実在性ミリオンアーサー

内戦と外敵の襲来によって混迷を窮めていた大地ブリテン。
王の器を計る剣、エクスカリバーに選ばれた者こそが、ブリテンを救う真のアーサー(国王)のはずだったが、、なんと、選ばれし者は100万にも及んだ。
しかし、これこそこれはアーサー同士を競わせることで不要な人材を淘汰し、本当の意味で国を治める真のアーサーを選ぶため、ブリテンの魔法使いマーリンの立てた計画だったのだ。
アーサーをサポートするために創られた騎士ランスロット、妖精フェイとの協力のもと、"剣術の城"アーサーの戦いが始まる…。

カメリアド王女グィネヴィア。
彼女は、外敵との戦いに必要な道具である『円卓』の管理者である。

リエンスを退け、彼女を無事救い出した、剣術のアーサー達。
グィネヴィアは早速『円卓』の修理を始めるが、そこへ突如として、謎の敵からの襲撃を受ける。
戦いの場に向かったアーサー達の前に現れた、新たなる敵。

エクスカリバーに選ばれたアーサーを王とは認めぬ、彼らの名は、11人の支配者。

エクスカリバーを中心とする現在の王政の在り方に不満を持つ11人の支配者は、魔女の三姉妹とお互いの思惑を確認しあい
それぞれのやり方でアーサーとの決着をつけることになった。

魔女たちによって創られた、全アーサーの因子を持つ裏切りの騎士モードレッドを巡り、剣術の城、技巧の場、魔法の派、それぞれのアーサー達が剣を交える…。

日々、外敵やアーサー同士がひっきりなしに戦闘を繰り広げるこの物騒な国にも、戦いを忘れつかの間の平穏を味わうことができる一軒のスナックが存在していた。
その名も『スナック三姉妹』。
今日も外敵との戦いを終えたアーサー達が一時の休息を得るためにやってきた。
そこへ、ランスロット、ガヴェイン、ガラハッドもやってきて、話はそれぞれの武器と鎧の話になるが…。

国を思う気持ちは変わらないにも関わらず、次第に理想とする国家の在り方にズレが生じ始めていた「アーサー‐技巧の場‐」とマーリン。
そんな中、ソールズベリーの街に外敵が迫っていることが明らかになり、アーサーと、その騎士ガウェインは救援に急ぐ。
しかし、二人の行く手を阻むのは、アーサーと同じく、ブリテンを守るはずである11人の支配者の1人、ブランデゴリスであった。

11人の支配者が一枚岩の組織ではないことを知るアーサー-技巧の場-。しかし、その内の1人、ユリエンスが、魔女モーガンと手を組み、太古の技術を用いた兵器・ドラグーンファングを完成させようとしていることを知る。ユリエンスのいる、魔法要塞ゴアへやってきたアーサーとガウェインは待ち受けていた敵兵を倒し、ゴア内部に乗り込むのであった…。

敵の装備を弱体化させるため、魔法要塞ゴアへ攻め入り、激闘の末ユリエンスを倒したアーサー-技巧の場-。
そこへ現れたのはユリエンスと手を組み兵器を開発しているという魔女のモーガンだった。
破壊を生きがいとし、殺意を持ってアーサーに戦いを挑むモーガンは、ついにドラグーンファングを出現させる。

11人の支配者ロットと、孤独な王リエンスが派閥争いをする中、「アーサー-魔法の派-」の騎士・ガラハッドは、魔女モルゴースの水晶により生命力を失いかけていた。
ロット王の城にいるというモルゴースを追って、城内に侵入するアーサーとガラハット。
水晶を破壊することに成功し、モルゴースを追い詰めることに成功したアーサー達であったが…。

ロット王の城に乗り込んだアーサー-魔法の派-。無事に水晶の破壊に成功し、魔女モルゴースを追い詰めるが、あと一歩のところでモルゴースを逃してしまう。その前に現れたのは、11人の支配者の1人、ロット王であった。アーサーを認めることができないロット王と、エクスカリバーを持つことだけが王の資格ではないと言うアーサー。王の器を賭けて、2人の戦いが始まる。

日々、外敵やアーサー同士がひっきりなしに戦闘を繰り広げるこの物騒な国にも、戦いを忘れつかの間の平穏を味わうことができる一軒のスナックが存在していた。その名も『スナック三姉妹』」。11人の支配者に入れないことに今日も1人悩むリエンスと、アドバイスをする三人の魔女。そんなリエンスに、何やら相談しているロット王とブランデゴリスの声が聞こえてくるが…。

11人の支配者との戦いを終え、ブリテンの王たちを一つにまとめることに成功したアーサー達。迫り来る外敵も一枚岩となった彼らの敵ではなかった。そんな中開かれたブリテンの行方を話し合う場に、マーリンの姿がない。キャメロット内を捜索するアーサー-魔法の派-の前に現れた、魔女エレインより、隠されたマーリンの計画が明らかになる。

