私の人生の春の日

ヘギル病院で臨床栄養士として働くボミは、患者にいい肉を食べさせようと評判の精肉店へ買いに行く。5年前に心臓移植を受けたボミには、入院患者の気持ちがよく分かるのだ。早朝から並んで15パック買おうとすると、1人当たり2パック限定だとドンハに言われる。もう一度こっそり列に並んで買おうとしているところをドンハに見つかってしまい、安く肉を買って転売している業者だという誤解を受け、ドンハと言い争いになり…

• 第2話
• 第3話
• 第4話
• 第5話
• 第6話
• 第7話
• 第8話
• 第9話
• 第10話
• 第11話
• 第12話
• 第13話
• 第14話
• 第15話
• 第16話

• 第2話
• 第3話
• 第4話
• 第5話
• 第6話

• 第7話
• 第8話
• 第9話
• 第10話
• 第11話

• 第12話
• 第13話
• 第14話
• 第15話
• 第16話

医大生だったドンウクは、幼なじみのスジョンのことが好きだったが、兄ドンハと結婚することを知りショックを受ける。数年後、スジョンは子供たちを残して死んでしまう。一方、偶然に牛島のドンハの家に来たボミ。精肉店のおじさんだと気付かぬまま子供たちとも親しくなり、飲み過ぎてドンハと野宿してしまう。ソウルに戻り、病院でドンハに再会したボミは、だまされたと勘違いし怒ってドンハの足を蹴るが…

精肉店で言い争った相手が自分だったということを牛島で明かさなかったドンハに、ボミは激怒して蹴りを入れる。ドンハは謝罪のつもりで、病院に肉を安く卸すというのだが、クレーマー扱いされたくないボミはその申し出を断る。名刺を渡されたボミは、ドンハが韓牛業界で有名なハヌラオンの社長であることを知る。ちょうどその時、様子を見ていたドンウクが声をかける。ドンハがドンウクの兄だと知り、自分の失態を恥じるボミだが…

ドンウクは、ボミが恋人であることをドンハとプルンに明かす。ドンウクの相手は院長の娘だと思っていた2人は、真実を知ってショックを受ける。ボミが、父親とうまくいってくれればいいと思っていたプルンは、涙を見せる。一方ミョンヒは、ジウォンにドンハとの見合い話を持ちかける。苦労してチーム長の座に上り詰めたジウォンは、理事長であるミョンヒの提案を断れず、ドンハと見合いすることになるのだが…

ドンハはボミのはめていたブレスレットを見て、自分が作った物だと言う。プロポーズする時に妻にあげた物だと。それを聞いたボミは、8年前、プルンを交番に送り届けた時に出会ったのがドンハ夫妻だったことを知る。その偶然に縁を感じるボミとドンハ。その話を聞かされたドンウクは、あまりにも偶然が重なり過ぎて気が気でない。一方、納品を断られた業者が病院に乗り込んで暴れ回り、ボミは危機一髪のところでドンハに助けられ…

おかゆを作ってくれたボミに、冷たい態度を取るドンハ。自分の代わりにけがをしたドンハのために、おかゆを作ることがなぜいけないのか、とボミは不思議に思う。ボミのことが好きだと告白したドンハは、もう優しくしないでくれと突き放す。一方、ヘギル病院に肉を納品しに来たドンウクの母親は、ボミと再会する。ドンウクの母親だと知らなかったボミは、以前、彼女に心臓手術の話をしてしまったことを思い出す。

熱を出して寝込んだドンハが心配になったプルンは、ボミに電話をして家に来てもらうことに。ボミはドンハのためにおかゆをつくり、プルンとパダにごはんを食べさせ、一緒に楽しいひとときを過ごす。ドンハはそんなボミの優しさに感謝しつつも、ドンウクのためにボミを遠ざけようとするのだった。だが、8歳になったパダに、プルンがどう振る舞えばいいのか分からないと聞いて、ドンハの心は揺れる。

ハヌラオンに就職が決まったボミ。初出勤の日、新入社員たちと社長との昼食会があると聞き、ボミはドンハに気を遣って欠席するが、ドンハも欠席したと聞かされる。互いに気まずい思いをするボミとドンハだったが、廊下でボミがドンハにタレをかけてしまったことがきっかけで、自然と話ができるようになる。入社後初めての会食後、酔ったドンハと話をしているうちにドンハの好意を感じたボミは、翌日おしゃれして出社するが…

