「シュート! Goal to the Future!」の「#07 合宿」をフル動画で配信中!
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画質についてあらすじ
結局一度も勝てないまま高校サッカー選手権の静岡県大会を迎えることとなってしまった掛川高校サッカー部。県予選初戦を迎えるにあたり、学校での練習合宿が行われることとなる。
なんとか秀人に『あのシュート』を決めさせ勝ち星を得たい風馬だったが、二人のコンビネーションは上手く機能しないまま。
深夜目覚めた風馬は、秀人が一人グラウンドでこっそり練習していることに気がつく。「お前、どうしてサッカーを辞めたんだ?」と秀人に尋ねる風馬。やがて秀人はぽそりとその理由を語るのだった。
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まとめ買い
烏合 / 負け犬集団 / 去る者 / 揺れる / 旧友 / ナポリタン / 合宿 / 糸 / 崩壊 / 空虚 / 左足 / 孤高 / 始まり
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糸 / 崩壊 / 空虚 / 左足 / 孤高 / 始まり
本編
かつて様々な伝説を生み出し強豪と呼ばれた掛川高校サッカー部。しかし今やその栄光は見る影もなく、地区で最下位の弱小チームと成り果てていた。
主人公・辻秀人は何事にも熱中できない虚無な日々を過ごしている。ある日クラスメイトでサッカー部員の風馬に「サッカーを馬鹿にした」と誤解され、PK勝負を申し込まれる。が、肝心の秀人は異常な程にサッカーを拒絶したのだった。どうやら彼はサッカーに対してトラウマを抱いているようで、風馬たちを置き去りにしたままその場を立ち去ってしまう。
秀人がたどり着いた先の公園で出会ったのは、サッカー部OB「闘将」神谷篤司だった。彼から煽られるがまま、過去を断ち切るため風馬との対決に挑んだ秀人だが、勝負は意外な展開を迎える――。
風馬とのPK戦を終えた秀人の元に再び現れた「闘将」神谷。監督を頼まれたという彼は、掛川高校サッカー部が負け犬集団かを判断するため今から練習試合を行うという。相手は強豪・野間田高校。
秀人は凍りつく。彼に声を掛けてきたのは、かつてイギリスで天才日本人プレイヤーと騒がれ、秀人がサッカーから遠ざかるきっかけとなった相手・小久保だったのだ。小久保から出た「彼(秀人)は天才なんです!」という言葉に動揺する秀人。
ピッチで対峙することとなる二人。しかし風馬とのPK戦で凄まじい威力を見せた秀人のシュートは、なぜか試合中一本も決まらず――。
「サッカーをやりたい者だけ来い」。正式に監督を引き受けた神谷はそう言い放った。
翌日、早朝に目覚めた秀人は借りたユニフォームを返すため、サッカー部の朝練を訪ねる。用事を済ませ帰るつもりが、神谷がやってくると状況は一変。部員では無いにも関わらず、秀人は神谷からフォワードとしてスタメンに指名されていたのだった。慌てて入部はしない、と拒否する秀人だが、神谷は代わりを補充する気はない――つまりその場合10人で試合をさせると言い放つ。すがるような部員たちの視線に、渋々ながらも入部を決断する秀人。
更に神谷は、自分が監督をする以上1ヶ月以内に1勝もできなかった場合、このサッカー部を廃部にすると言い出す。
神谷からの厳しい指導に3年生全員が退部してしまい、9人で戦わざるを得なくなってしまった掛川高校サッカー部。絶望的に思える状況だったが、神谷の設けた廃部までの期限は刻一刻と迫っていた。そんな中、ボールを使った練習も再開され、最初の一勝に向けて神谷から個人メニューも発表されることとなる。
しかしフォワードである秀人のシュートは一向に決まるようにならず、残された部員たちには焦りや戸惑いが広がっていく。対戦相手すら居ない彼らは、果たして一勝を上げることが出来るのだろうか……?
あまりの弱さに練習試合の相手が居なくなってしまった掛川高校サッカー部のため、神谷はとある相手に助けを求める。それは神谷にとって高校時代の後輩であり、サッカー部OB「天才」平松和広だった。彼の率いるクラブチームとの練習試合へ臨むこととなる秀人たち。
ただでさえ格上の相手なうえ、平松の11人で戦うという宣言に秀人は言いしれぬプレッシャーを感じる。
9人対11人で始まる試合。
チームワークもバラバラな掛川は勝てるのだろうか。そして秀人はシュートを決めることが出来るのだろうか……?