魔女エレインより聞いたマーリンの進める「戴冠作戦」の真偽を確かめるため、アーサー-剣術の城-は行動を開始する。マーリンの研究施設を捜索の末、戴冠作戦について更なる情報を得るアーサー。明らかになったマーリンの計画に激怒するアーサーの前に現れたのは、最強の妖精ニムエであった。

マーリンの載冠作戦レポートにより、自分たちが真の王・コンスタンティンを作るための踏み台だということを知ったアーサー?剣術の城-。真実を知ったアーサーを消すため、マーリンは最強の妖精ニムエを差し向ける。辛くもニムエを打ち破るアーサー達に届いたのは、魔法要塞ゴアにて、ドラグーンファングを復活させようと画策するマーリンの情報であった。

マーリンは、キャメロット攻撃を目的としてドラグーンファングを修復、それを搭載した戦略爆撃機ホワイトワイバーンを、魔法要塞ゴアより離陸させた。ホワイトワイバーン迎撃のため、キャメロットに戻ったアーサー?剣術の城-は、ユリエンスに協力を依頼、迎撃兵器を用意するのだが…。

ホワイトワイバーンへの迎撃システムを、ニムエにハッキングされてしまったアーサー-剣術の城-。もはや打つ手はないように思われたが、魔女たちの操る断絶の時代の兵器アヴァロンによって、キャメロットは守られた。マーリンは研究施設に逃げ帰り、ニムエを使った次の一手を講じようとするが…。

日々、外敵やアーサー同士がひっきりなしに戦闘を繰り広げるこの物騒な国にも、戦いを忘れつかの間の平穏を味わうことができる一軒のスナックが存在していた。その名も『スナック三姉妹』。いつもの高飛車な態度とは違い、悩み事を抱えて来店したグィネヴィア。また、奥の席では何やらゲームを始める11人の支配者と妖精達の姿が。そんな中、ひょんなことからモードレッドと意気投合するランスロットは、互いの騎士道を熱く語り合い…。

魔女三姉妹によって、断絶の時代の兵器アヴァロンの存在が明らかになった。アヴァロンの制御には、各都市国家群にあるアンテナが必要になることを突き止めた、アーサー-剣術の城-は、強大すぎる兵器がブリテンの今後を左右することを危惧し、自分達の電波塔を破壊することを選ぶ。技巧の場、魔法の派のアーサー達も、それぞれ別の思いを元に行動をはじめる。

アヴァロン争奪戦に終止符を打つべく、アーサー―剣術の城―は、魔法の派の都市国家に侵入、アンテナ施設破壊へ乗り出すが、そんな剣術の城のやり方を否定するアーサー-魔法の派-。さらに、アンテナの製造技術を奪うため、アーサー-技巧の場-もその場に現れ、事態は複雑になるかと思われたが…。

ついにアーサー-剣術の城-により、使用不能となったアヴァロン。それにより魔女モーガンも、意見の相違を理由に、姉たちの元を離れる。妹の暴走を案じた魔女モルゴースにより、アーサー-剣術の城-と会談が行われることとなるが、技巧の場、魔法の派のアーサーは、その会談を良しとはしない…。

アーサー-剣術の城-と、魔女の長女モルゴースとの会談は、技巧の場と魔法の派のアーサーの画策により、失敗に終わる。このたびの衝突に際し、3人のアーサーは3勢力での会談の場を設けた。しかし、アーサー達が集まるその隙を狙って、円卓の管理者グィネヴィアが何者かにさらわれてしまう…。

グィネヴィアの誘拐犯は、その名を名乗ることなく自ら命を絶った。真犯人がわからぬまま、グィネヴィアという存在の重要性が浮き彫りになった。そんな中、ランスロットが『外敵』のいる大陸へ渡ったという情報が、アーサー達に入る。事態を収拾するべく、動き出すアーサー-剣術の城-と、ランスロットの真の思惑とは、一体…?!

グィネヴィアを巡る混乱を収束させるため、独自の判断で大陸へ渡ったランスロット。ランスロットの裏切りを疑い、アーサー同士の争いが起ころうとしていたその時、キャメロットではモードレッドによる反乱が発生。モードレッドは、自らの体を犠牲にしてまで、王国の審判役という使命を果たそうとしていたのだ。

モードレッドとの決闘を経て、アーサー-剣術の城-はブリテンの王として、自らが魔女モーガンとアヴァロンを破壊する決意を固める。アーサー達は一堂に会し、マーリンへの憎しみで暴走し、ブリテンを滅ぼそうとするモーガンへの対策を講じる。その会談の場に現れたのは、魔女エレインであった。

妹を思う魔女エレインによりもたらされた情報を元に、アーサー達はモーガンの待つアヴァロンへと向かう。無事アヴァロンに乗り込んだアーサーたちの前に姿を現したのは、アヴァロンとの直接接続により、すさまじい力を手に入れたモーガンであった。

アーサー達の前に立ちはだかる、最終形態へと変貌を遂げたモーガン。その圧倒的な力の前に、アーサー達は苦戦を強いられる。しかし妖精たちの力により、騎士たちが合流、アーサー達の力が遂に一つに。アーサーVSモーガンの決戦が遂に最終局面を迎える。