ボミへの思いを断ち切るため、ドンハは牛島へ戻る。急用もないのに出張を装って旅立ったドンハに、周囲は戸惑う。ボミは、ドンハがいなくなり、抜け殻のように過ごしていた。ドンウクと別れたことを知らないボミの両親は、ボミの様子に首を傾げる。そんなとき、ボミは工場長から、ドンハの妻が5年前、ドンハの誕生日に牛島の海で亡くなったという話を聞く。心臓の元の持ち主を知ったボミは…

心臓の提供者が誰なのかを知ったボミは、心臓に導かれるようにして牛島に向かう。出迎えたドンハに、ボミは好きだと告白する。その気持ちは心臓のせいだと否定するドンハに、昔から好きなものは何一つ変わっていないのに、心臓が入れ代わったからといって気持ちまで動かせるものではないと言うボミ。2人は恋人同士のようにデートをして牛島で楽しい1日を過ごす。そして翌朝、ボミは置き手紙をして牛島を去るのだが…

ドンウクと別れた事実を知ったミョンヒはボミを責め、ボミは家を飛び出して、セナの家に泊めてもらう。そんなボミの所にドンハが会いに来る。喜ぶボミだったが、解決すべき問題は山積みだった。一方、ドンウクから、ボミと別れたことを聞いたヒョンスンは、自分が反対したせいで別れたのではと責任を感じる。ヒョンスンはボミに、ドンハの妻が若くして死んでしまったために体の弱い女性との結婚は反対したのだと話す。

今後は隠し事をせず何でも話し合おうと決めたドンハとボミ。愛を確かめ合っている2人の姿をミョンヒが目撃してしまう。ボミがドンウクと別れた理由を知ったミョンヒだが、ドンハがドンウクの兄だと聞いて驚愕する。結婚を考えていた人の兄との交際に猛反対するミョンヒに、ボミは今回だけは自由にさせてほしいと嘆願する。一方、2人の交際を知ったプルンは、自分のせいで交際がだめにならないかと心配するのだが…

ドンハに会いに行く途中で、急に息苦しくなったボミは救急室に運ばれる。ドンハの待つ場所に行けなくなったボミは、急用が出来て行けないので先に帰るようにと、メッセージを送る。精密検査のため入院を勧められるが、ボミは翌朝来ると言って病院を出ていく。ドンハに会い行ったボミは、検診があるから何も食べられないのだと言う。そしてドンハは、プルンが4歳の時に養女に迎えたことをボミに話すのだが…

ドンハに別れを告げたボミは、店を出た途端、倒れて救急車で病院に運ばれる。ボミの別れ話にショックを受けるドンハ。呆然とするドンハのところに、ヒョクスから電話が来る。ボミは大丈夫かと聞かれ、今までのボミの言葉を振り返り、何かがおかしいと思い始める。ボミの様子が急変したことに疑問を抱いたドンハは、ドンウクに電話する。そして、ボミが救急車で運ばれて病院にいることを聞かされるのだが…

ドンハはブレスレットをボミに渡し、手術して元気になったら結婚式を挙げようと言う。世界一幸せで美しい花嫁にするから、早く元気になれとボミを励ます。そしてボミの病気に関して熱心に勉強し、何とかして救いたいと懸命になる。人工心臓の手術を受けて7年間生存したケースもあると知り小さな希望を持つ。一方、病院で形だけの結婚式を挙げることにしたボミ。少しの間だけでもドンハの妻でいたいと願うのだが…

ボミの両親は、牛島へ行ってきたボミとドンハを温かく迎える。しばらくの間ボミは子供たちや家族と病室で楽しく幸せな時間を過ごす。だが発作が起き、ボミの容体が非常に危険な状態であることをドンウクから聞いたドンハ。人工心臓の手術を受けるべきではないかと問うが、人工心臓は永久的に使えるものではなく、病院の財政も厳しいため難しいと言われ絶望する。諦めがつかないドンハは、手術費なら自分が出すと言うのだが…