秀人たちのクラスにイタリアからの転校生・アンドレアがやってくる。しかし聞こえてきたのは軽快な大阪弁。そのうえ彼は、超絶技巧を持つサッカープレイヤーだったのだ! あまりにマイペースなアンドレアに振り回されっぱなしな秀人、風馬、黒川。そしてそんなアンドレアを見て顔色を変えたのは、かつてイタリアでプレーしていた神谷だった。知り合いである様子の二人。そして練習試合に混ざることとなったアンドレアだったが、そのプレースタイルは日本では考えられないほど荒々しいもので――。
結局一度も勝てないまま高校サッカー選手権の静岡県大会を迎えることとなってしまった掛川高校サッカー部。県予選初戦を迎えるにあたり、学校での練習合宿が行われることとなる。
なんとか秀人に『あのシュート』を決めさせ勝ち星を得たい風馬だったが、二人のコンビネーションは上手く機能しないまま。
深夜目覚めた風馬は、秀人が一人グラウンドでこっそり練習していることに気がつく。「お前、どうしてサッカーを辞めたんだ?」と秀人に尋ねる風馬。やがて秀人はぽそりとその理由を語るのだった。
ついに始まった全国高校サッカー選手権大会静岡県大会。気合い充分な秀人たちの前に立ちはだかったのは、第一回戦の対戦相手・浜野高校だ。
試合開始直前、秀人は怪しい視線を感じ取る。しかし振り返った場所には誰もいなかった。
最初から後のない掛川だが、それは対戦相手・浜野高校からしても同じこと。お互い敵意むき出しで迎えた前半戦、猛攻をしかける浜野の変幻自在なプレースタイルに惑わされてしまう掛川イレブン。あっという間に2対0まで追い込まれてしまう中、秀人はどうにか相手を切り崩そうとある作戦を思いつく。
黒川は思い返す。それは風馬と出会ったときのこと。
まだ小学生だった黒川は、クラスメイトたちからいじめを受けていた。そんなある日、今にも泣き出しそうな誰かの声を聞く。それは大切なボールを失くしてしまった風馬のものだった。草むらでボールを見つけた黒川が、風馬へそれを返したことをきっかけに、二人は友だちとなったのだ。
時は流れ、掛川高校サッカー部のメンバーとして県大会で順調に勝ち星を上げる黒川たち。弱小高校の快進撃。その中でもコンビとして風馬と秀人は注目を集め始める。しかし傍らで見守る黒川は複雑な心境で――。
黒川と風馬の大喧嘩を目の前で見てしまった秀人は、それを収めるため自分がサッカー部から去ることを決意する。バラバラになってしまった三人。風馬は教室で話しかけてくる黒川に苛つき、拒絶された黒川はどうしていいか分からず戸惑い、部での練習も上手く行かなくなってしまった。
一方、退部届を出し学校をサボった秀人へ偶然声を掛けてきたのは、野間田高校のキャプテン・松方だった。浜野戦を見たという松方は秀人へ、サッカーを辞めるくらいなら野間田でプレーしないか?と提案をし――。
いよいよ迎えた全国高校サッカー選手権大会静岡県大会・準決勝。秀人が抜けた掛川高校サッカー部は、上手く噛み合わないオフェンス陣のコンビネーションと、対戦相手・藤田東高校からの猛攻により苦戦を強いられていた。
他方、謎の「サッカー大好きお兄さん」に声を掛けられた秀人は、煽られるがまま左足でのシュート練習に望むこととなる。強烈な左足での一撃を放った時、秀人は自分の忘れていた大切な気持ちを思い出すのだった。お礼を告げると振り返らずに走り出す秀人。息を切らしたどり着いたスタジアムで、再び対峙した秀人と黒川は……。
両親の都合でイギリスに渡った小久保は、プレースタイルの違いからチームへ馴染めずにいた。辞めてしまおうかと思うたび心の支えとなってくれたのは、旅立つ前に秀人と交わした「また一緒にサッカーをやろう」という約束。しかし帰国後再会した秀人は、見る影もなく落ちぶれてしまっていたのだった。
全国高校サッカー選手権大会静岡県大会・決勝。対戦カードは因縁の掛川vs野間田だ。試合を目前に対策を練る掛川高校サッカー部一同は、圧倒的な力を持った小久保に戦慄していた。しかしその中で秀人だけが、彼の様子に違和感を抱いていて……。
静岡県大会・決勝。小久保のシュートにざわつくスタジアム。本大会一度も自らシュートを打たなかった小久保が、とうとう本気を出したのだった。優秀なディフェンス陣により秀人と黒川たちは完全に分断され、更には渾身の左足でのシュートまでもが止められてしまう。
なんとしても負けられない掛川高校サッカー部。秀人は決死の覚悟でチームメイトたちにとある作戦を提案するのだった。
お互いボロボロになりながらも勝利を勝ち取ったのは……そして秀人と小久保、二人の関係の行方は――!?