの日々を送っていた。そんな中、エラはボクヒの部屋であるものを発見するが…。

ボクヒと自分の関係に衝撃を受けたエラ。ボクヒの息子ナミルは、エラに母の古い携帯電話を手渡す。その中の写真を見て思わず父に電話をすると、父から聞かされたのは意外な真実だった。そんな中、タクスとの再試合に備え、トレーニングに励むドンマン。いよいよ試合当日。リングアナウンサーを務めるエラや家族、仲間たちが見守る中でドンマンの人生をかけた戦いが始まった。ドンマンが心配なあまり、試合を正視できないエラだったが…。